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更新日:2025/08/06
【大学生向け】中高生とともに学ぶプログラミング教室ラーニングパートナー募集!
NPO法人DITTA
基本情報
未経験歓迎のプログラミング教室で中高生をサポートしながら、共に学び、自分自身も成長する大学生ラーニングパートナーを募集中!
活動テーマ | |
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活動場所 | |
必要経費 |
無料 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:週1回からOK |
注目ポイント |
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募集対象 |
【活動のイメージ】 一緒に活動する人の年齢層について
中学生、高校生、大学生を対象にした教室です。 |
募集人数 |
2名 |
スキル | |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
体験談・雰囲気
特徴 |
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法人情報
代表者 |
谷川航 |
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設立年 |
2025年 |
法人格 |
NPO法人 |
DITTAの法人活動理念
団体名「DITTA」は、当団体のスローガン「DIVE INTO THE ADVENTURE 〜飛び込もう、新たな冒険へ〜」に由来しております。
人は誰しも、何かに対して「やってみたい」という好奇心を抱くものだと思います。
しかし、「お金がない」「才能がない」「自信がない」といった理由で、その好奇心に蓋をしてしまうことが少なくありません。
私たちは、子どもたちのそうした「諦め」に寄り添いながらも、大きな一歩を踏み出す「きっかけ」を提供したいと考えております。
できなくていい、失敗してもいいから新たな世界、知らない世界に飛び込んでみる。
不安を抱きながらも困難を乗り越え前に進み続けた経験が、やがて価値ある自分の武器となる。
「夢」や「希望」といった大それたものでなくていい。
どんな環境に置かれていたとしても、子どもたちが抱いたその「小さな好奇心」を信じて挑戦できる、
新たな冒険へと飛び込める社会を目指して、私たちは活動しております。
DITTAの法人活動内容
私たちは、不条理な困難を抱える子ども・若者の経済的制約で狭められた選択肢と視界の拡充を図り、
より開かれた選択肢から自らの意志で将来を選択できるようになることへの寄与を目的とした団体です。
私たちは、子どもの貧困という社会課題に対して、
「ユースベース事業」、「スキルアップサポート事業」、「キャリア形成サポート事業」
といった三つの事業を行うことで、効果的な支援を行うことができると考えております。
取り組む社会課題:『子どもの貧困』
「子どもの貧困」の問題の現状
社会問題である「子どもの貧困」とは
日本の子どものうち、9人に1人が相対的貧困状態にあり、ひとり親家庭の2人に1人が同様に相対的貧困状態にあるとされています。
相対的貧困とは、その国の生活水準と比較して困窮している状態であり、世帯の所得がその国の等価可処分所得の中央値の半分(貧困線)に満たない状態のことを指します。
相対的貧困線 | 中央値 | |
1人世帯 | 1,270,000 | 2,540,000 |
2人世帯 | 1,800,000 | 3,600,000 |
3人世帯 | 2,200,000 | 4,400,000 |
4人世帯 | 2,540,000 | 5,080,000 |
出典 : 厚労省2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況
また、親の年収は、子どもの教育機会の差や体験機会の差を生み出し、それが学力の差につながるとされています。
この学力差は、進学や就職の機会、さらには雇用形態にまで影響を及ぼし、結果として所得格差を拡大させます。
こうした一連の流れにより、子どもが成人しても貧困から抜け出せず、「貧困の連鎖」が生じています。
「子どもの貧困」の問題が発生する原因や抱える課題
子どもの貧困支援の課題
貧困の連鎖を止めるために一定の効果があるとされている貧困世帯向けの「学習支援教室」において、学習インセンティブの低い子も含めより包括的な支援を行うために、「居場所」要素を付加すると、以下のような問題が生じます。
■ 居場所より学習を重要視した場合
・学習意欲が⾼い⼦どもへのアプローチが優先されるため、学習意欲がない、低学⼒の⼦が排除される(⼦どもが参加しなくなる、または参加させないようにする)
・⾼校受験が終わるor ⾼校⽣になると学習ニーズが低下し⽣徒の参加率が下がる
■ 学習より居場所を重要視した場合
・学習意欲がない⼦どもに合わせたペースで運営されるため、より⾼度な⽀援を求める⼦が排除される(⼦どもが参加しなくなる)
・⽬的がとりあえず進める学校に⾏くことになり学習⽀援の本来の⽬的が薄れる
つまり、どちらかを優先するとどちらかが排除される構造になっており、学習と居場所は両立し得ないという「学習と居場所のディレンマ」という問題が生じています。また、学習支援だけでは「仕事」についての知識獲得にはつながらないという問題もあります。
さらに、「学習支援」「就労支援」「自立支援」といった「支援」が前面に出ていたり、ここで何をするのかという「目的」がはっきりしすぎていると、子ども・若者に警戒されやすく、子どもたちとつながるきっかけがつくりにくくなってしまい、関係が築きにくくなってしまうという問題も生じています。
私たちが考える子どもの貧困の課題
私たちは、子どもの貧困の課題を、「二つの環境問題」と定義しています。
■ 物理的環境問題
物理的環境とは、生活や学習などの作業を行う現実の空間や状況を指します。
・空調やパーソナルスペースがないことにより健康に影響を及ぼすなどの「住環境の質の低さ」
・集中して学習に取り組めるスペースがない「学習環境の質の低さ」
・トラブルに巻き込まれるなど「商業施設の危険性」
などが具体例としてあげられます。
■ 社会的環境問題
社会的環境とは、生活や活動を行う中で影響を受ける社会的な条件や状況を指します。
・家庭内不和や親との軋轢で頼れる大人が不足する「家庭の不安定さ」
・経済的制約から学習機会や体験機会に差が生じる「教育リソースの不足」
・地域コミュニティからの孤立や特定の人物への執着など「地域社会からの孤立」
などが具体例としてあげられます。
子どもの貧困の課題まとめ
上記の内容をもとに、私たちは以下の点を子どもの貧困の課題として考えています。
・親の不安定雇用が「子どもの不安定雇用」にもつながり、貧困が世代を超えて続いている
・学習と居場所は両立するものではなく、「学習と居場所のディレンマ」という問題が生じる
・学習支援だけでは「仕事」につながるスキル・知識を得られない
・「物理的環境」と「社会的環境」の不足という二つの環境問題
これらをまとめ、以下の二つの内容を重点的に取り組むべき課題であると考えています。
① 学習と居場所を両立させる方法の実証と物理的環境の整備
② 社会的環境を整備し仕事に関する知識を身につけ不安定雇用を解消
「子どもの貧困」の問題の解決策
課題解決策
私たちは、私たちが考える重点的に取り組むべき課題について、三つの支援事業を行うことで効果的な支援となると考えています。
①ユースベース(子ども・若者の居場所)事業
②スキルアップサポート事業
③キャリア形成サポート事業
欧州における「ユースセンター」という、主に青少年(12~30歳)を対象に安全で自由に過ごすことができ、文化・スポーツ・就労準備など若者の多様なニーズに応えるプログラムが提供され、若者の余暇活動拠点となっている施設と同様の役割を担う拠点を、私たちは「ユースベース」と呼称しています。
このユースベース内に、以下の三つの機能を取り入れ、それぞれが相互に影響を与えることで「居場所から仕事」までのサポートが可能になり、より効果的な貧困支援を行うことができると考えています。
■ 自由活動機能
ユースベースに「無目的」を取り入れ、安全で1人でも目的なくても自由に過ごすことができる環境を提供する
■ スキルアップサポート機能
ユースベースに学習スペースを設けて、プログラミング学習などのスキルアッププログラムを提供する
■ キャリア形成サポート機能
地域企業との連携による職場見学や実践的学習の機会を提供し、職業イメージの形成や実践的スキルの獲得の機会を提供する
自由型の機能と目的型の機能を明確に分離することで学習と居場所を両立させ物理的環境を整備し、その中で仕事につながるスキル獲得プログラムの提供や、職業観の醸成機会の提供などの社会的環境を整備し、不安定雇用の解消を図ることを狙いとしています。
ユースベースに無目的(自由活動機能)を掲げ子どもとつながるきっかけをつくりながら、ユースベースでの活動を通し多くの人、もの、環境に触れ思い悩みながらも自身で考え選択できるようになることが、目指すべき支援形態です。