1. コロナの影響を受けている「若者」をサポートしたい。D×Pが今、クラウドファンディングにかける想い。
2020/06/14

コロナの影響を受けている「若者」をサポートしたい。D×Pが今、クラウドファンディングにかける想い。

認定NPO法人D×P(ディーピー)が、認定NPO法人育て上げネット、キズキグループと合同で新しくクラウドファンディングを立ち上げました。

新型コロナウイルスの関係で経済活動が停滞して数ヶ月、若者が社会で生きたいくための支援プロジェクトを行っています。

コロナ以前から、貧困・発達障害・家庭内不和などさまざまな背景によって、この社会で働くことにハードルを感じていた若者が、コロナの影響でさらに孤立しています。そして若者の就業は、より困難な状況になります。彼らがこの社会で働き、生きていけるようになることを目的に3団体が協働し若者をサポートしています。

今回はD×P 理事長の今井紀明さんにクラウドファンディングにかける想いなどについてお話をお伺いしました。

*この記事はactivoによる取材ストーリーです

相談の5割弱の人が仕事に影響が出ている

D×Pではこれまでも10代の進路や就職の相談を受けてきたものの、その相談が新型コロナウイルスのあとから更に増えてきたといいます。

特に相談を受ける中で、5割弱がアルバイトの仕事が減ったり、雇用がなくなってきており、深刻な状況になりつつあるといいます。

特にこの状況について今井さんは「若者は仕事の面で強者に見られることが多いと思うが、若者は不利な立場にいると思っている」「そのような人たちの繋がりをしっかりと作って、就職までにつなげていきたい」と危機感をあらわにしています。

今回のクラウドファンディングでは、3団体がアライアンスを組む形で運営しているのも特徴です。今井さんはそれぞれの団体の強みがあるといいます。

「D×Pは10代、育て上げネットさんは20~30代、キズキさんは障がいを持っていらっしゃる人だったりそれぞれの強みがあると思っています。それぞれが単体でやるのではなく、手を組んで共に支援をしていきたいと考えています。」

例えば、育て上げネットさんのパソコン講座をD×Pの生徒さんが受けたりというような相互の強みを生かした支援も行っていきたいとしています。

クラウドファンディングに寄せたコメントの中でもこのように語っていました。

「それぞれに専門性を持った2団体とアライアンスを組むことで、本人が選ぶことができる進路の幅を広げ、点ではなく面となってサポートしたい(後略)」


取り組みをはじめて見えてきたことは

今回のクラウドファンディングは、まずはアクションを起こさなければという考えのもとに、終了する前からプロジェクトが動いているといいます。既にプロジェクトが始まって数週間、どのようなことが見えてきたのでしょうか。

今井さん:「今回のクラウドファンディングはD×P、育て上げネット、キズキグループの3団体で連携しています。すこしずつ対象者や得意としていることが違います。それぞれの強みを活かし連携しながら多様なサポートができることは大きいですね。」

D×Pだけでも200人以上のLINE相談を受けている中で今回のプロジェクトをはじめてから、ヘビーなケースの相談が増えてきていることも大きな変化です。

しかしそのような状況でも親身なサポートが身を結び、良い方向に向かっている人も多くいます。

既にプログラミングや、動画編集を学んだりして、実際に在宅ワークに繋がった人もいるそうです。

D×Pとして心掛けていることは

以前からD×Pでは学校現場で授業を行っていたり、
気軽に来れるカフェスペースを教室の中に作っていたり、現場から就職までを支援することに強い部分がありました。

オンラインに場所が変わった今でも、そのノウハウは引き継がれています。

オンラインでの支援も1100人くらいを超えて、Zoomで毎朝話したり、
生徒とラジオ体操したり、人との繋がりを絶やさないために色々と工夫をしているといいます。


今回のクラウドファンディングにかける想い

最後に今回のクラウドファンディングにかける想いについて話してくれました。

「1000万円の目標を達成ができれば、500人近くにサポートを提供することができます。ソーシャルインパクトとしては非常に大きい規模になっていると思っています。特に「寄付」は、寄付したら終わりではなく、お互いの関係性の始まりだと思うので、一緒に共に進めていきたいと思っています」

「雇用の問題で苦しんでいる若者が多いという状況があります。特に若者の問題はアンフェアで、機会損出が大きい問題です。キャリアに与える長期的な影響も大きいと思います。ぜひ一緒になって支援や仕組みづくりをしていきたいと思っています。」

また、もし10代や20代で困っている人たちが読んでいれば、とメッセージを寄せてくれました。

「ひとりにならないでほしい。支援をしっかりと求めて欲しい。よくあるのがお金がなくなってきたので一食しか食べない、人に言われないと食べない、そういう人も多くいます。でも、『寝る場所』『三食』『外とのつながり』は本当に大事なものです。まずは雑談からでも良いので喋ったり、相談して欲しいと思っています」


取材を通して

メディアをはじめ、コロナによる困窮世帯の現状について多くの報道がなされるようになりました。

しかし、未だに支援が十分とはいえない状況が続いています。
今回のD×Pさんの取り組みは非常に強い意義を持っていると感じました。

それぞれの強みを持った団体が、手を取り合って、
共に支援体制を作っていくーー。

ストーリーの中でもご紹介しましたが「点ではなく面となってサポート」という言葉には強い想いを感じました。

筆者も少額ながら支援させて頂きました。
クラウドファンディング終了まで間近です。

ぜひここからD×Pさんと一緒になって支援をしていただける方が生まれれば、これ以上に嬉しいことはないなと思っています。

クラウドファンディングの詳細&支援はこちらから
https://camp-fire.jp/projects/view/279457

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D×P(ディーピー)

D×P(ディーピー)の法人活動理念

「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」


これが、私たちDxPのビジョンです。
その若者がどんな境遇にあったとしても、
自分の未来に希望をもてるような社会の構造をつくること。

"自分の未来に希望が持てる"とは、
「自ら這い上がって立ち直れる」という意味ではなく
「たくさんの人の手を借りながら、自分なりの一歩を踏み出せる」
ことを意味しています。

子どもも大人も、豊かな人とのつながりを持っていて、
生きていくなかで嬉しいことも辛いこともありながらも
「まあ、これからも大丈夫かもな。」と思えるような。

それが、"自分の未来に希望を持てる"ということだと思っています。