勉強が得意な子どもでも、親の年収によって教育の機会が制限されていることがあります。また、コロナ禍にあって人とつながることを恐れるような習慣ができてしまいました。そういった習慣に染まり切った子どもたちは、学力向上の意欲も少なくなっています。経済面やコロナ禍による教育格差問題解決のための一助になりたい。

コロナ禍を機に、日本の子どもたちは家族以外関係とのコミュニケーションが希薄化しました。生活にかかわる最低限の関係性だけに限定して、健康と安全を確保していったわけです。その結果、家族以外の人々とのかかわりが少なくなり、家族以外との触れ合いの中での新しい価値観の共有や様々な「学び」を得る機会が激減したと考えられます。そしてコロナ禍が明けようとしている今になっても、その習慣を一気に転換することができていない現状だと思います。

人と人とのつながりによる「学び」には大きな価値があります。つながることにおびえている子どもたちにオンライン自習室という「学び」の場を無料で提供し、親の年収にかかわらない塾や家庭教師のような教育的つながりの機会を提供し、宿題や勉強の面倒を見つつ、将来や社会進出への情熱や希望を届ける活動によって、現代の教育格差を解決していきたいと考えます。