どんな相手も信じて、自分から心を開けるようになった話 | やりたいことがなかった僕がボランティアを仕事にできた理由〜創業ストーリー【第1話】
はじめに
色々あってNPOの創業ストーリーを連載することになりました。ボランティア経験もあまりないのにチャリティーサンタを立ち上げ、年々全国に支部が増え、それが本業になった僕ですが、こんなことになるなんて学生時代は1ミリも想像していませんでした。
・・・というか「職業は、サンタクロースのNPO」って・・・謎ですね。笑 今でも説明に困ります。「はじめるキッカケは?」「どういう想いだったのか」などなどよくある質問も踏まえて、創業ストーリーを書いていきますね。
で、どうせ書くなら「楽しく読めるものを!」と思い、カッチリし過ぎず、楽しく読めて、でも本音で書いていきます。
自己紹介
改めまして、はじめまして。NPO法人チャリティーサンタの代表をしています清輔 夏輝(きよすけ なつき)です。1984年生まれ、福岡育ち、東京在住、乙女座B型。
ややこしい名前ですが「清輔」が苗字(姓)で、本名です。日本には約100人の清輔さんがいるようなのでなかなかレアです。笑
↓僕が一番かわいかった頃
僕は23歳でNPOの前身になる任意団体を作り、活動スタートしました。しかし、話は18歳からスタートします。
では、スタート!
人生の転機は、一人旅。最初のキッカケは「暇だから」。
人生の転機は、高校3年18歳の時に一人旅を始めたところから始まります。そもそも僕は、中学→高校→大学というルートではなく、中学を卒業して5年間通う「高専」という学校で建築を学んでいました。実家から3時間、熊本県との県境、福岡県大牟田市で、大学受験もなくのほほんと過ごしていました。
高3が終わった春休み。暇だった僕は「一人旅に出てみよう」と、思い立ちます。しかし、元々シャイだし、インドア派。特に行きたい場所もない。
「じゃ、とりあえず、原付バイクで千葉のおばあちゃんの家まで行ってみよっかな?」
そんな軽い気持ちでスタート。
「本当の自由」を初めて感じた。
しかし、出発してみると毎日が出会いの連続!
初日の夜、スピード違反で警察に捕まり、家出少年と疑われつつ山口の交番で食べた、のり弁(牛丼じゃなかった笑)。めちゃくちゃ人の良い警察官のおじさんから「これでスーパー銭湯にでも泊まりなさい」と「志」と書かれた封筒を貰い、見ず知らずの人の優しさに感激。
その後も、瀬戸内海に浮かぶ島のみかん農家さんの小屋で、大量のみかんと一緒に寝たり、琵琶湖のほとりで野宿してたら素敵な出会いがあったり、三重の山奥でパンクしたら、バイク屋さんが無料で助けてくれたり、箱根で凍えていたら、銭湯で一緒になったそば職人さんが家に泊めてくれ、朝まで語り合ったり・・・。
福岡⇔千葉の往復2週間の旅で、これまでの人生では考えられないような体験の連続でした!雨が降れば1日中ホームレスの人と一緒に公園で雨宿りしたり、この道を曲がってみたい!と計画にないことをしてみたり。
そんなこんなで結局、春休み中に家に帰りつけず、始業式など数日をズル休みしました。笑
そんな一人旅の経験を通して、たった2週間だけど「本当の自由」を初めて感じました。
旅の経験で作られた「僕の価値観」
一人旅で自由を感じただけではなく、大切なことにも気付きました。
例えば、、、
- 「自分が選んだ道を右に行けば、右の出会いがあり、左に行けば、左の出会い、違う人生が始まる。」ということ。
- 大げさにいうと、自分が選んだ道の先に、人生があるんだということ。
・「世の中は、絶対的に性善説」ということ。 - シンプルに「世の中、優しい人ばかりいる」ということ。
- これらの前提で出会った人と接すると、相手も自分も気持ち良いこと。
そして、これらは今でも僕が大切にしていること=僕の価値観のベースになりました。
こんな風に一人旅を通じて気付いたこと・学んだことはたくさんあります。
ただ「自分自身に起こった良かった変化」をたった一つ挙げるとすれば「初対面でも、どんな相手も信じて、自分から心を開けるようになったこと」だと今は思っています。
(「全ての原点、ヒッチハイク旅をスタート!」につづく)
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「あなたも誰かのサンタクロース」を合言葉に、サンタ活動とチャリティー活動を行っています。