- ホーム
- NPO求人
- 千葉のNPO求人募集一覧
- 千葉での国際系NPO求人募集一覧
- 正職員募集・経験不問 衣類等のリユースでスラムに暮らす子どもの自立を支えるNGO
正職員募集・経験不問 衣類等のリユースでスラムに暮らす子どもの自立を支えるNGO
NPO法人日本ファイバーリサイクル連帯協議会この募集の受入法人「NPO法人日本ファイバーリサイクル連帯協議会」をフォローして、
新しい募集が始まった時にメールを受け取ってみませんか?
基本情報
JFSAは衣類や毛布などのリユース事業(選別・販売・輸出)をパキスタンに暮らす人々と行ないながら、スラムの学校の運営を支援しているNGOです。千葉市と柏市に古着ショップを併設した倉庫を構えています。
募集対象 |
業務内容に関する年齢の目安:30歳くらいまで |
---|---|
活動テーマ | |
勤務場所 | |
待遇 |
(雇用・労災・健康保険・厚生年金あり) |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週4~5回 休日―毎週木曜定休日、それ以外に公休月1~2日程度(話し合って決めています) |
注目ポイント |
|
募集人数 |
1名 |
職種 | |
祝い金 | 3,000円 祝い金とは? |
特徴 |
日常業務と募集している職務内容
JFSAは、パキスタンのスラムにある学校の運営費をつくるために、衣類のリユース事業(選別・販売・輸出)をパキスタンの人たちと一緒に行なっています。
日常的な業務としては、全国から送られた古着(年間約120トン)などを国内販売用とパキスタン輸出用に選別し、それらを店舗やフリーマーケットなどで販売しています。
今回はJFSA東葛センターの古着ショップ『kapre(カプレ)』の運営を担当する事務局を募集します。
<業務内容>
国内業務:店舗(JFSA古着ショップkapre)運営、販売業務、企画など
※JFSAの業務※
各自担当を持っていますが、協力しながら事業を進めています。
・海外事業(古着・フェアトレード品の輸出入業務、現地調査など)
・協働事業(広報、会員・協力団体・企業への対応など)
・国内事業 〇選別業務―古着の仕分け・梱包 〇販売業務―・店舗・フリーマーケット、イベント出店、企画
募集詳細
パキスタンのスラムにある学校「アル・カイールアカデミー」で学ぶ子どもたち
現在約4500人の子どもたちが学んでいる 学校スタッフは200名で42名がこの学校の卒業生古着ショップkapre(カプレ)柏店の店内
国内で集めた古着も販売していますが、ヴィンテージの古着などをパキスタンから買い付け販売もしています
パキスタンへの古着送り出し
JFSAに寄せられた衣類を品目ごとに選別し、3か月に1度パキスタンに輸出しています。当日は30名以上のボランティアの方も一緒に作業を行ないます。みんなと一緒に食べるパキスタンカレー(お手製)は格別です。体験談・雰囲気
この求人の雰囲気
60代から20代のスタッフが毎日、体を動かして、汗を流しながら仕事をしています。
皆、経験やスキルは異なりますが、それぞれの担当業務を責任を持って行っています。
お店に来るお客さんも古着が好きな若者から、お得な衣類や雑貨が欲しいというご近所の方など様々です。
特徴 | |
---|---|
関連大学 | |
男女比 |
男性:60%、女性:40% |
JFSAからのメッセージ~チャンスの場~
アル・カイールアカデミーを支援しはじめた頃に、数人の子どもにインタビューをしました。
その中の一人にヤスミンという名の女の子がいました。当時13歳で8年生でした。
抜群に成績の良い子だと先生から聞きました。目に力のある子どもでした。
通訳を交えてのインタビューでしたが表情、声の響きで彼女の意志をストレートに感じ取ることができました。
「将来、どんな仕事をしたいの?」
『医者になりたい』
彼女の姉もこの学校を優秀な成績で卒業し、医者になる事を望んでいました。しかし、父親が重い病を患っており、厳しい貧しさのため望みを捨てて母親の内職を手伝っていました。ヤスミンは家の事情を良く理解している子だから、酷な質問かとは思いましたが聞きました。
「大学に行かせてもらえるかな?」
『 無理だと思う・・・。でも、一生懸命勉強します。
準備をしておかないと、もし神様がチャンスを下さったとしても望みを叶える事が出来ないから・・』
通訳をしてくれたパキスタンの友人の目が涙で潤んでいました。
逆境にひるまない強さを彼女に感じると共に深い感動を覚えました。
そして、この感動は私達が豊かな暮らしの中で何かとても大事な事を失いつつあることを教えてくれました。
このような子ども達がこの学校にいて、チャンスを待っている、何としてでもチャンスを作る事に努めなければと思いました。
私達も努力をすることで、ヤスミンのような子供たちと共に何かとても大事なものを獲得できるだろうと確信しました。
ヤスミンの言葉が、JFSAの今までの活動を支えてきたと言っても過言ではないでしょう。
それから10年を経た今、再びヤスミンにインタビューをしました。
現在、ヤスミンはアル・カイールアカデミーの先生をしています。
「 医者になる事はあきらめたのかい? 」
『 学校の協力で、補助教員をしながら大学の予科コースで2年間勉強しましたが、この学校で自分と同じような貧しい環境にいる子どもたちの力になる為に、先生を続けることにしました。今はこの仕事に誇りを持っています。 』
医者になる事は経済的な理由で無理だったということも事実であったと思います。
しかし、先生として熱心に働く彼女からは、あきらめた後悔の念は感じられませんでした。
主任教師として、先生や子どもたちをまとめている様子や、校長のムザヒル氏や副校長のタスニームさんに信頼されている姿からも、彼女の想いが伝わってくるような気がしました。
貧しさの中で努力し続けてきた彼女と、それに促されるようにチャンスを作ろうと協力してきた
アル・カイールの人、そしてJFSAの活動に関わる人々と共に作り上げた"生き甲斐"のただ中にヤスミンはいるように思えました。 (JFSA10周年記念写真集より)
法人情報
代表者 |
依知川 守 |
---|---|
設立年 |
1995年 |
法人格 |
NPO法人 |
日本ファイバーリサイクル連帯協議会の法人活動理念
JFSAは、貧困により教育を受けられない子どもたちのために、パキスタンのカラチ市のスラムに作られた学校と協力して、古着を活用した支援事業を1995年から続けています。
私たちは、自分たちの生活から「リサイクル」として出される古着の、行き先に暮す人々と協力することを目的としています。そして、双方の立場から、地球的な規模での資源の流れを考えて、お互いに役に立てていくことが、人と人の支えあいによる豊かな社会を作るたいせつなことだと考えています。
非営利の市民活動としての自立
子どもたちの自立を目指した教育活動は、長い時をかけて実を結びます。支援する活動も長く継続することが必要です。古着の一部は、JFSA古着ショップやフリーマーケットなどで国内販売し、活動を継続できる事業を作っています。
「子どもたちが学びつづけるため」の古着販売事業
アル・カイールアカデミーは、1987年にカラチ市のスラム地区で10人の子どもたちと1人の先生で始まりました。学校の経費は寄付に頼っていましたが、自立した運営をするためにJFSAと協力して古着の販売事業をするアルカイール事業グループを作りました。
活動目的
- 衣料品や毛布などのリユースの促進
- 民間の海外協力
- スラムの子どもたちの教育支援
- 非営利の市民活動としての自立
日本ファイバーリサイクル連帯協議会の法人活動内容
JFSAは、日本の国内で古着を役に立てたいと考えている団体や個人に協力を呼びかけて、年間110トンの古着や毛布を回収し仕分け、選別をします。90トンはパキスタンに輸出し、現地ではアル・カイール事業グループがこれを販売して、収益を学校の運営費(先生の給料や子どもたちの教材費など)にします。
20トンほどは国内の古着ショップやフリーマーケット等で販売し、JFSAの活動費にしています。この販売事業で得た収益がJFSAの予算の約8割です。