活動理念

「この進路、本当に自分で選んだと言えるだろうか？」そう聞かれて、自信を持って「はい」と言える女子学生は、まだ決して多くありません。能力や意欲があっても、自分の周りに同じ道を選んだ女性がいなければ、「自分には無理かもしれない」と可能性を諦めてしまう。進路の選択肢にすら挙がらないという現実が、今もなお多くの女子中高生の前に立ちはだかっています。

私たちは、こうした見えないハードルを少しでも取り払いたいと願っています。進路選択において必要なのは、情報だけではありません。「こんな先輩がいるなら、自分もやってみたい」と思えるようなロールモデルの存在、そして自分の「好き」や「やってみたい」を安心して言える環境です。誰かに強いられたものではなく、自分の意志で未来を選び取るその経験こそが、人生の土台になると信じています。

私たちの原動力は、かつて誰かから手を差し伸べてもらった経験にあります。そして今、支援を受けた学生がまた次の誰かを支える存在となり、想いが連鎖していく。その輪が少しずつ広がっていくことこそ、私たちが目指す未来の姿です。

ジェンダーや環境によって進路が制限されてしまう社会ではなく、誰もが自由に夢を描き、それに挑戦できる社会へ。私たちはその一歩を、女子中高生たちと共に、そしてその先の世代と共に、積み重ねていきます。

活動内容

私たちは、女子中高生がジェンダーや固定観念にとらわれることなく、「自分driven」な進路選択ができる社会の実現を目指して活動しています。現役女子大学生とのオンラインコミュニティ「ichoLab」や、大学生・社会人女性との交流イベント「Compass Talk」「Girls be Ambitious!」を通じて、進路選択や大学生活に関するリアルな情報とロールモデルとの出会いを届けています。さらに、全国の学校を対象としたキャンパス交流プログラム「Campus Connect」なども展開し、女子中高生が多様な未来を描けるよう伴走しています。支援を受けた子が次の世代を支える循環を生み出しながら、すべての人が自分らしく羽ばたける社会づくりに取り組んでいます。