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更新日:2024/09/09
居場所づくりを共に進めてくれるメンバーを募集中!
TEARDROPS基本情報
全国からTwitterを通して出逢ったメンバーと共に、神戸市西区伊川谷町及びオンラインの2軸を通して子供の居場所づくりと大人のウェルビーイングのための居場所を作ってみませんか?
活動テーマ | |
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活動場所 |
オンラインを通してのメンバー同士の交流&居場所づくりも同時並行で行います。 |
必要経費 |
無料 ・オフラインの活動の場合、活動場所までの交通費は自己負担でお願いいたします。 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:頻度は相談可 |
注目ポイント |
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募集対象 |
▽応募資格 |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
◇立ち上げたきっかけ
私がTEARDROPSという団体を立ち上げたきっかけは、大きく分けて2つあります。
1つ目は、私が高校三年生の時。
私は昔から集団の中に居ることがすごく嫌いでした。四方八方で人が発する声が嫌なのか、環境音が苦手なのか、周囲に人が沢山いても強く感じてしまう"孤独感"が苦しいのか。何が原因なのか分からないけれど、昔から一人であることに慣れていた自分が居ました。
なので高校生の間は、塾に通っても続かないことが多く、結局は家で一人で勉強することになるのですが、家にいても集中が続かず、なかなか勉強もはかどらない。
そこで外に行って勉強しようと考えました。
当時知っていた勉強スペースとして「カフェ」か「有料自習室」の2択。どっちにいってもお金がかかってしまうなあ・・と思いつつ入試が終わるまで有料自習室に通い、問題集を解く日々を送りました。
こんな日々を送っていてずっと思っていたことがありました。
「学校では子供に勉強しろというくせに、なぜ社会には(学生が)自由に無料で勉強できるスペースがないの?なぜ?大人の人は勉強しないの?」と。
この想いが、私と地元(伊川谷町)を結びつける大きな要因でした。
2つめは、私が大学3年生のときです。2020年。新型コロナウイルスが蔓延した年。
私はこの年、とある国際交流系の学生団体のリーダーをしていました。「自分一人の選択が、会員一人ひとりの命を握っている」そんな選択の重さとプレッシャーに押しつぶされてしまいそうな毎日を送っていました。
当時、TVなどのメディアでは総理大臣の記者会見や、不祥事を起こした芸能人の謝罪会見が絶えず行われていました。
「しょうもないな」という気持ちで見れてたら楽だったのでしょうが、どうしても記者に問い詰められている総理や芸能人と自分を重ねてしまい、心苦しい気持ちが増えていくばかりでした。
「なぜ?根拠は?」「ちゃんとまとまった言葉で話せてないだろう。ちゃんと明確にしなよ。」
そんな言葉ばかりが、自分の頭の中に飛び交いました。
「ああ。なぜこんなにも"完璧な答え"が求められてしまう社会なのだろう」
そして私はいつしか言葉を発することが嫌になりました。"だって、どうせ否定されるから"。
そんなぼくの居場所になってくれたのが、NHKの「#8月31日の夜に」という番組でした。
その番組は、10代の人が「学校に行きたくない」「生きるのが辛い」という気持ちを共有できる場づくりを目指して放送されているのですが、ぼくはその番組で発せられる人達の言葉にすごく助けられました。
リーダーと不登校。生きづらさの種類は違うけれど、こんなにも痛みを共有できるんだな。そんなことを感じました。
「学校に行きたくない」「死にたい」そんな「名前のある痛み」に焦点が当たる世の中には少しずつなっています。でも、わたしはそういう「名前のある痛み」というのは、「名前のない痛み」を言語化できないから、存在しているし、頼るし、表現されると思うのですね。
でも「名前のある痛み」として表現出来なくなった途端、生きづらいって言えなくなる。もう不登校じゃないじゃん。辛い思いしてないじゃん。そんな空気に飲まれてしまう。死にたい、消えたいっていう言葉にしないとふりかえっても貰えない。でも「死にたい、消えたい」と言葉に出して大袈裟に心配される雰囲気もどこか気持ち悪くて。普通に受け止めてもらえたら楽なのになぁ、って、ずっと思ってました。
だから「名前のない痛み」に耳を澄ますことのできる団体を作ろうと思いました。
簡単に見ることが出来ないし、感じることが出来ない「実存的変容」に寄り添うことができる、そんな団体を作ろうと思いました。
作家の川上未映子さんは、国際女性デーの日に「刺繍糸」という短編を出されていらっしゃったのですが、その短編はこんな一言から始まります。「叩かれてないのに痛い」と。いまの社会は、暴力からくる痛みは減ってきてるのかもしれません。だけど、TVで叩かれている人や謝罪会見の様子を見て、自分が叩かれているわけではないのだけど、確実に痛みを負っていって、徐々に心を蝕んでいってしまう。そんな社会じゃないでしょうか。
いまの日本は「科学主義」「合理主義」「効率主義」の人が多いと私は感じています。
なにか勇気を出して挑戦しようと思っても「なんで?」「どうやって?」「ちゃんと計画したの?」そんな言葉しか飛び交わない世の中です。みんな「完璧な計画(マスタープラン)」を見せないと動かない。
でも、日本のいままでの歴史と文化を見てください。
日本にある仏教や禅は、統合的な思想のはずなのに、学校も社会の仕組みも「分ける」ことが当たり前になっていませんか?学校でも国語・理科・算数・・・、職業でも、一つの分野をとっても色んな役割の人がいて、いろんな名前をつけられています。そのように分けているのは「区別するため」です。細かく分けて名前を付けることで、科学は発展してきたんです。逆に言えば「分けないと」「名前をつけて言葉にしないと」人間は物事を知り、理解することすらできないのです。
それを人間に過剰なまでに求めてしまうのが、いまの日本の社会。
「ちゃんと言葉にしなよ」って聞いて、言葉にできなければ「ちゃんと準備してないんだ」って言われる社会。
誰かが悪いわけではなくて、科学が発展してきて出来た仕組みがあふれている世の中だから、私たちも知らず知らずのうちに、人間までも区別して捉えようとしている。
世界は分けないと分からない。だけど、世界には元々境界線など引かれていない。
分けて理解したつもりになれるのは、人間の認知能力の高さゆえ。
私は、「科学」は知らず知らずのうちに「分けて理解したつもりになる」という思想を人間に植え付け続けているのではないかと、そう思っているんです。現代はいろんな場所で、いろんな「生きづらさ」について議論されているけれど、わたしは、生きづらさの根源はすごくシンプルだと思っているんです。
それを「HSP」「LGBTQ」など「名前を付けて」「分けて」複雑にしているが、人間です。
「名前をつける」「分ける」ことで気づいてもらえるけれど、「名前のある痛み」じゃないと痛みに気づいてもらえない、そんな空間にいても、そんな社会にいても、楽になるとは到底思えないのです。
私は、そんな想いをもとにTEARDROPSという"子供の居場所づくり&大人のウェルビーイング支援"のための団体を立ち上げました。
◇募集内容
TEARDROPSは、「NPO法人化&神戸市西区伊川谷町での居場所支援」を目標に2021年1月に「生きることの、楽しさも、辛さも、共有したい」をテーマに掲げ任意団体として設立。Twitterを中心に全国からメンバーを集め、現在大学生・高校生・社会人含め18名(2022年1月現在)が所属する団体となりました。
(現在は「NPO法人ふらいおん」に参画し、事業を継続中です)
現在は、メンバーが全国に所属していることもあり、当初の目標である「神戸市西区伊川谷町での居場所支援」だけでなく、オンライン上での居場所提供や、大学生・社会人の自己実現・ウェルビーイングにむけての支援を行うことを目標に活動を進めており、団体設立後、組織体制・活動内容などメンバー間で話し合い、オフライン(主に神戸市西区伊川谷町での居場所づくり)とオンライン上での居場所づくりの二軸での活動を進めていく方向で活動しています。
募集内容は次の4つです
①毎月最終水曜日に行っている、神戸市伊川谷町にある「コープこうべ神戸西」での小学生へのボランティア(宿題、工作、レクリエーション活動など)
「ふらっと・いかわ」という地域のボランティア団体と共同で近隣の小学生向けの居場所づくりをしています。
小学生の子達の「お兄さん」「お姉さん」のような存在になってくださる方を募集しています。
②伊川谷にあるお寺で「多世代交流」の拠点づくり(イベントの企画等)
現代では、若い人たちだけでなく、大人までもが「お寺」という場所を「宗教」と結びつけて怖がり、観光目的以外には近づかなくなりました。現代人にとってお寺は「得体のしれないもの」の象徴。
「得体のしれないもの」を怖がり、遠ざける行為はすなわち、その人自身にも当てはまると思うのです。
現代人は、自分の中に存在する「得体のしれないもの」を見ないように抵抗し、彷徨い続けています。
お寺には、日本の文化には、統合的・調和的な思想があります。
「得体のしれないもの」を色んな物事の全体性の中で捉える思想です。
それを遠ざけるというのは「分けて」「名前を付ける」という科学的思想に陶酔することになります。
科学的思想の中では「痛み」は「名前のある痛み」にしかなり得ません。
情報がありふれている現代では,「見える痛み」さえも強く派手でないと、気づいてすらもらえない。
そこでぼくは「お寺」を生きづらさを抱える人の拠点にできないかと考えました。
現在は1か月に一回程度イベントを開催しており、その運営や企画を手伝ってくれるかたを募集しています。
③中学生向けの無料塾の運営/講師ボランティア
私たちの団体は活動基盤としては安定していないところもありますが、新しいことに挑戦したいという熱い想いを持ったメンバーが多数所属しております。
私たちの団体の持つ想いに共感していただけたなら、ぜひともに活動しましょう。
▽応募後の流れ
応募(activoでの募集が締め切られていたら、TwitterのDMやメールでも受け付けております)↓
zoomにて顔合わせ(自己紹介・団体の説明など)
↓
活動開始
体験談・雰囲気
特徴 | |
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雰囲気 | |
関連大学 | |
男女比 |
男性:50%、女性:50% |
法人情報
代表者 |
コダマ ユウキ |
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設立年 |
2021年 |
法人格 |
NPO法人 |
TEARDROPSの法人活動理念
生きることの、楽しさも、辛さも、共有したい。
TEARDROPSの法人活動内容
立ち上げ当初の目標である「神戸市西区伊川谷町での小中高生にむけての居場所支援」を実現させるとともに、オンライン上での居場所提供や、大学生・社会人の自己実現・ウェルビーイングにむけての支援を行うことを目標に活動を進めております。
ギリシア時代から繰り返し言われている言葉に「傷ついた治療者のみが癒すことができる」という言葉がありますが、「居場所づくりをしたい」と強い想いを持っている方が、一番深く傷ついていると、代表の私は感じています。
もちろん、外部に向けて私たちの活動を発信していくことも今後いろんな形で実現していこうと考えているのですが、まずはメンバー自身が「何に傷ついているのだろう」「自分にとって居やすい居場所とは?」といったことを深く内省できるような、メンバー間での対話が絶えないような組織づくりを目標に活動を展開しております。
また「ティール組織」という組織を参考にしつつ、組織づくりをしたいと、代表の私は思っております。
特に「この組織だけに属していなさい!」とも言いませんし,会議なども頻繁にはしません。
それを踏まえた上で,私たちの団体をサポートして頂けると嬉しいです。
<具体的には?>
▽団体内部では主に
・団体内での意見交換
・メンバー全体に向けてのワークショップを開催(不定期)
・無料のコーチングサービス
▽団体外部では主に
・「いこいこいかわ」の運営のお手伝い
・オフライン・オンラインイベント
・外部団体・他組織との連携
取り組む社会課題:『子ども達だけでなく、支援する大人たちの居場所づくり』
「子ども達だけでなく、支援する大人たちの居場所づくり」の問題の現状
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「子ども達だけでなく、支援する大人たちの居場所づくり」の問題が発生する原因や抱える課題
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「子ども達だけでなく、支援する大人たちの居場所づくり」の問題の解決策
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活動実績
任意団体として2021年1月に活動スタート
2021年01月
所属メンバーが14人となる
2021年08月
NPO法人ふらいおんに参画し始める
2022年01月
小学生向けの場づくり事業を開始
2022年02月
伊川谷町のお寺で「Death Cafe」を開催
2022年06月
メンバーが20人となる
2022年06月
無料自習室を開放
2022年08月
お寺でシェイクスピアを読むイベントを開催
2022年09月03日