【コラム】社会起業家が 一番社会起業家じゃないのかもしれない。
最近、自分を「女性社会起業家」と表現する機会が増えた。
ポスターに入れる文章でも、イベントの冒頭の自己紹介でも、私は自分のことをそう名乗っている。

一方で、「普通の "起業家" として、営利法人として圧倒的な結果を出すことの方が正しいのではないか」という問いが、いつも頭のどこかにある。
極端な話、1,000人を雇って効率よく稼いだ大金を全額寄付をするとか、何らかの方法で得た莫大な資金の一部を支援に回す方が、"社会起業" という難題に挑むよりもずっと合理的で、本当の意味で困っている人を救う「誠実なやり方」な気さえするからだ。
だから、現時点での私の結論は、社会起業家だと名乗る奴は、自分がやりたいことを手放せない、わがままでエゴイスティックな存在だ ということ。
無論、私自身もその中の一人だ。
もし、個人のエゴやわがままが許される唯一の理由があるとするなら、それは「この世界に、自分以上に善いことを事業として成し遂げられる人間がいない」と証明する時だけではないだろうか。
今、私は現地のNGOに資金を流すための事業として「Bootcamp in INDIA」を運営している。
これはまさに、自分の中のエゴと戦い続けた末の結論だ。
まだ不完全かもしれないけど、社会起業家と呼ばれる人達の中で、私は誰よりも本気でビジネスとして成り立たせることに振り切っていると思う。
ただ営利を追求するだと途中で飽きてしまい、自分の強みや行動力が100%発揮されないことを、私自身が一番よく分かっている。どれだけ綺麗に営利へ突き抜けようと妄想しても、心が動かなければ頓挫してしまう。
だから、私はこの「わがままで、エゴイスティックな社会起業家」という生き方に、自分のすべてを懸けることにした。
それこそが、私の力を最大限に引き出し、この世界に一番大きなインパクトを起こせる、現時点での最適解だと信じている。
株式会社PlanBの法人活動理念
株式会社PlanBは、「善いことを、仕組み化する。」をコンセプトに、学びと実践の機会を通じて、人が自分の可能性を発揮できる社会を目指している会社です。
私たちは、社会にとって意味のある活動を、単なる一度きりの善意やイベントで終わらせるのではなく、継続できる事業として育てていくことを大切にしています。
Bootcamp in Indiaでは、日本の学生がインドの現地社会に触れ、正解のない問いに向き合う教育機会をつくっています。現地で活動する団体や人々から学びながら、参加者自身が社会課題、自分の価値観、これからの生き方について考えるきっかけを届けています。
定期的に実施している無料のオンラインイベントも、その入口のひとつです。大学生活の中でどのような機会を選び、どのように自分の一歩を踏み出していくのかを、対話を通して考える場として開催しています。
善いことを、無理なく、続く形にする。
そのための学びと出会いの場を、PlanBは一つずつつくっています。