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2025/07/08

大学生メンターという肩書きを超えた挑戦【大学生メンターインタビュー】

「自分って何ができるんだろう」と悩んでいた金子さん。そんな彼女が、高校生に本気で向き合い、組織を引っ張る存在になる――その変化の背景には、「やってみたい」が実現される環境、CLACKがありました。

高校生とプログラミングを通して伴走する大学生メンターには一体どんな人たちが参加していたのか?今回は、大学生の時にCLACKに在籍していた金子夏蓮さんにお話を聞きました。
大学生メンターという枠にとらわれず、様々なことに挑戦していた金子さん。
必読です!

▼プロフィール

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CLACKとの出会い:社会課題×ITを実践したかった私のスタート


CLACKに出会う前は、どんな大学生でしたか?
CLACKに出会う大学2年生の冬までは、大学のプログラミングサークルに所属しながら、塾講師やカフェのバイトなどをしていました。カフェのバイトは本当に向いていなくて、カフェオレをつくるときにカフェと牛乳の割合を逆にしてしまったことも(笑)。

CLACKに入ることになったきっかけ・経緯を教えてください。
高校時代から「社会課題をITで解決したい」とずっと思っていました。そのために大学でプログラミングのサークルに入ったのはいいものの、プログラミングを学べても、社会課題×ITの実践ができていないことにもやもやしていたんです。
そこで、インターンやボランティアを見始めて、CLACKを見つけました。CLACKの掲げているビジョンを見たときに、「これ、私のやりたいことだ!」とビビッときましたね。

メンターから統括まで。「やってみたい」が広がっていった2年間


実際にメンターをやってみていかがでしたか?

1回目、初めてのメンターを終えた時、実はもやもやしていました。3ヶ月間ただプログラミングを学ぶような、その場限りの経験ではなく、生徒のその先の未来につながる経験を本当に与えられたのかなと。

そんな不安が残ったこともあり、メンターに再度挑戦しました。生徒の3ヶ月間の課題や目標を定めあぐねていた1回目に比べて、2回目では、生徒のゴール設定を、自分にとっても彼らにとっても納得のできるものにしたい!という強い気持ちを持って取り組みました。

2回目を終えた時は、やり切った感がありましたね。Tech Runwayの発展コースであるTech Runway+に進んだ生徒や、「情報系の進学を考えてみる」という生徒も出てきて。その子たちにとって、この3ヶ月間で、「自分ってこんなこともできるんだ」というものを見つけてもらえたのが、すごく嬉しかったです。

その後拠点マネージャー(*)になってみてどうでしたか?
メンターをしていた頃、拠点マネージャーは「的確なフィードバックをくれる存在」という印象がありました。リフレクションシートにも毎回鋭い視点からのコメントが入っていて、内心ドキドキしながら読んでいたんです。だからこそ、自分が拠点マネージャーになると聞いた時、「自分もズバッと伝える立場にならなきゃいけないのかな」と構えてしまって。でも、同じチームのメンターが「あなたはあなたなりのリーダーシップがある」と言ってくれて。そこで「自分らしいやり方でいいんだ」って切り替えられました。

拠点マネージャーとして、絶対的な正解を自分の中で持つことが難しくて。生徒の成長に対していろんな選択肢がある中で、どうすればいいんだろう?と常に考えていたんですけど、メンターに対してビシッとフィードバックをするというよりは、「どうなんだろう?」と一緒に考える・伴走する立場として、自分らしいマネージャー像を見つけていきました。

(*)Tech Runwayではメンターを1期務めた後、3ヶ月間のプロジェクトマネジメントが経験できる「メンターマネージャー」にチャレンジすることができます。

画像メンターと浅草に

メンターやマネージャーをやっていた時と比べて、やっぱり全体を見る立場であるマネージャー統括は違いましたか?
「採用を担当する」「研修を考える」など、以前は社員さんが担当していたいろんな業務に関わることができるというのが魅力的で、マネージャー統括をすることになりました。(今はマネージャー業務の一部になっているそうです。)

メンターや拠点マネージャー時代とは違って、マネージャー統括では、「それぞれの拠点をどのような指標で見るべきなのか?出席率なのか、学習の進捗なのか?」というように、自分で適切な基準を持って、判断しなければいけませんでした。その拠点の成果だけを追い求めていれば問題なかった拠点マネージャーの時と比べると、扱う変数が大きく増え、複雑性が増した感じがします。それに加えて、他の拠点マネージャーへの助言なども求められるので、見る世界が一変しましたね。社員さんに支えられながらやり切ることができたものの、教室での生徒の出席率が下がってしまうのを避けられなかったりなど、失敗も経験しました。

金子さんの挑戦は、メンターや拠点マネージャーといった肩書きの枠を越えて、さらに広がっていきました。
きっかけは、「ちょっと興味がある」「やってみたい」といった小さな気持ちだったそうです。そこから、どんな経験をしていったのでしょうか?
やりたいと言って始まったかは覚えてないんですけど(笑)、もともと興味があった分野だったので、メンター採用や研修に関われたのはすごく良かったです。大学生で「採用する側」「教える側」の視点を得られたことって、その後の就活や社会人生活にもすごく役に立っています。

地方でのTech Runwayの運営にも参画しました。CLACKだけではなく、他の団体とも関わるプロジェクトに挑戦してみたかったので、機会をいただけてありがたかったです。
CLACKの全社会議への参加も、いつのまにか(笑)自然と巻き込まれていた感じですけど、事業を行うことや組織運営のことなど、すごく勉強になりました。


画像Tech Runwayで愛媛に

「やってみたい」を信じてもらえる場所、CLACK


「ちょっと興味ある」「やってみたい」がいつの間にか形になっていく。
そんなふうに自由に挑戦できたのは、CLACKという組織のあり方に秘密があるのかもしれません。

「CLACKは、「自分がやりたい」と思えば、どこまでも挑戦できる場所だと思います。研修で学ぶ課題解決の視点も、自分で考えて動く力も、どんな環境でも役立つし、そこにちゃんと寄り添ってくれる大人がいる。
自分にとっても、本当にありがたい環境でした。

主体的にやってみたいと思える人、自分の力を試したい人にとってこれ以上ない場所。手を挙げればどこにでも行ける、それがCLACKの面白さです。

CLACKは、「ただ任されたことをやる場所」ではありません。
やってみたいと手を挙げれば、大学生メンターという肩書きを超えた仕事にも関われる。
主体性を持って動く人に、ちゃんと任せてくれる土壌がある。
だからこそ、自分の可能性を広げたい人、自分の力を試してみたい人にとって、これ以上ない環境となっているのです。
どこまでもチャレンジできる――そんな奥行きのある機会が、CLACKにはあります。

ーーー 金子さん、ありがとうございました!

【大学生メンター募集中】

CLACKでは、大学生メンターを募集しています!
今回の記事を読んで少しでも興味を持って下さった方は、ぜひActivoで大学生メンター募集の詳細をご確認ください。

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