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孤立しがちな妊産婦さんやお子さんが安心できる空間をつくる、夜間スタッフ募集!
特定非営利活動法人 かものはしプロジェクト基本情報
孤立しがちな妊産婦さん向けの居場所「ふたやすみ」を千葉県松戸市に立ち上げました(2024年2月開始)。家事などのご経験を活かし、かものはしプロジェクトで一緒に働きませんか?
募集対象 |
・本事業に共感し、利用者・スタッフの尊厳を大切にしながら、日々の業務にあたることができる方 |
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活動テーマ | |
勤務場所 |
※千葉県松戸市(松戸駅から徒歩圏内の拠点の予定) |
待遇 |
■昇給・賞与 |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:月1回からOK ■勤務時間 |
注目ポイント |
|
募集人数 |
2名 |
職種 | |
祝い金 | 1,000~3,000円 祝い金とは? |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
<募集背景>
日本事業では、「誰もが生まれてきて良かったと思える社会をともにつくる」というミッションのもと、児童虐待など子どもを取り巻く不条理に取り組んできました。
そんな中、さまざまな困難を抱えた子育て家庭の方々から、妊娠期から 「生んでいいのか…」 「誰にも相談できない…」といった不安を抱えていたという声を聞きました。 このような不安や困難は、妊娠・出産期で解消されることなく、子育て期も続き、さらには次世代にも連鎖していくことも少なくありません。 そんな社会をなんとかしたい、という想いから、NPO法人さんまと共同で、孤立しがちな妊産婦さん向けの居場所「ふたやすみ」を千葉県松戸市に立ち上げました。(2024年2月開始)
本職種は、この「ふたやすみ」に宿泊する妊産婦さんやそのお子さんが夜も安心して過ごすことができるよう、夜間に「ふたやすみ」にいていただくお仕事です。 夜や朝、妊産婦さんやお子さんと一緒に食事をとったり、簡単な生活サポートを行っていただきます。睡眠は取っていただける環境ですが、夜中、滞在中の妊産婦さんに必要に応じてお手伝いをしたり、緊急時には夜間でも担当者への連絡等を実施していただきます。
日中勤務の福祉職や看護職、生活支援のスタッフとともにチームでの支援を行っていくため、これまで対人支援等の業務や居場所運営に関わったご経験がない方でもOKです!
専門性やご経験はなくても、対象の妊産婦さんと一人のひととして関わりたいと思ってくださる方を、お待ちしております!
<職務内容>
・対象の妊産婦さんやお子さんが安心して夜を過ごすことができる空間をつくる・上記に付随する 1) 食事の支度・片付け、2) 育児の補助、3) 子どもの遊び相手や利用者の話し相手、4) 緊急時の関係者への連絡・対応、等
・その他、生活支援業務および付随する一切の業務
※入職後、各種研修受講や担当業務説明など、適切なフォロー体制をしかせていただきます
<こんな方におすすめ!>
・妊産婦さんに寄り添いながら、臨機応変に対応できる方・チームメンバーと密に連携しながら、積極的に仕事に取り組める方
<必須スキル>
・本事業に共感し、利用者・スタッフの尊厳を大切にしながら、日々の業務にあたることができる方・家事の経験がある方(仕事・プライベート問わず)
・チームワークを大切にし、情報共有しながら業務を遂行できる方・セーフガーディング・ポリシーの遵守
<歓迎スキル>
・助産師・保健師・看護師等の看護職の方
・社会福祉士・精神保健福祉士・保育士・教員・栄養士・調理師等、各種資格保有者の方
・たとえ経験はなくても、対象の妊産婦さんと一人のひととして関わりたいと思う方・育児の経験がある方(仕事・プライベート問わず)
・日中は別のお仕事がある、または日中は勤務が難しいが、夜間帯に働きたい方
・チームワークで仕事をすることが好きな方
・ワークライフバランスを保ちながら仕事をしたい方
・今は専業主婦・育児休業中だが、ブランクがあっても意思を持ってチャレンジしたい方
・ダブルワークしたい方
・年齢は問いませんが、働くうえで最低限の体力がある方
・平日、または土日の日中(※特に土日祝日歓迎!)もご勤務いただける方、大歓迎!
体験談・雰囲気
この求人の雰囲気
かものはしでは、スタッフを始め様々なバックグラウンドを持つ人々が自分に合った形で力を発揮し、一緒に問題解決に励んでいます。
・学生時代から20年以上も強い想いを持ち続け問題に取り組む共同創業者
・民間企業で培ったスキルを生かして活躍する職員メンバー
・少数精鋭でバックオフィスを支える職員メンバー
・各々の目標を持って活躍する社会人・学生インターン
・専門分野のスキルで活動をサポートするプロボノ・ボランティアメンバー
・寄付という形で問題解決をサポートしてくださる会員の方々
など、全員が一丸となって活動している熱い職場です。
仕事は戦略的にクールに、でも休日はたまにメンバー全員でアウトドアしたりする一面も。
特徴 | |
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男女比 |
男性:30%、女性:70% |
代表者メッセージ
2002年の創立当初、新宿のカフェに何度も集まって、子どもが売春宿に売られていること、そして、どうやったら少しでも止めることができるのかずっと話し合っていました。今から思うと未熟ではあったものの、社会を変えられるんじゃないか、という良い意味での勘違いがすべての始まりでした。そこから、20年、たくさんスタッフとパートナー、15,000人以上のサポーターの方々、世界中の財団やNGO、政府関係者とともに活動してきました。そして、その熱を持った人たちが力を合わせれば世の中は変えられるということを、この20年間、インドやカンボジアで私は実体験として目撃してきました。
それでも、依然として暴力により子どもを傷つくことがたくさんあります。世界の分断は広がっています。課題は大きく、私たちに何かできることがあるのだろうか、と打ちひしがれる日もあります。でも、もう一度勘違いをしたいと思っています。時間をかければ、必ず、世の中の不条理をなくすことに違いないという勘違いをしたいと思っています。そんな熱をお持ちの方、是非仲間として一緒にかものはしで働きませんか。
法人情報
代表者 |
理事長 青木 健太 |
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設立年 |
2002年 |
法人格 |
認定NPO法人 |
かものはしプロジェクトの法人活動理念
【だれもが、尊厳を大切にし、大切にされている世界を育む】
「子どもが売られない世界をつくる」をミッションに掲げ、活動を開始して約20年。人身売買の現場と向き合い続けたこと、被害者や最貧困層の女性たちにライフスキルやリーダーシップを身につけてもらう活動を行ってきたこと、仲間同士の葛藤や自身への疑い・無力感を体験したこと。その中で自分たちが大切にしてきた・していきたいものを考えたとき、「尊厳」という言葉に行き着きました。このいちばんの本質=「尊厳を大切にしあう」を新たな理念として、子どもの虐待、貧困、人身売買といった、世の中の様々な不条理にアプローチをしていきます。
かものはしプロジェクトの法人活動内容
2002年にかものはしプロジェクトが設立されてから、「子どもが売られない世界をつくる」をミッションとして、カンボジア、インド、日本で活動を続けてまいりました。
そして、2022年6月に、ミッションを「だれもが、尊厳を大切にし、大切にされている世界を育む」に変更し、新しい出発を切っています。
「子どもの人身売買」も「虐待」も「貧困」も、それらをとりまく様々な社会の状況と結びついていて、シンプルな解決方法はありません。虐待をとってみても、たんに虐待する人をつかまえればいいという話ではありません。大切にされない子どもの隣りには、他者を大切にすることが難しい親(大人たち)がいる。そうさせてしまう社会の仕組みがある。それらすべてに、包括的に目を向けなければ、うわべだけの、もしくは一時的な解決にしかなりません。
私たちは、どんなに難しくとも「本質」に向き合い、根本的な解決につながることに取り組んでいきます。そして、「尊厳」を大切にしあう、強くやさしい社会を目指していきます。
取り組む社会課題:『児童虐待』
「児童虐待」の問題の現状
児童虐待の相談対応件数は年々増え続け、2020年以降は年間20万件を超えています。虐待は身体的、心理的なダメージを子どもに与え、その影響から将来にもわたって対人関係に難しさが生じたり、日常生活に支障が出たりすることも少なくないと言います。児童虐待は、20万件の先にいる一人一人の子どもの人生を大きく変えうる、人の「尊厳」に深く関わる問題です。
「児童虐待」の問題が発生する原因や抱える課題
事業立案にあたり虐待の発生原因を調べると、一つの原因があるわけではなく、複数の要因が複合的かつ重層的に絡み合っていることがわかりました。虐待に至りやすいリスク要因として、若年妊娠や親の精神疾患、子どもの障害や育てにくさ、ひとり親家庭、経済的困窮などがあり、これらが互いに影響し合っています。しかし、リスク要因があれば虐待が発生するわけではありません。
結局のところ一体何が虐待を引き起こすのか、課題を構造化しようと繰り返し試みた結果、合理的に解釈できる問題ではない、という考えに至りました。
虐待事例から被害を受けた子どもの心情を想像すると、言葉になりません。同時に、虐待に至ってしまった親の背景を知っていくと胸をえぐられるような気分になります。その人がこの社会の中で消え入りそうになりながら生きてきた痛みや悲しみが、感じられるからです。「自分は誰からも気づかれない存在」と透明人間になる感覚や、「私ばかり大変なのに誰も助けてくれない」と世界が敵に見える感覚が私にも時折あります。それらが激しく増幅したような、いたたまれない感覚を覚えるのです。
「児童虐待」の問題の解決策
虐待は決して肯定されるものではありません。でも、その人が認められたり大切にされたりしなかったことの先にその行為があるのではないか、児童虐待は「人との関わりの中で大切にされ合うこと」つまり「つながり」の欠如によって起きてしまう、構造的問題なのではないか、という仮説にたどり着きました。
こんなに深刻な問題に、そしてそれによって苦しんでいる一人一人に固有の経験や背景がある中で、こんなにシンプルな仮説を提示することに、抵抗感も恐れもあります。ただ、何かを信じてみないと、進みだせない気がしたのです。私たちはこの4年間、当事者や現場で活動する人々から話を聞き、複数のプロジェクトを実施し、解を見つけようとチームでもがき続けてきました。そしてようやくたどり着いたこの仮説は、人が本来もっている優しさや温かさを根底で信じている私たちらしいものでした。だからこそ、信じてみよう。私たちは、昨年の秋に「社会の中に豊かなつながりを育むことにより、児童虐待が発生しにくく、虐待を受けた人が回復しやすくなる社会を目指す」ことを事業方針としました。
そして、たくさんの支援者からこの問題をなんとかしたいという思いを預かっている私たちが、多くの先人たちが努力を重ね続けているこの領域で果たすべき役割は、既にある多くの力を10倍にも100倍にもしていくことだと考えました。まずは地域での事業を進め、中長期的には他地域にその学びを普及していくことや、政策に反映させ全国に波及させることを目指します。
活動実績
カンボジア
2002年
(2002年~2018年)
活動当初、世界の中でも「子どもが売られる問題」が多かったカンボジアにて、主に、
・子どもを買う人を適切に逮捕し罰することができる仕組みをつくるための警察支援
・家が貧しい女性に仕事を提供するための工房運営
・売られてしまうリスクの高い子どもを守るための孤児院の支援
を行っていました。
インド
2012年
(2012年~)
カンボジアで問題解決を続けてきたかものはしは、インドでの「性的搾取を目的とした人身売買」をなくすために、サバイバー(人身売買被害者)が自分の人生を取り戻すための「サバイバーに寄り添う」活動と、人身売買ビジネスが成り立たないような「社会の仕組みをつくる」活動の2つを現地パートナーと共同しながら行っています。
日本
2019年
(2019年~)
活動の中心であるインドに加え、日本での児童虐待などの「子どもを取り巻く不条理をなくすため」の活動を行っています。
具体的には、①現場での取り組み、②地域エコシステムに関わる取り組み、③全国ネットワーク・政策に関わる取り組みを活動の柱にすえ、「誰もが生まれてきて良かったと思える社会を共につくる」ことを目指します。