挑戦の先には成長がある。学び続ける場所を立ち上げた理由
はじめまして。
浅野紘毅(あさのひろき)と申します。

これまで教師として、そして今は民間企業で教育に関わる仕事を通じて、多くの人と出会い、学びを共にしてきました。
今回は、私が新しく立ち上げたオンラインで集まるコミュニティ「KOKOROMi」という場所について、その背景と想いをお話しさせてください。
1.「このままでいいのか?」と問い始めた
私はかつて、高校の教員として働いていました。
生徒と向き合う毎日は楽しく、やりがいにあふれ、このままずっと教師として歩んでいくんだろうと思っていました。
ただ、心のどこかにずっと引っかかりがありました。
「教師という仕事しか知らない自分が、何を伝えられるのだろうか?」
子どもの頃から教師になることだけを夢見て生きてきた自分は、就職活動をしたことがないし、大学時代に民間企業でインターンをしたことすらありませんでした。
大学を卒業して、新卒で教師になりました。
教育大学の教育学部のことしか、そして公務員である学校教師の生き方・働き方しか知らない。
果たしてこのままでいいのか?
やりがいがある一方で、どこか不安。
コロナ禍の一斉休校を経験し、自分自身の働き方を見つめ直す時間を持ったことで、その気持ちは強くなりました。
「挑戦しろ」と口にしながら、自分は挑戦していないのではないか?
その矛盾に向き合い、3年間担任した学年の生徒たちを送り出したのを区切りに、教師を退職しました。
外の世界で経験を積んで、レベルアップして教師に戻ろうと決意したのです。

2.社会に出て気づいたこと
学校を離れて新しい仕事を始めたとき、初めて「世の中ってこんなに広いんだ」と感じました。
一方で気づいたのは、多くの人がこんな悩みを抱えていることです。
・毎日忙しくて、自分が何を大事に生きたいのか考える余裕がない
・一生懸命やっているのに、自分の努力が報われないように感じている
・変化したいと思っても、一歩を踏み出すきっかけがない
「挑戦してみたい気持ちはあるのに、どう動けばいいかわからない」
そんな声をたくさん聞いてきました。
「外の世界で経験を積んで、もう一度教員として戻ってこよう。」と思って教師を退職しましたが、今は別の感情が湧いています。
3.KOKOROMiに込めた想い
そこで立ち上げたのが「KOKOROMi」です。
これは、学び続けたい人がもう一度挑戦できる環境をつくりたいという想いから始まりました。
「挑戦」といってもいきなり大きなことを成し遂げる必要はありません。
・ずっと気になっていた本を手に取る
・誰かに自分の考えを話してみる
・小さな行動をひとつ変えてみる
その一歩が「昨日より少しワクワクする明日」につながると思うのです。
正直に言えば、私自身もまだまだ成長途中で、できていないことの方が多いです。
仕事では自分の力不足を突きつけられることも少なくありません。
でも、だからこそ感じます。
挑戦の先には必ず成長がある。学び続けることに終わりはない。
完全な人なんて存在しません。
「もう十分だ」と思った瞬間にこそ、不完全さに気づけていないのかもしれません。
だからこそ、挑戦を続けられる環境が必要だと強く思っています。
KOKOROMiは、そのための場です。
4.KOKOROMiでは何をしているのか?
KOKOROMiには会社員、教員、学生、フリーランスなど、さまざまな立場の人が集まっています。
共通しているのは「今の自分を変えたい」「新しいことに踏み出したい」という想い。
活動のスタイルはシンプルです。
・月に1回のオンラインイベントで、自分の取り組みや気づきをシェアする
・小さな挑戦を宣言して、メンバー同士で応援し合う
・気になったテーマで学び合い、フィードバックをし合う
規模は少しずつ拡大する予定です。
誰かが特別に「正解」を与えるのではなく、一人ひとりの試みがその場の学びになっていくことが大きな特徴です。
「一歩踏み出してみたら、思っていたより楽しかった」
「仲間がいるから続けられた」
そんな声が集まっています。
5.最後に
私は今、子どもたちに挑戦の場を届ける新しい事業にも携わっています。
けれども、挑戦が必要なのは子どもだけではありません。
人は何歳になっても挑戦を通じて学び、成長し続ける。
その姿を見せることが、次の世代にとっての最高の学びにもなるはずです。
KOKOROMiは、2025年の8月に始まったばかりの小さな団体です。
活動を続ける中で、ここから、多くの「やってみよう」という声が生まれると信じています。
もし共感してくださった方がいたら、ぜひ一緒にこの場を育てていただけたら嬉しいです!
KOKOROMiは現在、新しいメンバーを募集しています!
詳細はこちらからご覧ください。
KOKOROMiの法人活動理念

浅野紘毅(あさのひろき)と申します。
私は、
子どもに関わる大人が、住む場所や立場に関係なく、学び続け、変わり続けられる社会をつくりたい
という想いから、この活動をしています。
その背景には、私自身の原体験があります。
私は地方で育ち、高校教師として働いていました。
子どもたちと向き合う日々には大きなやりがいがありましたが、同時に
「このままでいいのだろうか」
という違和感を、心のどこかで抱え続けていました。
学校という限られた環境の中で、
外の世界をほとんど知らない自分が、
これからの社会を生きる子どもたちに、
本当に多様な未来や生き方を語れているのだろうか。
その問いは、次第に
自分自身が成長できていないのではないか
という不安へと変わっていきました。

卒業生を送り出し、教師を辞め、
27歳で初めて地方から東京へ出たことで、
私は初めて「環境が人をここまで変える」という現実を体感しました。
出会う人、交わされる会話、触れる価値観。
それらが、私の視野や選択肢を一気に広げてくれたのです。
一方で、強い違和感も覚えました。
もし都会に来なければ、こうした機会に出会えないのだとしたら、
それはあまりにも大きな格差ではないか、と。
東京で暮らし始めて、もう一つはっきりと見えてきたことがあります。
それは、自己実現をしたいと願いながら実際には動けていない大人が、想像以上に多いという現実でした。
学生時代に大切にしていた価値観が、社会人になり、
働く中で変わっていくことは、決して特別なことではありません。
むしろ、ごく自然なことだと思います。
しかし、その変化に気づいたとき、
自分の意思で行動を選び直せる人は、決して多くありません。
環境、立場、年齢、生活、周囲の目。
そうしたものが無意識のブレーキとなり、
「本当はこうありたい」という思いを、心の中にしまい込んでしまう。
さらに今の社会は、
「転職するか、今の場所に留まるか」という
あまりにも大きな決断を、最初から個人に求めています。
一度選んだ仕事を辞める決断は、簡単ではありません。
生活や安定、周囲の期待を考えれば、立ち止まるのは自然なことです。
それでも現実には、
大きな決断をする前に、試し、学び、外とつながれる“途中の居場所”が、ほとんど存在していません。
私は、この構造そのものを変えたいと考えています。
人が都会に来なくても、
仕事を辞めなくても、
今いる場所のまま外の世界とつながり、視野を広げ、
自分の意思で次の選択を決められる状態をつくること。
大人が学び続け、挑戦し、変わり続ける姿は、
そのまま子どもたちへのメッセージになります。
「生まれた場所や環境で、人生は決まらない」
「未来は、何度でも選び直せる」
そう語れる大人を、社会に増やしたい。
私がつくりたいのは、
地域や環境による格差を越えて、
大人が成長し続けられる機会と居場所です。
大人になっても学び続けること。
どこにいても、挑戦できること。
それが当たり前になる文化を、
ここから広げていきたいと考えています。