OVERSEWN(オーバーソーン)
現状の繊維産業は様々な社会課題を抱えており、温室効果ガスの排出量は全産業の中で第2位とも言われています。
そしてそれは誰かのせいではなく、「構造」の問題であると、チームOVERSEWNの代表でありフリーのパタンナーでもある私は認識しています。
であるならば、構造を変える必要があります。
そのために私は、社会人向けの大学で社会と産業について学びながら、ファイバーアーティストとして、パターンの存在しない構造の服(パターンレスウェア)の開発にも取り組んでいます。
パタンナーとして現状に最適化しながら、アーティストとして「最適な未来」を提案する。
従来の衣類とその産業構造とを熟知しているモデリストでもあるからこそ、産業最適と社会最適との両立を目指して、あらゆるものの構造を変えることに挑戦しています。
その活動を通じたミッションとして「低価格で環境に優しく、全ての人が自由にデザインできる衣服の自動生産システム」を2050年までに完成させることを目標にしています。
パターンの有無に関わらず、服の構造を変え、産業構造を変え、社会構造を変えることで、世界をより良い場所へと変えていくことが私の夢です。
服という、人にとって最も身近な存在を通じて。
チームOVERSEWNの代表である私が保有する特許技術(特許第3932459)を活用するファイバーアートプロジェクト#OVERSEWNとして、縫い目が無いのに立体的な、世界一のサーキュラードレスの共創を通じてイノベーションを起こす実験活動を行っています。
それは、廃棄対象の繊維素材(ハギレや裁断くず)をアップサイクルする、SDGsアート活動でもあります。
参加者の方にお願いしたい活動内容は主に次の3つです。
1.布を切る道具(裁ちばさみなど)を使って、廃棄対象の繊維素材(ハギレや裁断くず)を5~7mm幅のテープ状にカットしていただきます。
2.5~7mm幅のテープ状にカットした繊維素材の端どうしを、ミシンなどを使用して縫いつなぎ、長い1本の状態にしていただきます。
3.長いテープ状になった繊維素材を、オーバーロックミシンを使ってドレスに縫い込んでいただきます。
団体名 |
OVERSEWN(オーバーソーン) |
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法人格 |
任意団体 |
HPのURL | https://www.orvmodestudio.com/news/2023-5-31/ |
代表者 |
コバヤシ_トシヒコ |