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2025/11/06

ひとりの小さな光から、世界をやさしく照らすために ──「ひかりのかけら」を立ち上げた理由

1. 「表現」が、私を救ってくれた

私はデザイナーとして活動してきましたが、心や体の調子を崩したり、社会のスピードに馴染めなかったりする時期もありました。
そんなときに支えとなったのが、「表現」でした。
絵を描いたり、言葉を書いたりすることで、言葉にならない感情を外に出し、自分の内側を少しずつ整理していく。
その体験は、「表現には人を生かす力がある」という確信につながりました。

2. 評価されるためではなく、「感じるため」に

社会の多くの場では、「上手い・下手」「正しい・間違い」といった評価の軸が、表現を窮屈にしてしまうことがあります。
私はそんな価値観から少し離れ、「感じるための創作」を大切にしたいと考えました。
失敗してもいいし、泣いてもいい。
自分の中の光も影もまるごと受けとめられるような、“ひかりのかけらのような場”をつくりたい——。
それが、活動を始めるきっかけになりました。

3. 「描く・書く・感じる」から始まる小さな対話

今はオンラインとオフラインの両方で、「描く・書く・感じる」をテーマにしたワークショップや、やさしいデザイン講座を開催しています。
どの講座にも共通しているのは、「正解を求めない」こと。
完成度よりも、「自分の中に何を見つけたか」を大切にしています。
参加者の方からは「久しぶりに心が動いた」「涙が出たけど、それが救いになった」といった声をいただきます。
それはきっと、誰もが本当は、自分の中に小さな光を持っているからだと思うのです。

4. 小さな光を、集めていくために

社会にはまだ、「安心して自分を表現できる場所」が足りません。
私たちは、そんな場を少しずつ増やし、誰もが自分のペースで生きられる社会をデザインしていきたいと思っています。
ひとりの光は小さいけれど、集まればきっと、あたたかな景色になる。
「ひかりのかけら」は、その最初の灯りでありたいと願っています。

記憶装置室 – ひかりのかけら
代表 とくらじゅん

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記憶装置室|ひかりのかけら

記憶装置室|ひかりのかけらの法人活動理念

この活動は、創作を通じて「自分を見つめ、他者とつながる」ための新しい教育のかたちをつくる挑戦です。
社会には、言葉にしづらい生きづらさや、評価に疲弊してしまう人がたくさんいます。
私たちはアートやデザインを“自己理解のツール”として再定義し、誰もが安心して表現できる環境を整えることで、個人の感性を社会に還元する仕組みを育てています。
創造性は一部の特別な人のものではなく、すべての人が持つ「光」です。その小さな光を見つけ合い、支え合うことで、やさしく持続可能な社会をつくっていきたいと考えています。