もうひとりにしない。 社会的孤立を防ぐため、困難を抱える若者を支援するためのシェアハウス開設に向けて 準備を進めています。
一般社団法人enGrab(えんぐらぶ)では、10代のための相談窓口をTwitter(@engrab_ama)で運営しています。
相談には保健師や看護師、思春期保健相談士などの専門資格を持つスタッフが対応しています。
開設から3年、これまで北は秋田県から南は大分県まで、全国各地の10代の若者からの相談に応じてきました。
メッセージのやりとりは7000件を超えています。
なかには1年以上、毎日のようにメッセージのやりとりをしている子もいます。
私たちが大切にしていることは、つながり続けることです。
児童虐待や若年妊娠、家庭不和などの困難を抱える若者に共通していることは、
家庭にも学校にも地域にも頼れる人がいないという社会的孤立という問題です。
彼らを支えるためには、単発の悩み相談では不十分だと痛感しています。
そうした課題意識から、私たちは彼らが新たな居場所をみつけることができるまでつながり続け、彼らの一時的な居場所になることを大切にしています。
相談窓口で出会った19歳の少女は、親に虐待を受けているにもかかわらず、親のことを好きで親を悪者にしたくないという思いから児童相談所などへの相談をせずに苦しさに耐え続けています。
心の中ではこのままではいけないとわかっているようですが、家族以外に頼れる人はおらず、虐待をするような家族でさえも失ってしまえば、完全にひとりぼっちになってしまうという孤独感や不安感から行動を起こすことができず、苦しさに耐えています。
残念ながら、今の私たちは、少女の気持ちを尊重したうえで、苦しみから救い出す術を持っていません。
そこで、私たちは新しい試みの実現に向け、準備を進めています。
それは、若者を支えるためのシェアハウス開設です。
場所は兵庫県尼崎市を予定しています。
そこで、困難をかかえる若者に、衣食住と安心できる居場所を提供します。
公的機関ではできない若者のニーズに応えることができる支援を提供し、
彼らと伴走していきたいと考えています。
ただ、シェアハウスを運営するためには、お金と人手が必要になります。
この活動に共感していただける方々には、
さまざまなかたちで応援いただけると幸いです。
応援よろしくお願いします。
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一般社団法人enGrab(えんぐらぶ)の法人活動理念
一般社団法人enGrab(えんぐらぶ)は、10代の若者に対し、地域の多様な人々とのつながりの場を提供することで、彼らが自己肯定感を育み自身の未来を主体的に選択して生きていくことができる地域環境づくりに寄与することを目的とします。