1. ホーム
  2. ストーリー一覧ページ
  3. 【コラム】社会起業家が 一番社会起業家じゃないのかもしれない。
2026/05/22

【コラム】社会起業家が 一番社会起業家じゃないのかもしれない。

最近、自分を「女性社会起業家」と表現する機会が増えた。

ポスターに入れる文章でも、イベントの冒頭の自己紹介でも、私は自分のことをそう名乗っている。

一方で、「普通の "起業家" として、営利法人として圧倒的な結果を出すことの方が正しいのではないか」という問いが、いつも頭のどこかにある。

極端な話、1,000人を雇って効率よく稼いだ大金を全額寄付をするとか、何らかの方法で得た莫大な資金の一部を支援に回す方が、"社会起業" という難題に挑むよりもずっと合理的で、本当の意味で困っている人を救う「誠実なやり方」な気さえするからだ。

だから、現時点での私の結論は、社会起業家だと名乗る奴は、自分がやりたいことを手放せない、わがままでエゴイスティックな存在だ ということ。

無論、私自身もその中の一人だ。

もし、個人のエゴやわがままが許される唯一の理由があるとするなら、それは「この世界に、自分以上に善いことを事業として成し遂げられる人間がいない」と証明する時だけではないだろうか。

今、私は現地のNGOに資金を流すための事業として「Bootcamp in INDIA」を運営している。

これはまさに、自分の中のエゴと戦い続けた末の結論だ。

まだ不完全かもしれないけど、社会起業家と呼ばれる人達の中で、私は誰よりも本気でビジネスとして成り立たせることに振り切っていると思う。

ただ営利を追求するだと途中で飽きてしまい、自分の強みや行動力が100%発揮されないことを、私自身が一番よく分かっている。どれだけ綺麗に営利へ突き抜けようと妄想しても、心が動かなければ頓挫してしまう。

だから、私はこの「わがままで、エゴイスティックな社会起業家」という生き方に、自分のすべてを懸けることにした。

それこそが、私の力を最大限に引き出し、この世界に一番大きなインパクトを起こせる、現時点での最適解だと信じている。

あなたにできる応援
応援イラスト
応援がこの団体の支援に繋がります
あなたの応援(シェア)で想いが広まり、仲間が増えるキッカケになるかもしれません。何より活動していくエネルギーをいただけます…!
ユーザーアバター
団体アバター
株式会社PlanB

株式会社PlanBの法人活動理念

善いことを、仕組み化する。

社会のために何かをしたい。

困っている人の力になりたい。

誰かの人生を少しでも良くする仕事がしたい。

そう願う人は、決して少なくありません。

けれども、どれほど素晴らしい活動であっても、誰かの自己犠牲や、一時的な熱意だけに支えられているのであれば、いつか終わってしまうかもしれません。

私たちは、社会に必要な活動が、無理なく、持続的に、そしてより多くの人へと広がっていく仕組みが必要だと考えています。


善意を、持続可能な事業へ。

一人の思いを、社会に残る仕組みへ。

それが、株式会社PlanBの原点です。

「助けてあげる」ではなく、可能性を引き出す

私たちが教育や国際協力の現場で大切にしているのは、人を一方的に「支援する側」と「支援される側」に分けないことです。


経済的に厳しい地域に暮らす人にも、児童養護施設で育った若者にも、進路に迷う学生にも、それぞれの人生があり、経験があり、強みがあります。

必要なのは、誰かが一方的に正解を与えることではなく、その人自身が持つ力を発揮できる機会や環境をつくることではないでしょうか。


インドでの教育プログラムでも、現地の人々から学ぶことを出発点にしています。

知らなかった現実に出会い、自分の思い込みを疑い、他者と対話する。

その経験を通じて、自分自身の価値観や生き方が変わっていく。

私たちは、そうした学びの力を信じています。


社会貢献を、特別な誰かだけのものにしない

社会貢献は、特別な知識や経験を持つ人だけが行うものでも、余裕のある人だけが参加できるものでもないはずです。

大学生が海外の社会課題に触れること。

社会人がもう一度学び直すこと。

高校生が、自分の関心から世界への挑戦を始めること。

異なる環境で生きてきた人々が出会い、同じ時間を過ごすこと。


私たちは、こうした一つひとつの経験が、人と社会を変えていく可能性を持っていると考えています。

教育、国際協力、福祉、地域社会。

一見すると異なる分野の活動も、PlanBにとっては、すべて同じ理念につながっています。


理想を掲げるだけでなく、実現できる会社でありたい

社会課題の解決には、思いや情熱が欠かせません。

しかし、それだけで事業を続けることはできません。

適切な対価を得ること。協力してくれる人たちに報いること。成果を検証すること。失敗から学び、改善を続けること。

理念と同じくらい、そうした事業運営の積み重ねが重要だと考えています。


だからこそPlanBは、株式会社という形を選びました。

社会的な価値と、事業としての持続可能性。

どちらか一方ではなく、両方を追求すること。

2024年11月に設立された小さな会社ですが、一つひとつの事業を通じて、この考え方を実践しています。



善いことを、仕組み化する。


その言葉を、単なる理念ではなく、実際に機能する事業として社会に残していきたいと思っています。



代表者紹介|小野 茜(Akane Ono)

株式会社PlanB 代表取締役

教育・留学・国際協力・子ども若者支援を専門領域とする起業家。

明治大学文学部史学地理学科卒業。英国SOAS University of Londonにて歴史学修士号(MA History)を取得。中国・復旦大学高等教育研究所でも高等教育研究に取り組む。


香港への交換留学、文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」を活用したウズベキスタン留学、中国政府奨学金による中国留学など、計10回の海外留学を経験。英語・中国語を使用し、国内外の教育・研究・国際交流に携わってきた。

中学校・高等学校の教員免許を有し、教育委員会に関わる業務改善支援や、学校現場での探究学習の企画・運営を経験。延べ数千人規模の学習者を対象とする教育活動に従事してきた。


東京大学本部では、国際戦略・国際学術交流や産学協創に関わる業務を担当。研究者の国際交流や、大学における研究・教育活動を支える実務にも携わった。


また、児童養護施設でのボランティア活動を約5年以上継続し、子どもや若者の自立支援に関わる。東京都足立区のこども審議会公募委員も経験。


こうした教育・行政・大学・国際協力・社会福祉にまたがる経験を背景に、2024年11月、株式会社PlanBを設立。

現在は英国大学院進学支援、インドでの実践型教育プログラム、探究教育・若者支援等を通じて、社会的価値と事業の持続可能性を両立する仕組みづくりに取り組んでいる。