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更新日:2024/03/15
【春休み3.15-17限定】宮城南三陸自助共助体験伝承プログラム参加者募集🌟
三陸復興観光コンシェルジェセンターこの募集の受入団体「三陸復興観光コンシェルジェセンター」をフォローして、
新しい募集が始まった時にメールを受け取ってみませんか?
基本情報
自然災害が多い中ライフラインが絶たれる災害時にどう生き抜くのか。次なる災害に備え、語り部ガイドと体験学習プログラムを通してゼロから何かを生み出す経験をしてみませんか?3月15日~17日限定の募集です!
活動テーマ | |
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活動場所 | |
必要経費 |
活動経費の内訳はプログラム参加費(宿泊、3日目移動費込) |
活動日 |
基本的に3月15日から2泊3日のプログラム受付となります。どうしても交通移動、諸事情により途中参加、途中離脱については事務局までお気軽にお問合せ下さい。 |
注目ポイント |
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募集対象 |
小学生・中学生は保護者同伴にてご参加となります ※高校生は未成年承諾書提出してご参加して頂きます。 |
募集人数 |
50名 |
スキル | |
特徴 |
募集詳細
春休みに参加できる【2泊3日のプログラムです】
1日目
場所:気仙沼市小泉地区小泉ふるさと村、気仙沼市、南三陸町
内容:小泉ふるさと村ボランティア、気仙沼市スタディプログラム、南三陸スタディプログラム
場所:気仙沼市震災遺構向洋高校、波路上地区、杉之下地区、南三陸震災遺構高野会館、防災対策庁舎
内容:東日本大震災スタディプログラム気仙沼市・南三陸気仙沼語り部ガイド
2日目
場所:南三陸町「海の見える命の森」、石巻市「旧大川小学校」
内容:海の見える命の森追悼セレモニー、炊事場創り、森林整備、石巻市旧大川小学校竹灯り点灯式出席予定
場所:宿泊施設
内容:自助ワークショップ&若者トークは大川伝承の会・佐藤敏郎さまによる「津波てんでんこ」の本質を考える、自助ワークショップを開催します。
答えのないいくつもの問いに頭を悩ませながら、ハッピーエンドの防災を実現するために必要なことは何なのか、元中学校教諭で現在は震災伝承者として第一線で活躍される佐藤さんからたくさんの学びがあります。
また、前回の自助共助体験伝承プログラムより、震災当時、まだ小学生~中学生だった若者語り部さんが参加者に語る「若者トーク」も始まりました!プログラムに参加した学生からは「同い年でも過ごしてきた12年間が全く違った。お話を聴いて共通する部分もあり、自分事のように苦しかった」という声が上がっています。
3日目
場所:石巻市、南三陸「旧戸倉中学校」、「大川小学校」、「旧門脇小学校」など
内容:三陸復興観光コンシェルジェセンターによる東日本大震災スタディプログラム語り部ガイドを実施します。県外から参加された方にとってはメディアで大きく取り上げられないがために、その地域の名前を知らなかったという声もたくさん聴かれます。被災地にはまだまだ、メディアに切り取られた、公に見えていない復興途上の地域、知られるべき地域がたくさんあります。ぜひ、皆様に足を運んでいただきたい場所のひとつです。
石巻地区では、大川伝承の会、日和幼稚園遺族有志の会のご協力により、旧大川小学校語り部ガイド、日和幼稚園遺族の語り部ガイドを展開いたします。「あの日、あの時から起きたことの真実と教訓は何なのか?」多くの方にとって眉を顰めたくなることもありますが、真実と向き合うことの大切さや復興に関わる地域住民と行政の協働の難しさを学べる場所です。
石巻:南浜、門脇地区では、2022年春に震災遺構となった「門脇小学校」や民間伝承施設「MEET門脇」今年度からは日和幼稚園遺族有志の会さまのご協力を頂ける日は日和幼稚園慰霊碑にて語り部ガイドをしていただけることになっております
石巻南浜津波復興祈念公園見学しながら、みやぎ東日本大震災津波伝承館を訪問し、官民それぞれの震災伝承方法について学ぶことができます。最後にガイドから投げかけられる問いは、みなさんが地元に帰ってからのアクションプランになります。
" 共助 "ー平時にも生きる「お互い様の助け合い」とは?ーの答えを参加者それぞれ見つけてもらい帰ってからがスタートだということを一番大切にしてもらいたいプログラムでもあります
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
このボランティアの体験談
①備災体験伝承プログラムに参加して
芝刈り、芝運び、薪運び、薪割り、ピザ窯火起こし、ピザ焼きを体験してみて気付かされたことがたくさんありました。まず、初めに山へ移動する時、「1メートル以上離れないで」という言葉だけを意識して、必死で先頭のたいようについていくだけで大変でした。でもその中で1番忘れてはいけないことを私は忘れてしまっていました。それは自分が班長であることです。本来なら、班長であるならみんなの様子を確認しながら、ついて来れなさそうだったらペースを遅くするように頼んだり、「大丈夫⁇」「頑張ろ!」「もう少しだよ!」などの声かけをするのが正解でした。おそらくこれらの声かけをするだけでも少しは違っていたのかなと今になって思います。
私は、高校の部活でキャプテンをしています。今回の研修で、キャプテンをする上で大切なこと、大事なことを気づかされました。それは、『仲間を見捨てない』ことです。どんな状況下でも最善を尽くし、諦めずに仲間を守りぬくこと。これこそがキャプテンの役目だと言うことに気づかされました。そして、隊長のある一言が私を変えました。『すべてをやらなくていい、やろうとする気持ちが大切』。この言葉は、私の背中を押してくれました。今までの自分は、勇気を出して行動にうつし、うまくいかなかった時、いつも深くおちこんでしまう自分がいました。しかし、この言葉によって、もし、できなくても、やろうとした自分が偉い!よくやった!頑張ったね!と言うように自分のことを褒めることができました。このことによって、よし次も頑張ろ!と次に進むこともできるようになりました。
次に、芝刈り、芝運び、薪運び、薪割り、ピザ窯火起こし、ピザ焼きは、体力に自信のあった私でも、とても疲れました。でもその中で、一つ一つ楽しみながら作業ができた気がします。
今は、研修(ボランティア)なので、終わった後ゆっくりお風呂に入ったり美味しい温かいご飯を食べたりできますが、実際災害が起きたら、そんなことできないと思うと、これがあたりまえはあたりまえじゃないということなのか、、と思い感じることができました。
本当に心からいい経験ができたなぁと思うことができました。
②植樹ボランティア活動振り返り
私は、小学四年生の時、植樹体験をしたことがあります。ですが、その時は、ただ穴を掘り木を植えると言う作業でしかありませんでした。しかし、今回の植樹ボランティア活動は違いました。植樹の行程を一つ一つ教えてもらい、植えた後もどのようにして育っていくのか聞くと、初めて知ったこともあるし、元気に育ってねと心の中で思えました。
この歳で、こんなに自然と触れ合う機会はあまりないし、葉っぱの匂い、森の匂い、土の匂いを吸ったり、綺麗な景色を見たりするのがこんなに気持ちいいことだったんだなぁと初めて知りました。
作業をすることで服にはたくさん汚れがつきましたが、心は綺麗になって帰った気がします。
5年後、10年後かはいつになるかはわかりませんが、私が死ぬまでにしたいことの一つに自分たちが植えた木を見に行くということが入りました。
振り返り
ネット社会が発達している今だからこそ顔の見える関係を大切にしないといけないと思った。被害にあった人は、個人名ではなく「数」で表されてしまう。その出来事を私たちは他人事として認識してしまいがちになる。自分の命を守る中で一番大切なのは初動であることに気づいた。「絶対」ということはない。いつ震災が起きるのか分からないから普段から用心しないといけない。当たり前は当たり前ではないからこそ伝えれることは伝えれるうちに伝えておくことが重要だと改めて気づかされた。
②植樹活動を体験して。
自然活動を通して自分達が被災者となったとき最低限の資材と物資で何ができるか大いに学習する機会となった。また、活動の一つ一つに疑問をもち、「なぜ芝を刈るのか。なぜ、植樹していくのか」と、自分なりに考えることで植樹活動のきっかけをしりたいと思ったり、どうすれば人が携わったといえる「証」を残せていけるのか考えるきっかけになった。そして、考えることで一つ一つの行動の大切さと重要性に気づくことができた。きっと、自分で体験せずに話を聞くだけでは理解できなかった部分も多かったと思う。だからこそ今回の活動を通して物の大切さや人と人との繋がりの尊さに改めて気づくことができたのだと思う。
えみちゃん
①備災体験伝承プログラムに参加して
今までに経験したことの無い体験をたくさんさせて頂きました。現地の方の生のお話を聞かせていただいて、どのような事があって、その時どのような事をしたか。もしそうなった時にどのような対応をするか、詳しくわかることが出来ました。
②植樹ボランティア活動振り返り
色々なことをたくさん教えていただいて、本当に大変だったし辛いことも山ほど多かったけど、特別な経験をさせて頂けて嬉しかったし、楽しいこともあったし、何より人生経験として大切なことを学んだ気がしました。
③旧大川小学校語り部ガイドをきいて
下調べとは違った内容も結構含まれていて、現実とは相反する事もやはりネットでは書かれていました。今でも「あのときなんで避難しなかったのか」と私は思ってしまいます。今更誰を責めたところで、津波は自然災害だから誰かが悪い訳では無いけれど、震災の被害の大きさは避難しなかったことが原因にあります。避難の大切さについて、とても学ばされました。
ゆい
①備災体験プログラムに参加して
生きるために必要な火を起こすことや、それの材料となる木などの関係などを学びました。
火を起こすために芝を刈り、集め、木を切り、薪割りをするなどの工程がありました。その工程の中で、役割分担をしたり、声かけをしたり、自分から行動し、周りを見ること、そして、その中で、励ましあったり、しんどい中で楽しさを見つけることの重要さ、素晴らしさを知りました。
また、この体験を通して、生活にあるものの一つ一つが奇跡の連続で、それがいつの間にか当たり前になってしまっていることを痛感しました。
いつもそばにあるものが当たり前じゃない時が来る前に、当たり前じゃないことを自覚し、感謝することが大切だと感じました。
②植樹ボランティア活動振り返り
植樹をする前に、活動がスムーズに進むためにする役割分担をして準備することは、震災の時に声かけや、並び順などを、事前に決めておくということ、事前に決めておくということは、精神的にも楽になる環境を作ることにもつながるのかなと思いました。
植樹では、みんなで協力して穴を掘り、肥料と土をまぜ、少し腐葉土を入れたりして、1本の木を植樹することができました。
植樹した木の周りの沢山の植樹された木を見て、私たち以外のたくさんの人と繋がっていること、1本の切ってしまったかえでから始まったかえでロードの作成の一員になれたことを少し実感することができました。
人とのつながりを大切にし、協力し、助け合うことは日々の生活でも本当に大切だと思ったので、それを切らないように、自分の固い意思を持つことをまず頑張ろうと思いました。
①備災体験伝承プログラムに参加して
薪やしばなどを使って火を起こすのは初めてで、最初は簡単だと考えていました。
しば刈り、しば運び、薪運び、薪割り。火を起こすにはこれほどの作業が必要でとても大変でした。
薪を切るのが想像以上に大変で、薪を切る人と押さえる人の息が合っていないと上手く進まず、声かけやチームワークの大切さに気づきました。
一緒に薪を切ってくれたデイジーとザワの笑顔と元気で元気をもらい、しんどい作業も楽しく取り組めました。
災害時途絶えてしまうライフラインの中のひとつが熱源。
その熱源を確保するためには、たくさんの時間と労力が必要だと分かりました。
ライフラインの整備を便利な他人任せで、当たり前に思ってしまっていました。
このプログラムを通して、すごく有難いものなのだと痛感しました。
「あたりまえでなく有難い」
とても大切なことで、今回の経験から気づけたことが私の宝物の中のひとつです。
災害時、このプログラムで体験させていただいたことを活かしたいです。
②植樹ボランティア活動振り返り
植樹をするのは私にとって初めての経験でした。
朝の掃除や肥料運び、ジョウロの準備。何気なくやっていましたが、意味のあることでした。
そのあとにする作業に全て繋がっていました。
石碑を持つ、運ぶだけでも声かけや情報共有がないと、うまく持てなかったり、落としそうになってしまいました。
植樹で土を入れる時、葉っぱを入れる時、それぞれに声を掛け合うことで作業がとてもスムーズに進みました。
災害時でも定時でも、人と何かをする際に声かけや情報共有が重要なんだと気付きました。
穴を掘るときに、特に何も考えず、隊長に言われた通りの深さに穴を掘りました。
肥料を下に入れるために深く掘っていたことを、隊長に言われるまで気づきませんでした。
物事を想定したり、疑問や意味を持って行動する力が私には欠けていると気づかされました。
想定する力は災害にもつながると思います。
「生かすも殺すも自分」
欠けている部分に気づけたからには、これからの自分に生かしていきたいと思います。
植樹ボランティア活動で
疑問や意味を持ち、行動することの大切さ、声かけと情報共有の大切さを学びました。
植樹はただのイベントでなく、植えてからその先が大切。
この言葉は私の心の中にずっと居続けると思います。
私たちの植えた楓をみにまたボランティアに参加したいです。
このボランティアの雰囲気
このボランティアの雰囲気
海の見える命の森で学んだことは
🔴大学3年生
海森の新たな活動場所を広げる際に、もともと炊事場があるところとは離れたところにも水を汲める井戸を造るという作業を手伝わせていただきました。大人数にも関わらずなかなか進まない困難な作業を通して、何かを一から作ることの大変さと、多くの方の協力の必要性を感じました。
🔴大学3年生
海森では、炊事場の排水路を整備しました。炊事場の大きなシンクを移動させ整え、使用した水が水路を通って流れるように設置し直しました。自分達の力で整えた炊事場で食べたピザは、今まで食べてきたどんなピザよりも、一口一口噛み締め、有難さを感じながら食べることができました。この作業を、チームのみんなで完成させたことで、どんな環境でも一人で生き抜いていくことは難しいということを実感するとともに、どのような場所でもそこにいる人々が築き上げてきたものや想い、そして命は繋がっていくということを学びました。
🔴大学3年生
避難所となるところの水場を整えるため、パイプを埋めたり、水場周りを綺麗にした
加えて東日本大地震に関することを聞き、見て、知識を深めるだけでなく備えの重要さを学んだ
🔴大学2年生
自分が参加したのはキャンプ場予定地の炊事場設営です。
まだ井戸しかなかった場所でみんなと協力して配管を通す溝を掘ったり配管を通したりする事を通して体を動かすことの楽しさを再体験できました。
🔴大学2年生
水道管を入れるための穴を掘ったり、災害時の熱源を得る方法を知り生命の維持に繋げることを学んだりしました。
🔴大学3年生
第一の炊事場に地下水を汲み上げる装置があるが、排水するところがないということで、谷に造られる第二の炊事場の予定地に穴を掘って排水管を埋めました
ほんの少しの穴を掘るだけでも莫大な時間と労力が必要であるということを実感し、第一の炊事場や避難所までの階段などを作られた方々の志や努力をひしひしと感じ、こうやって海森ができてきたんだと思うと、この活動の一部になれて本当によかったなと思いました。
🔴大学1年生
水道の排水管を地中に埋める作業では、ひとつひとつの作業の大変さ、復興や備災の大変さが理解できました。
海森を訪れた皆で作り上げていくという感覚があり、やりがいを感じられました。
熱源プログラムでのピザ作り、おにぎり作りなどの作業を通してメンバー同士のきずなも深まりました。(作業の後のピザやおにぎりのおいしさは忘れられません、、、)
本当に行ってよかったと思える場所です!
🔴大学1年生
私は海森のボランティアとして、シンクの設置と排水管整備をしました!排水管を埋める場所を掘ったり、排水管を覆うための土を運んだり力仕事だったけれど、隊長さんやスマイルのメンバーと協力して、炊事場に一歩近づくことができました。
海の見える命の森で誰と何をしたい?
🔴大学3年生
南三陸の子供たちと避難キャンプのようなものをしてみたい!
🔴大学3年生
海森では、「こどもたち」と「森作り」をしたいです。自分の意思で森に足を運ぶ機会を作ることができる大学生と違って、小学生や中学生の子どもたちなかなか自主的に来ることができません。森作りを共に行うことで、次世代を担う子どもたちに、命の尊さや人の繋がりの大切さを感じてもらい、繋げていきたいと考えています。
🔴大学3年生
家族と備えの意識を持つことの大切さを確認したい!
備え不足で家族を失うことは絶対になってはならないと思うから。
🔴大学2年生
海森では自然、環境に興味がある人と一緒にフィールドワークのようなものをしたいです。フィールドワークを通して自然と楽しく触れ合う中でもし災害が発生したらと想像力を働かせる事が未災者の内に出来る想定の範囲を広げることに繋がると思います
🔴大学2年生
派遣メンバーと完成した小屋、完成した水道管を使ってまた熱源プログラムをしたり、新たなプログラムの完成に向けて役立ちたいです。
🔴大学3年生
海森で、子供たちと、海森で合宿をしてみたい!!
自分の命を守るために子供たちに海森について知って欲しい!海森は災害時に「避難しに来る場所」で終わらず、「避難した後も生命を維持していける場所」であるということについても知って欲しい!そして海森で実際に数日間過ごしてみることで災害時にどのようなことができるのか、どのようなことをすべきなのかを学び、自分たちの将来に活かして行って欲しいと思います!
🔴大学1年生
家族や友人と行きたいです!
そして、語り部さんのお話を聞いたり、避難所建設のお手伝いをすることを通して、災害を他人事ではなく自分ごとに変えて、災害時にも主体的に行動できるようになりたいです。
災害意識を高めて、大切な人の命を守ることに繋げられたらいいなと思います。
🔴大学1年生
海森で日本全国の人と備災体験をしたい!備災体験といえば海の見える命の森というように、日本全国に海森が広まってほしいです。
特徴 |
---|
団体情報
代表者 |
阿部寛行 |
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設立年 |
2011年 |
法人格 |
任意団体 |
三陸復興観光コンシェルジェセンターの団体活動理念
東日本大震災で被災した宮城県本吉郡南三陸町の町民有志による『海の見える命の森』は2016年にスタートしました。この森は我々が本震災を通じて『学んだ事』『後世に伝えねばならない事』『祈りたい事』『残したい風景』を伝える場所として整備を開始しました。
本震災で生きることの根底には自然の支えがある事を学びました。南三陸町は分水嶺を境に山と海に囲まれた町で1次産業を基幹とする地域です。そしてこの森の立地は、人間はこの自然の中でのどの様に生きていくべきか?を考える絶好の地理環境にあります。
こうした場所に震災を伝え・考える場所を創生する利点は下記の三点に集約されます。
第一に志津川湾と山岳地・市街地の全体を見渡すことができる台地上の展望は、震災と自然を伝承・学習するのに最適の地理環境である事、小・中学生の"総合学習"や、高校生・大学生の"地域社会との連携教育"や"地域に根ざした学習活動"が可能な『総合的な学習の場』である事です。(伝承の場創出)
第二に台地上の展望に桜や紅葉などの植物を計画的に植樹育成することで、自然に人が訪れたくなる絶景の創出が可能である事です。(絶景観光資源)
第三に上記の二点を踏まえて本震災において亡くなられた方々の御霊に祈りを捧げるのにふさわしい場所になり得る事です。
以上の点から我々はこの森を有志とボランティアとの手作りで整備しています。最終的にこの場所を桜と海の絶景として整備することができれば、世代を超えて南三陸に風景という資産と被災伝承の想いを残すことができると考えています。
本震災から我々が得た学びと気づきは後世への大切な資産であり、その伝承は当世代の重要な責務です。その意味合いから、この森に人々が集い継続的な活動に必要不可欠な小屋を是非建設したいと考えています。皆様が賛同され資金を捻出し目的を達成すべくお願いいたします。
•沢山の被災者を受けいれ東日本大震災の1000年に一度の教えを風化させないために継続的な語り部バス運行や自然との共生できるまちづくりとして真の復興に尽力している南三陸ホテル観洋と南三陸町民有志で構成された実行委員会です。
三陸復興観光コンシェルジェセンターの団体活動内容
志津川湾の中央に位置する展望に優れた森を整備し、新たな慰霊と伝承の場所を創生する『海の見える命の森創り』は2016年にスタートしました。本企画は震災伝承と慰霊の場所そのものを『桜と海の絶景』として計画的に創生することにより、震災伝承の補助をし、絶景が呼び込む交流人口の増加などを狙い企画いたしました。2018年度は3年目に入り、2017年度設立された南三陸ホテル観洋と南三陸町民有志で構成された海の見える命の森実行委員会が組織されました。観光客の方や、子ども達の環境学習の場としても気軽に訪れられる海の見える森とし、散策路のコースを整備拡充には尽力できました。更に今年度はたくさんの人が集まるために必要不可欠な拠点施設、自然にやさしいバイオトイレの設置、地元素材に拘った天然小屋等の拠点施設の整備をし利便性を高めつつも観光エコの推進も視野にいれて活動を展開します。
活動実績
宮城県南三陸町に町民有志により海の見える命の森創りがスタート
2016年04月
■2016年4月~2017年3月
●海の見える命の森整備ボランティアプログラム開始年間1200名参加
●3.11桜植樹活動、森散策路整備活動、桜植樹用地伐採活動
■2017年4月~2018年3月
●海の見える命の森整備ボランティアプログラム二年目年間1800名程度参加
●3.11桜植樹活動、森散策路整備活動、桜植樹用地伐採活動
●命の森バイオトイレ設置作業準備
■2018年4月~2019年3月
●海の見える命の森整備ボランティアプログラム三年目年間1400名程度参加
●3.11桜植樹活動、森散策路整備活動、桜植樹用地伐採活動
●命の森バイオトイレ設置、手作り小屋設置
●ミャンマーから東日本大震災慰霊の大仏プロジェクト発足
■2019年4月~2020年3月
●海の見える命の森整備ボランティアプログラム四年目年間1600名程度参加
●3.11桜植樹活動、森散策路整備活動、桜植樹用地伐採活動
●減災体験伝承プログラム用の炊事場にセルフビルド掘立小屋ボランティア500名と2年間かけて
設置※全て完成は2021年7月
●減災体験伝承プログラム用の炊事場にボランティアとピザ窯創り設置
●減災体験伝承プログラム用の炊事場にボランティアと竈創り設置
●海の見える命の森手作り小屋準備開始※クラウドファンディング準備開始
●ミャンマーから東日本大震災慰霊の為に大仏設置、建立■2021年4月~2021年8月
●海の見える命の森整備ボランティアプログラム5年目現時点で500名程度参加進行中
●減災体験伝承プログラム用の炊事場にセルフビルド掘立小屋ボランティア500名と2年間かけて
設置※全て完成は2021年7月
●自助共助体験伝承プログラムしてピザ窯、竈を使用して避難所訓練熱源プログラム開始
●自助共助体験伝承プログラムとしてセルフビルド井戸創り開始
●自助共助体験伝承プログラムとして海の見える命の森小屋創りボランティア80名と設置
※全て完成は2023年3月