地域を超えて、分野を超えて、繋ぐこと。日常を回遊する芸術祭を作る。
- Center line art festival Tokyo 『ClafT』について
私たち中央線芸術祭実行委員会が運営するCenter line art festival Tokyo(ClafT : 中央線芸術祭)は、JR中央線沿線地域の駅周辺施設を会場とし、街と街、人と街を繋ぐ総合アートフェスティバルとして2021年10月に初開催されました。
フェスティバルプロジェクトの構想が立ち上がったのは2019年春。
フェスティバルディレクター三浦宏之が代表を務めるCo-production of art Works-M で「表現のジャンルに捉われない、表現者自らが生み出す、持続可能な表現の場の創出」が考えられる中、ジャンルを限定せず、多様な表現分野の作家が集い、そして彼らの表現が継続的に発信されると場としてアートフェスティバル事業が開始されました。
- 地域を超えて、分野を超えて、繋ぐこと
Co-production of art Works-M では2010年の発足以降、作品単位によるアートユニットとして国内各都市にて作品発表を行ってきました。また、それらの活動と合わせて、2016年からは作品製作・発表の他に文化芸術による国内外の都市間文化交流等を目的として、プロデュース・マネジメント業務を開始し、以来国内各都市間のネットワーク構築及び、多角的・実験的な表現の場の創出を目的に活動を続けてきました。
そうした活動を継続する中で訪れた新型コロナウイルスの感染拡大は、これからの活動に大きな影響をもたらしました。
向かう先が見えたり消えたりする状況で「表現の場所」が無くなっていくことに歯痒い思いをする中で、生活により近い場所に「表現の場所」を創出する手段として、アートフェスティバル事業実行に舵を切り、開催実現したのが昨年のClafT2021でした。
初開催となった昨年のアートフェスティバルは、JR中央線 中野駅、高円寺駅、吉祥寺駅、武蔵境駅、武蔵小金井駅周辺地域の私設ギャラリー、小劇場、公共施設を会場に23日間の会期によって開催され、延べ700人以上の人がフェスティバルに参加してくださいました。
- アートとともに新しい社会の枠組みを作り出す
フェスティバル開催にあたり「人・地域・世代を繋ぐ、芸術・文化の創造と発信のプラットフォーム」として、東京の中心から西へ向けて文化領域を拡大してゆくとともに、都市から自然への文化のグラデーション化を図り、緩やかに繋げてゆくことを目指しています。地域社会と密接に関わりを持つ芸術というものを皆さんと共に生み出してゆくことを目標に、私たちの生活に根差した芸術・文化の新たな価値観を創造してゆきます。
都市から自然へ。
多様な表情をもつ中央線沿線の街の魅力とともに、アートを楽しむ小さな旅を。
- 2022年開催に向けて。
Center line art festival Tokyo 2022(ClafT2022)は、昨年より開催規模を拡大し10月1日〜30日の期間、中野・高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺・武蔵境・武蔵小金井の9つの街を繋ぐ回遊型アートフェスティバルとして開催します。
ClafT2022 のテーマは「Next succession and connect. – つぎかたるもの –」
つぎ は「次=next」であり「継ぎ=succession」
かたる は「言葉」による「接続=connect」
もの は「者=身体」であり「作品=物質」でもあります。
時代はこれからも新しい流れへと進んでゆきます。先人が過ごした日々、私たちの日々、そして未来を担う子供たちが過ごす日々へと。
過去・現在・未来を繋ぐ長い時間を俯瞰して捉えることで、伝統と現代の接続を試み、テクノロジーに牽引されるデジタルアーカイブ(記録)だけではなく、身体や物質へのアナログアーカイブ(記憶)を再考することによって、芸術・文化を伝え残してゆくことの多様性と重要性を提示してゆきます。
2022年のプログラム等の詳細は、ClafT2022WEBサイトよりぜひご覧ください。
- クラウドファンディング挑戦中
10月のCenter line art festival Tokyo 2022 に向けて、クラウドファンディングを実施しております。 わたしたちの未来に、ここからできること。皆さまとともに、さらに充実したフェスティバルの開催実現に向かって参りたいと思います。ぜひプロジェクトページをご覧ください。
- 「Clafters」として共に活動してくれるスタッフを募集しています!
10月1日~30日に開催されるCenter line art festival Tokyo 中央線芸術祭 2022では、開催に向けてフェスティバルの運営を支えてくれるボランティアスタッフ「Clafters」を募集しています。
展示・トークイベント・ワークショップ・パフォーマンス等、様々な体験の場が集まった中央線沿線という大きなフィールドで「Clafters」として、実行委員会のメンバーと共に活動しましょう。
ご参加、お待ちしています!