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更新日:2024/06/04
ネパールの地域医療の仕組みを支えるシステムを構築!プロボノエンジニア募集!
特定非営利活動法人ASHAこの募集の受入法人「特定非営利活動法人ASHA」をフォローして、
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基本情報
医療リソースが足りないネパールの地方で「医療に手が届きやすくする仕組み作り」を行っているNPOです。今回はその仕組みを一緒に作っていただけるエンジニア・ITコンサルタント経験者の方を募集します!
活動テーマ | |
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活動場所 |
数か月に1回程度、国内メンバーとは対面会議を実施する可能性があります。 |
必要経費 |
無料 活動に必要な経費は法人側で負担いたします。 |
活動日 |
期間は相談可 |
注目ポイント |
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募集対象 |
必須条件 |
特徴 |
募集詳細
【募集の背景】
私達ASHAは、ネパールの僻地で医療アクセスを解決するソリューションの開発・導入支援を通じて、現地で実現・自走可能な新たな医療提供モデルの構築をしてきました。
その核として、医療機関がない地域を支える地元住民による「保健委員」を雇用し、その方たちをサポートするアプリと現地の医療機関を支える電子カルテを、現地のIT企業に発注して開発しています。
しかし、オフショア開発となるため、詳細な要件定義やテストを日本側で実施しなければならず、現在のメンバーでは限界になっています。
これからもさまざまなソリューションを開発/改善していきたいのですが、それにはマンパワーも知見も足りないため、一緒に活動してくれる方を募集します。
【事業の概要】
私たちは、現在のネパールの地方医療では、医療へのアクセスが十分でなく、私たちのビジョンである「どこにいても健康で安心して暮らせる権利:Basic Health Rights」が担保されていないと考えています。
そこで、現在は、以下のような新しい医療のモデルの実装を行っています。
より質の高い医療が、広い地域に行き渡る仕組み
①地域内ケアの向上:地域住民から保健スタッフを雇用+教育して家庭訪問してもらう+日々のケア提供をサポートする問診アプリのような専用アプリ「ASHAConnect」を開発、提供し、住民による住民のためのケア体制を構築しています。
②医療機関の情報管理支援:現在は紙カルテを患者が持って帰っており、ほとんど再診時にもってきていないところを、医療情報管理ソフト「Nepal EHR」の導入により、医療機関側で管理できるようにしています。それにより、医療機関は、履歴を確認しながら継続的にケアを提供できるようになります。
③情報の一元化:全住民にヘルスケアサービス共通IDを作ってIDカードを配り、①②を統合する情報基盤を構築しています。それにより、①②が有機的に繋がり、地域の健康を包括的に見守る体制ができます。
④情報の可視化:③のデータを可視化する基盤を開発し、自治体等現地の人が保健・医療施策に生かすことで、ニーズに基づいたケアを提供できる環境を整えます。
自分を守るための知識を学ぶ、健康教育の提供
⑤健康教育:日本の医療職の知見を活かして、現地の中学生に応急処置の研修を行う特別授業を行っています。座学だけではなく、実践的な内容も取り入れることで、日々の生活で使えるようになることを目指しています。
【募集内容】
■開発メンバー(ITコンサルタント、プロジェクトマネージャー、システムエンジニア、プログラマー)
<業務内容>
- ・ASHAで開発するシステムの技術検討(要件定義、技術検証、設計、テスト)
例) - ASHAメンバーや現地のパートナーにヒアリングして要件定義実施
- (場合により)プロトタイプ開発
ネパール側の成果物(ソースコード、アプリ)のテスト、レビュー
トラブル情報の収集、対策検討、対策指示
<要件>
- ・MUST:業務要件定義・システム要件定義・基本設計・詳細設計の実務経験
- ・WANT:mongoDBの使用経験、オープンソースの知見、医療関係のシステム開発経験、コーディング・環境構築・テストなどの経験、クラウドベースのLinuxOSシステムの経験、スマホアプリ開発経験
*場合により現地に渡航して現場を見ることが必要になる可能性もあります。
*要件を満たしていなくても、できる範囲でご協力いただけるだけで大歓迎です。
■開発支援メンバー(エンジニア、ITコンサルティング)
・ASHAで開発するシステムに係る技術的な内容の検討をサポートしていただきます。
・基本的な開発・コーディングはネパール側で行いますが、要件定義や設計・プロジェクト管理は日本側が全面サポートしているので、ご自身のご知見のある領域についてネパール側ではできない作業やネパール側の作業をレビューしていただくのが主な業務です。
・要件
MUST:業務要件定義・システム要件定義・基本設計・詳細設計の経験
WANT:mongoDBの使用経験、オープンソースの知見、医療関係のシステム開発経験、コーディング・環境構築・テストなどの経験、クラウドベースのLinuxOSシステムの経験、スマホアプリ開発経験
・場合によっては現地で現場を見ることが必要になる可能性もあります。
・要件を全て満たしていなくても、できる範囲でご協力いただけるだけで大歓迎です。
【選考プロセス】
・まずはカジュアル面談にて、プロジェクトの詳細やご依頼したいことなどをお話しさせていただきます。
・その面談を通じて、どのようなお力添えをいただけるかを相談させていただき、チームに加入いただければと考えています。
・ご応募いただける場合、メッセージ欄に簡単なプロフィール、ご興味をお持ちいただいた内容、カジュアル面談の候補日時を2~3ほどいただけますとスムーズです。
体験談・雰囲気
このプロボノの雰囲気
現在参画しているメンバーは全員プロボノで、年齢も10~60代と幅広く、医師・看護師・薬剤師・救急救命士等の医療職、コンサルタント、エンジニア、ベンチャーの人事、営業職などなど、多様なバックグラウンドをメンバーがフラットに日々議論を重ね、楽しく活動しています!
現在は数か月に一度の対面会議の他、チームごとの週次会議、ネパール側との会議等が活動の中心で、日本側、ネパール側ともにとても仲の良いチームです。
特徴 | |
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雰囲気 | |
男女比 |
男性:50%、女性:50% |
法人情報
代表者 |
任 喜史 |
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設立年 |
2015年 |
法人格 |
NPO法人 |
ASHAの法人活動理念
【Purpose(存在意義)】
"Basic Health Rights" for all
世界中の誰もが、健康でいる権利を享受できる世界を。
【Dream(目指す姿)】
Affordable and Sustainable Healthcare Access
コミュニティ×テクノロジーの力で、必要な医療が、必要な人に届く "しくみ"を構築し、
現地の人々がみずから維持できるよう支援する。
【Credo(行動指針)】
Commitment:真剣に向き合う気持ちを喜びに、生まれる充足感を活力に。
Collaboration:1人ひとりの経験・専門性が、チームの力に。
Creativity:多様なメンバーとのフラットな議論こそ、アイデアの宝庫。
Continuation:5年後、10年後を見据えて、共に歩み続ける道のりを。
ASHAの法人活動内容
私たちASHAは、コニュニティー×テクノロジーの力で、医療の仕組みづくりを現地(主にネパール)とともに行っております。
私たちが目指すのは、一時的なサポートではなく、あくまでも将来的に現地だけで自走できる仕組みを作ることです。ソフトウェアの構築や導入のサポートを行いながら、健康教育を広め地域住民のヘルスリテラシーを向上させることで、ASHAが離れた後も現地が主体となって中長期的に機能し続ける仕組みづくりを行っております。
主に以下の2つの内容を中心に活動を行っております。
~コミュニティ×テクノロジーによる医療提供の仕組みの創出~
問診アプリや情報管理用ソフトウェアの開発・導入、使用する人材の育成を通じて、医療体制の仕組みづくりを行っています。
①地域保健スタッフ×ASHA Connect
ケアを必要とする人の元へ定期的に訪問する地域保健スタッフを地域から雇用しています。スタッフが安定した質のサービスを提供できるよう医療機関との連携が容易なアプリ、ASHA Connectを使用しています。
②医療情報の適切な管理×Nepal EHR
治療・診断履歴をデータ化し保管する電子カルテ用ソフトウェアです。電子カルテを基に処方箋を出すほか、紙カルテ以外も情報を保存する文化をつくり、医療業務を効率化することができます。
③共通データベース×ニーズの可視化
情報の一括管理により地域全体の連携を可能にし、医療サービスを提供する体制を整備します。さらに、集約したデータから医療ニーズを可視化することで、医療サービスの提供拡大やケアの質の向上につながります。
~ヘルスリテラシー向上のための健康教育~
住民のヘルスリテラシー向上のため、中学生を対象に家庭医学や応急手当の研修会を行っています。
住民自身が応急手当や家庭医学の知識といった基本的なセルフケア能力を身に着けることで、医療アクセスが限られた地域においても自らの健康を守ることができる社会を目指しています。中学生を対象に、怪我への応急処置など、日常ですぐに使える実践的な研修を実施しています。
活動実績
任意団体としての活動開始 ~”ASHA Nepal Project"始動~
2015年10月
2015年9月のサッキャ・任のネパール渡航を受け、東京大学グローバル・クリエイティブ・リーダープログラム内のプロジェクトとして任意団体「ASHA Nepal project」発足
医療機器管理ソフトASHA fusion初版完成&第1号プロジェクト開始
2016年03月
ASHAオリジナルの医療機器管理ソフトASHA fusionの初期バージョンが完成し、ネパール南部のChitwanにて行われた出張診療で導入(Chitwan Project)
ASHA fusion v2.0完成&初の医療機関向けプロジェクト開始
2016年09月
Chitwan Projectを受け、出張診療だけでなく医療機関に対応したASHA fusionのバージョン2.0が完成。カトマンズより2時間の地域にあるTrishuli Clinicに導入実証開始
Dhlikhel Hospitalとのプロジェクト(Dhlikhel Project)開始
2017年04月
ネパール郊外の大学病院 Dhlikhel Hospitalが運営する簡易診療所においてASHA fusion v2.0を導入開始
NPO法人化
2017年10月
プロジェクトメンバーの大半が大学院から離れたため、東京大学内のプロジェクトから特定非営利活動法人としてスピンアウト
Pharping Project 開始
2018年04月
更にアップデートしたASHA fusionをカトマンズより2時間程度の場所にある地域の中核病院 Manmohan Memorial Community Hospital (Pharping)へ導入開始
Rajpur Project 始動
2018年09月
現地NGO・Karma Health代表Bishal Belbase医師と出会い、従来の医療機関向けの支援活動だけでなく地域全体の医療提供モデルを創るプロジェクトを開始
現地専従スタッフの初雇用
2019年
Rajpur Projectの本格的な実装を機に、初めて現地専従スタッフの雇用を開始。より現地との連携を取りやすくなる。
"Vision Hacker Award 2021"でASHAが大賞を受賞
2021年05月
国際保健・グローバルヘルス分野へ挑む、次世代リーダーを発掘・育成するアワード「Vision Hacker Awards 2021 for SDG 3」で大賞を受賞