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更新日:2023/11/16
『ファンドレイザー』募集!スラム街の女性を守る日本発の国際NGO
NPO法人Gawainこの募集の受入法人「NPO法人Gawain」をフォローして、
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基本情報
スラム街に蔓延る性暴力予防メソッドを開発する日本発の国際NGO/Gawain。女性や子供の身体を守り、彼女たちが安心できる生活インフラ創りを日本から加速する「ファンドレイザー」を募集します!
活動テーマ | |
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活動場所 | |
必要経費 |
無料 |
活動日 |
1年間~ |
注目ポイント |
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募集対象 |
・資金調達の経験 |
スキル | |
特徴 |
募集詳細
背景
Gawainは、任意団体として約3年間インドを拠点に活動を続けて参りましたが、NPO法人としては今年2022年3月に登記完了したばかりのいわばスタートアップ。これまでは任意団体として、代表の貯金を切り崩しながら行って参りましたが、プロジェクトの規模が大きくなるにつれて限界が見えてきております。よくあるNPOのように、すでに効果の証明されたもの、もしくはすでにNPO活動として確立された活動を行っておらず、世界で解決されていない課題を0から解決策を開発することに注力しているため、資金調達が困難でした。
しかし、2023年よりコスメブランドのLUSH様より資金援助をいただいたことを機に、今後は法人寄付や助成金、クラウドファンディングをはじめとした個人寄付の獲得に力を入れていきます。
業務内容
・資金獲得戦略の立案・実行
・PRマーケティング施策の企画・立案
・魅力的なアピール分やリワード企画の検討
・その他助成団体のサーチおよび申請、各種ステークホルダーとのコミュニケーションなど
※プロボノを前提としておりますので、全てを垂直立ち上げというわけではなく、話し合いながら優先順位をつけて一つずつ行っていただく予定です。
体験談・雰囲気
特徴 | |
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雰囲気 |
法人情報
代表者 |
櫻井 昌佳(https://note.com/masayoshi4325/n/n71013f74a856) |
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設立年 |
2019年 |
法人格 |
NPO法人 |
Gawainの法人活動理念
MISSION
スラム街に蔓延るレイプを撲滅する
この世で最も暗数の多い凶悪犯罪、レイプ。
正確な数もわからず、未だ効果的な解決策すらない。
特に生活環境が整っていないスラムエリアでは
身を守る術がない状態が今もなお続いている。
我々の使命は、彼女たちを守るためにレイプを撲滅すること。
性別やカースト、貧富の差に関わらず、
誰もが安心して暮らせる"生活インフラ"を創り上げる。
女性の意志を取り戻す
「この世の全ての女性が最も望むものは何か?」
アーサー王の伝説"ガウェインの結婚"には一つの解が記されている。
それは「意志を持つ」ということ。
今日まで、多くの女性が意志を獲得するために戦ってきた。
そして今もなお、この戦いは続いている。
性別や宗教、貧富の差やカーストに関わらず、
みんなが自分の人生を生きられる世の中にする。
"全ての女性に、意志を"
たった一人、母親の人生を変えることができるなら、私たちは世界を変えられる。
母親を守り、彼女の人生を変えること。
それはただ彼女の意志を守るというだけではない。
彼女の子供や家族の未来を守るということであり、
子孫の未来をも守るということ。
誰一人として母親なしに、この世に存在することはできないから。
我々が守っているのは、人類の未来だ。
Gawainの法人活動内容
CSD method(Community self-defense method)
スラム街の性暴力を予防するためにGawainが開発する独自メソッド。貧困エリアにおける屋内レイプ防止するため、各家庭の女性にパーソナルアラーム(防犯ブザー)を配布し、アラームの使用方法およびブザー音の意味をレクチャー。有事の際、コミュニティ女性全員が現場に駆けつける流れを作ることで、全員で自分達の身を守るコミュニティセルフディフェンスの仕組みを実現します。
Patrol optimization with AI and Drone
農村部におけるレイプ防止および犯罪逮捕率の向上を目的にとした、パトロール最適化システムを現地警察と協力して構築しています。過去の犯罪データからベストなパトロール経路・人員配置を導き、警察の人的リソースを増やすことなく、ドローンによって効果的なパトロールを実現します。
取り組む社会課題:『レイプ/性暴力』
「レイプ/性暴力」の問題の現状
我々が取り組む社会課題は、スラム街やその類似環境(難民キャンプや災害時の避難所など)における女性へのレイプです。レイプは最も暗数が多い犯罪の一つであり、公になる数値は全体のたった10%程度と言われており、正確な統計データでさえ不明。現在活動拠点として注力しているインドでは、2020年の1年間に28,046人の女性がレイプ被害にあっており、これは毎日約80人がレイプされているという計算(NCRB参照)。他にも南アフリカでは女性の3人に1人がレイプ被害の経験があるとされており、レソトやボツワナでは人口10万人あたり年間80人以上がレイプの被害にあっています(日本の人口に換算すると年間10万人がレイプ被害を受けている計算です)。このように世界中で苦しむ女性が大勢いるにも関わらず、特にBOP層が住む生活環境では有効な解決策がありません。
「レイプ/性暴力」の問題が発生する原因や抱える課題
国や地域ごとに様々な背景・問題点がありますが、概ね大きく二つの問題点があると考えております。
①女性やカースト、身体的弱者への蔑視・マインドセット
我々がターゲットとしているスラム街やその類似環境では、十分な教育を受けることができていないケースが多く、言わずもがな道徳教育が欠如しています。男尊女卑や身分信仰、暴力という意味での弱肉強食という考え方が蔓延し、例えばインドでは、女性は夫の名前を呼ぶことすらできないエリアも多く存在します。インドの首都デリー警察のデータによれば、レイプ犯罪者の98%は学校中退者もしくは読み書きのできない方でした。また、ある定性研究では、レイプ犯罪により収監された受刑者100名以上にインタビューを実施。その結果、彼らのほとんどが反省ではなく自己正当化の弁を主張しました。
②犯罪が起きやすい生活インフラ/環境
人間は弱い生き物です。いくら教育を受けていても、悪いとわかっていても、「バレなければ良い」と考えて犯罪を犯してしまう人間は少なからず存在するというのが事実です。だからこそ、道徳教育を全国民が受けている先進国でも、法規制を整え、街中に監視カメラが張り巡らされ、定期的に警察官がパトロールし、防犯設備が整った家に住むなどの環境を整えることで犯罪を未然に防いでいます。つまり、犯罪者が犯罪を犯そうと思わない環境を整備しないと、いくら教育が浸透し、犯罪率の低い国であっても、防犯を考慮した生活インフラ/環境が整っていないと犯罪が多く起こってしまうということです。一方で、スラム街にはそのような環境はありません。防犯カメラなどなく、警察もエリア内にはおらず、夜は真っ暗、安価な素材やゴミをかき集めてできた家には施錠すらありません。レイプをはじめとする犯罪をいとも簡単に実行できてしまう環境があります。とはいえ、先進国や富裕層が住むエリアのような環境を整えるために必要な多額の費用は用意できず、整備が後回しにされている現状があります。
活動実績
任意団体として代表の櫻井がインドで活動開始
2019年02月
インド東部オデッサ州にて現地警察とアライアンス締結
2019年08月
AI×ドローンによるパトロールプロジェクト始動
2019年09月
屋内レイプ予防プログラム"CSDメソッド"のプロトタイプ試用試験開始
2019年12月
コロナの影響で新規・既存を含む全てのプロジェクトがストップ
2020年03月
NPO法人設立
2022年03月
現地NPO法人 Ladli Foundation Trustとのアライアンス締結
2022年04月
デリー州のスラム街にて筑波大学と共にRCTプロジェクト始動
2022年05月