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更新日:2024/04/18
【埼玉県】アスポート学習支援ボランティア
一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワーク基本情報
生活困窮世帯の小学生・中学生に対して無料の学習教室で勉強のサポートを担っていただきます。勉強を教えることだけでなく、子どもに寄り添い、信頼関係を築いてくださる方を募集しています。
活動テーマ | |
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活動場所 |
埼玉県内に無料の学習教室を約60教室運営しております。職場や学校、ご自宅の近くなど、参加しやすい場所を選んで活動していただきます。なお、一部市町村の学習教室ではボランティアさんの人数が定員に達したため新規の募集を停止しております。ご希望の市町村の募集状況につきましてはお申込み時にお問い合わせください。 |
必要経費 |
無料 活動場所までの交通費(往復分の実費)をお支払いしております。ただし、通勤・通学定期区間はお支払いしておりませんので予めご了承ください。ボランティア保険は当法人負担で加入いたしますので、安心してご参加いただけます。 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:週0~1回 各学習教室がそれぞれ週1~3回開催しています。参加の頻度について規定はありませんので、お時間のある時にご参加ください。もちろん週1回以上の参加も大歓迎です!! |
注目ポイント |
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募集対象 |
相手の話に耳を傾けて共感することができ、自分の意見を押しつけない方。 |
募集人数 |
50名 |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
学習教室は、とてもアットホームな雰囲気の場所です。子どもたちが安心して勉強したり過ごせる場所であると同時に、ボランティアの皆さんにとっても時間がある時に気軽に参加できるような場所です。勉強に苦手意識を持っている子どもが多く参加しているので、子どもの「分からない」という気持ちに寄り添い、一緒に調べたり、考えたりしていただける方を募集しています。また、ボランティアは年齢を問わず幅広い層の方が活躍しています。「ボランティアは初めて!」「自分のペースで活動してみたい!」「新しい分野でボランティアをしてみたい!」という方、ぜひ応募をお待ちしております♪
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
〇私が学習教室に参加する理由は、子どもたちに勉強を教えたり、一緒に遊んだり、話したりすることが楽しいから、また、さまざまなバックグラウンドを持った支援員さんとお話しするのが、楽しいからというものです。子どもたちの学習支援と聞いて、ボランティアに参加する上で、ちゃんと勉強を教えられなきゃいけないと責任を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、子どもたちが十人十色であるため、子どもたちへの接し方も十人十色であると思っております。そのため、塾の先生のような接し方をした方が良い場合もあれば、歳上の友達のような接し方がいい場合もあります。このような十人十色の接し方というのは人それぞれ、それこそ性格のようなもので、あなたなりの接し方を必要としている子どもいるでしょう。ぜひ、このボランティアに参加し、あなたなりの接し方で子どもと向き合ってあげてください。皆さんと学習教室でお会いすることを楽しみにしております。(大学2年・男子学生)
〇ボランティアに参加した理由は、将来小学校教諭を目指しているため、子どもとの関わり方や現代の子どもの実態を学びたいと思ったためです。ボランティア活動では、子どもたちのためだけでなく、自分の学びにもつながっていると深く実感します。始めは、子どもと何を話せばよいか、何を話題にすればよいか何もわからない状態からのスタートでした。しかし、支援員の方々がどのように子どもと接しているのかを見て子どもとの関わり方を学ぶことができました。このアスポート学習支援で学んだことは、教育実習の時に子どもとすぐに打ち解けられた点で大いに役立ちました。またここでは、様々な経験ができるとともに、長期にわたって子どもの成長に携わることができます。そしてその成長の喜びを子どもと共に分かち合えるため、自らの達成感にも繋がっています。さらにこういったボランティア活動では、新しい人々との出会いがあるため、自分の価値観や視野を広げられることにもつながっています。そのため、大学の授業では味わうことができない、充実であふれるボランティア活動であると感じます。(大学3年・女子学生)
このボランティアの雰囲気
アットホームな雰囲気の場所です!
〇「また参加したい!」が94%!!
ボランティアに登録された方を対象にしたアンケートでは、94%の人が「また参加したい」と思えるような活動だったと回答してくださいました。また参加したい理由として「子どもだけでなく大人にとっても居心地が良い場所だから」「子どもと話す時間が楽しかったから」といった声を頂きました。ボランティア活動をボランティアの皆さんの「居場所」にしていただいても大歓迎です♪
○分からないことを「分からない」と言える雰囲気
勉強を苦手としている子どもが多く参加しているため、子どもたちが分からないことを「分からない」と言いやすい雰囲気づくりを大切にしています。そのため、ボランティアの皆さんには、個別指導を行う中で、こまめに子どもの理解度を確認したり前向きな声かけをしていただくようお願いしています。もちろん、ボランティア自身が活動で分からないことがあった時には、スタッフに質問しやすいような雰囲気づくりを大切にしています。
〇安心できる大切な場所
学習教室を居場所としている子どももいますので、勉強の合間に子どもの話に耳を傾けていただくなど、子どもとの関係づくりを大切にしています。また、トランプ等で一緒に遊び交流していただくこともあります。季節に合わせたイベント(クリスマス・ハロウィーン等)も開催しており、子どもたちと一緒に楽しんでいただくことができます。子どもたちにとっても、ボランティアの皆さんにとっても、学習教室に来ることが楽しいと思えるような雰囲気づくりを大切にしています。
特徴 | |
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男女比 |
男性:50%、女性:50% |
法人情報
代表者 |
代表理事 土屋 匠宇三 |
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設立年 |
2010年 |
法人格 |
一般社団法人 |
彩の国子ども・若者支援ネットワークの法人活動理念
<法人設立趣旨>
私たちの社会が豊かで、健全であるかを示す尺度として、その社会が若者や子どもにどれほどの関心を示し、成長・発達のために力を注いでいるかが指標になると言われています。
地域社会や大人たちから暖かいまなざしで見守られているか、学ぶことに喜びを見出しているか、遊びや社会生活を共にする仲間がいるか、働くことに生きがいを見出しているか、生き方を真似したいと思える大人が身近にいるかが彼らの幸福度を左右します。
今や6人に1人が貧困状態で暮らしている子どもの貧困、孤立感、将来への不安、自己肯定感のなさは先進国の中では高い結果になっています。子どもや若者の世界で今、何が起きているのか、課題と解決策を見出し、具体的な取り組みを行うことが求められています。
当法人は大学等の研究者、小・中・高・特別支援学校の現職と元教員、社会福祉士、臨床心理士、ケースワーカー、児童相談所元職員、など子ども、若者に関わる専門家で組織された法人です。
彩の国子ども・若者支援ネットワークの法人活動内容
<目的> 1 生活困窮世帯の子育てを支援する。
2 生活困窮世帯の子どもの学力を伸ばし、高校進学などの進路を拓くための支援を行なう。
3 生活困窮世帯の子どもの社会的自立を支援する。
<事業概要>
1 さまざまな課題、困難をかかえる子ども・若者を対象にソーシャルワークの手法で家庭訪問、面談、居場所づくりなどを行い、彼らの可能性、潜在能力を引出し、社会参加、自立のための支援をすすめます。
2 学習教室を開催し、学生ボランティア、退職教員などの協力で個別指導を行い、基礎学力を身に付け、上級学校への進学のための学習支援をすすめます。
3 中・高校生対象の体験学習や通所型就労体験を開催し、充実した高校生活、中退防止、就労意欲の喚起、自己の進路選択の力をつけるための支援をすすめます。
4 上記の取り組みをすすめるために、福祉事務所、児童相談所、教育委員会、大学、小中学校
高等学校、特別支援学校、老人福祉施設、民生委員など関係機関との連携、協力を強めます。
取り組む社会課題:『教育格差』
「教育格差」の問題の現状
現在、 日本では 8人に 1人の子どもが貧困状態にあると言われています(2021年厚生労働省調べ)。経済的に厳しい家庭では、保護者が病気や障がいで働くことができなかったり、逆にダブルワーク等で多忙な保護者に代わって子どもが家事や育児を担っていることもあります。また、保護者が外国籍の場合には学校や進路の情報が届きにくく、場合によっては日本語の通訳を子どもが担っていることもあります。
そのような家庭の子どもたちは、勉強机を買ってもらえない、勉強でつまづいても勉強をみてくれる大人が身近にいない、塾に通う経済的な余裕がない等の様々な理由で学校の勉強についていけなくなってしまうこともあります。実際、2009年度に埼玉県が行った調査より、生活保護世帯の子どもの高校進学率は86%で、一般世帯の子どもよりも約10%高校進学率が低いことがわかっています。また、全国学力調査では 世帯収入の格差がテスト結果の格差に結び付いていることも明らかになっています。進学しないことで、将来安定した仕事に就くチャンスも減ってしまうため、再び生活困窮に陥りやすくなります。生活保護世帯で育った子どもの4人に1人が、将来再び生活保護を受給しています(=「貧困の連鎖」)。
活動実績
一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワーク設立(代表理事:白鳥 勲)
2010年
- ・生活保護受給者チャレンジ支援事業(通称:アスポート教育支援員事業)を受託
・生活保護受給者世帯の中学3年生を対象に、埼玉県内5カ所に中学生学習教室を設置。
対象学年を中学1年~中学3年生に拡大
2011年
- ・中学生学習教室を県内10カ所に拡大。
2012年
- ・中学生学習教室を県内15カ所に拡大
高校生を対象とした学習支援を開始
2013年
・中学生学習教室を県内17カ所に拡大、高校生学習教室を県内7カ所に設置。
2015年
- ・生活困窮者自立支援法が施行。任意事業として「子どもの学習支援事業」が開始。
- ・事業主催は埼玉県から各市に移り、町村は引き続き埼玉県が主催。
小学3年生~小学6年生を対象とした埼玉県主催ジュニア・アスポート事業を受託
2018年
- ・ジュニア・アスポート教室を県内6カ所に設置
2019年
- ・法律上の事業名が「子どもの学習・生活支援事業」に変更。
- ・ジュニア・アスポート教室を県内7カ所に設置。