【レポート】2025年2月開催の「シングルマザー&ファーザーの”ホッ”とサロン」
2月の第3日曜日に開催された”ホッ”とサロンに、ボランティアとして参加したので、その様子をご紹介します。ひとり親の皆さん15名が集まって交流会をされている間、別室でお子さまたちの見守りをしました。ボランティアは、学生の方から社会人の方まで10名ほどの参加となりました。さらに今回は、岐阜県の健康福祉部のご担当者様も見学に来られていました。
皆さんが来られる前の準備
お子さまたちの見守りが始まる前にもボランティアの仕事があります。ご協力いただいている企業様などから提供を受けたパンやお米などの食料品を会場に運び込みます。参加いただいた皆さんにお持ち帰りいただけるように、あらかじめ、段ボール箱に小分けしていきます。
子どもたちとの素敵な時間
今回も、乳幼児から小学校高学年まで、幅広い年齢のお子さんたちが参加してくれました。色々なおもちゃがあるのでそれを手にして遊んだり、ボール投げができる場所で体を動かしたり、時間の過ごし方はそれぞれです。
初めは、持ってきたゲーム機で遊んでいたお子さんも、途中から別の玩具を使ってボランティアと対戦をしたりといったこともありました。普段とは違う環境、いつもと違う周りの人たちという状況に合わせて、色々な遊び方をしてくれました。
一人のボランティがずっと同じお子さんのそばにいることもありますが、途中で組み合わせが変わっていくこともあります。それに合わせて遊ぶ内容も変わったりと、お子さまたちの適応力の高さに驚かされました。
我々ボランティアにできること
お子さまたちと我々ボランティアは、お互い初めての組み合わせで一緒に時間を過ごすことが多いです。はじめは大人たちがお子さんたちをリードする形でスタートしても、次第に主導権はお子さまたちに移っていきます。あれをやりたい、これをやりたいと、好奇心旺盛なお子さまたちに大人たちが導かれていきます。最後には、我々ボランティアがお子さまたちに遊んでもらっていたといったこともあったりしました。
そして、最後はみんな笑顔になって、お子さまたちを親御さんの元にお返しすることになります。
見守りをする上での必要なたった一つのこと
実際の子育て経験であったり、学校の先生や保育の資格といった特別なものは必要ないと思います。必要なものは、お子さまたちと同じ目線で、純粋に一緒に遊ぼうとする気持ちだけです。それさえあれば、初対面でも、年齢差があっても、自然とお互いの心が通い合って、楽しいひとときを過ごすことができるはずです。
また、あそこに行って遊びたい、とお子さまたちに言ってもらえるような時間を過ごすことが出来たら、とても素敵なことだと思います。



ひとり親ピアサポート団体「ひとり親Cheers」の法人活動理念
この団体は、ひとり親家庭の親と子どもに対する支援活動ならびに一般市民へのひとり親家庭の親と子への理解促進に関する活動を行い、もって、ひとり親家庭への差別・偏見を無くし、ひとり親家庭の親と子が置かれている不利な状況を改善し、ひとり親家庭の親と子をはじめとする様々な属性や特徴を持った市民が、本来その人が持っている力を存分に発揮しながら、生き生きと自分らしく生きられる社会の創造に寄与することをミッションとする