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更新日:2023/10/31
牛久自然観察の森ネイチャーセンター/自然解説員募集(イベント運営業務)
特定非営利活動法人うしく里山の会この募集の受入法人「特定非営利活動法人うしく里山の会」をフォローして、
新しい募集が始まった時にメールを受け取ってみませんか?
基本情報
牛久自然観察の森では野山の生きもの(身近な自然)をテーマに、工夫を凝らした館内での生態展示や木育体験の拡充、幼児向けショートプログラム作りを行っています。
※検索:ビジターセンター
募集対象 |
【募集職種】 |
---|---|
活動テーマ | |
勤務場所 | |
待遇 |
(試用期間中の3ヶ月は220,000円) |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週4~5回 休園日他(週休2日制・月間20日勤務) |
注目ポイント |
|
募集人数 |
1名 |
職種 | |
スキル | |
祝い金 | 3,000円 祝い金とは? |
特徴 |
募集詳細
勤務地 :牛久自然観察の森(茨城県牛久市結束町489-1)
募集人数:若干名
雇用期間: 令和6年4月1日~令和8年3月31日(当初3か月間は試用期間)
指定管理期間に合わせて雇用期間を定めていますが、次期指定管理の受託が決まった場
合については勤務成績により更新(通算契約期間の上限は5年)又は、正職員への登用の
可能性があります。
休 日:休園日他(週休2日制・月間20日勤務)
勤務時間:午前8時30分~午後5時15分(昼休憩1時間、他休憩15分、7.5時間勤務)
【募集区分】秋の一次募集(中途採用)/ 新卒採用は行っていません
【応募資格】
■専門学校・短期大学・四年制大学卒業(卒業見込み含む)以上
■社会経験3年以上(他業種からのエントリー可)
■土曜日、日曜日、祝日が勤務可能な方(来園者向け行事、自然解説は土日祝日が中心となります)
■心身ともに健康で体力に自信があり、夏の暑さや冬の寒さに強く、喫煙習慣の無い方
■Word/Excel等PC操作ができる方
■自動車普通免許を有する方歓迎(自転車・原付での通勤も可)
■担当業務を主体的に計画・遂行する意欲・責任感のある方
【以下の方優遇】
■造園・公園管理業務や野外活動事業、教育機関等での社会経験のある方
■ボランティア経験や子供たちへの指導経験がある方
■illustratorやHP・YouTube編集作業が出来る方
■幼児向けアクティビティーツールを作る意欲のある方
【応募方法】
必要書類を応募期間中に牛久自然観察の森までご提出ください。
必要書類
①履歴書(NPO法人うしく里山の会指定の履歴書にて提出)
→法人公式ホームページTopページに様式がございます。
②活動実績書(記事・制作物・報告書等これまでの実績が分かるもの・書式・形式は自由)
③健康診断書(提出時点で診断から1年以内のもの/一般的な健康診断で構いません)
④自己PR文(応募の動機や自然解説員として取り組みたいこと等/A4用紙1枚にまとめて)
応募書類提出期間:令和5年10月14日(土)~10月29日(日)
応募方法:郵送もしくは直接持参で牛久自然観察の森ネイチャーセンターまで
持参される方 ⇒ 開園日の9:00~16:00にご持参下さい
【選考】
①第1次選考(書類審査)…11月上旬予定
- ②第2次選考(オンライン面接)…11月上旬予定 ※日程調整ののち実施させていただきます。
- ③最終選考(現地試験)…11月下旬予定
【応募、問い合わせ先】
〒300-1212 茨城県牛久市結束町489-1 牛久自然観察の森
自然解説員(インタープリター)募集係
電話029-874-6600 担当:木谷 (牛久自然観察の森チーフコーディネーター)
※今回ご応募いただいた書類及び個人に関する情報は、本募集の選考に関してのみ使用いたします。
体験談・雰囲気
この求人の体験談
【主催行事:コクワガタ飼育講座を企画して】
クワガタが好きの職員が企画したコクワガタ飼育講座。朽木を割った時に出てくるクワガタの幼虫と子供達の出会いの場を提供するために準備を進めてきました。
クワガタは、カブトムシに比べ飼育条件が特殊なこともあって家族だけで取り組むご家庭は限られています。その機会の少なさもあって、企画した当初から定員を超える応募がありました。
応募者分だけコクワガタを用意できるか。これが翌年への課題としてあげられました。初めは園内で見つけたコクワガタが産卵木に産卵し材料を準備していましたが、定員を超える応募分は賄えきれませんでした。
そこで、生態系への配慮や採集の負担を軽減するためにも2年目から人工繁殖をすることに。冬季は加温が必要なため水槽内のフィルタースペースで暖をとったり、家に持ち帰ってホッカイロであたためたりと温度計と睨めっこが続く日もありました。そのような無駄な努力も繰り返しながら、毎年少しずつ数を増やし40組の応募に対応できるように調整を繰り返してきました。(細かい計算は省きますが、40組に対応するため、毎年約60匹の幼虫を育てています。)
今年はイベント後に、飼育講座が参加した親子にとって記念になるようにと、「クワガタポスター」と「コクワガタ帽子」も準備。記念撮影してくれる親子も複数いて、微笑ましい雰囲気を演出することができました。
【館内展示:仕掛け水槽について】
スライドすると横穴が見える仕掛けに。来季お目見え予定の水槽展示です。
作成までは、3D CADソフトの習得、設計、3Dプリンタで出力、組み立て、調整のループ。
仕掛け水槽を作るため仕事の傍で勉強を続けています。
【コロコロ募金箱】
施設への応援を楽しみながら協力してもらえる仕組み作り。まさにスタッフのアイデアです。
そしてアイデアを捻り出すために、関連する取り組みの情報収集や課題を置き換える思考プロセス、協力してもらえる専門業者へのアプローチといった実務的な積み重ねが仕事の背景として存在します。
【失敗談】
①野外ビオトープ
過去、水辺の生きものや水生植物が見られるようにと素掘りのビオトープを作成し運用してきました。水辺を作ることでカエルがやってきたり、トンボがやってきたりと生き物の生息空間としては十分に機能していたのですが、素掘りゆえに水は入れてから3日しないうちに濁り水の中の生きものを観察となると難しい状況でした。また深さがあるために年に2回の水出しと落ち葉さらいが一苦労で管理面で課題を感じていました。
そこで、井戸水から水を循環できる仕組みを取り入れたところ、水の濁りがなくなり毎日透き通った水に、また深さについても浅い箇所と深い場所とをつくるなど、管理面での仕様も変更。
ビオトープを移設するに当たっては職員で穴を掘って作成していきましたが、なれない毎日の土木作業で膝や関節が痛くなることもありましたし、初めて水を張った30分後に全て水が地面の中に浸透してしまうなど、苦労もありましたがいまでは毎年春になるとアズマヒキガエルが産卵しにきてくれるようになり、オタマジャクシに喜ぶ親子連れの姿を見ると苦労したかいがあったと思います。
②サワガニの展示
サワガニが生息する渓流をイメージして作ったものの。
観察しやすいスポットを人工的に作ったのですが、気に入ってもらえず岩や砂利の中に本気で隠れてしまいました。
渓流では狭い範囲でたくさんのサワガニが見られるのですが、水槽内では喧嘩する姿もよく目にします。
多様な環境と餌の供給量に課題を感じ、更新を急いでいます。
③カブトムシの幼虫を水槽の断面から見られる生態展示
おがくずを入れて作成したところキノコが生えてきてキノコ展示水槽に。
透明パネル部にはアクリル板を使ったところ、厚みが足りなくて湾曲してしまい、カブトムシの幼虫がうまく見えませんでした。時間がなく再挑戦できずに失敗に終わりました。
この求人の雰囲気
【牛久自然観察の森】
広さ約21ha。コナラ/クヌギを主体とした雑木林、スギ/ヒノキの針葉樹林で構成された園内には、茨城県南の野山でみられる生きものが生息しています。原生の自然や希少な動植物ではなく、都市近郊にある身近な自然が主体です。
牛久市郊外に位置し比較的アクセスしやすいことから、周辺地域の市民の方や家族連れがお訪れ、ネイチャーセンター内は主に幼児を中心とした親子連れがご利用されています。近隣の幼稚園・小学校の団体利用もあります。
【野外園路】
一周約5kmの園路では、雑木林・杉林、草地(バッタの原)や池などの多様なフィールドを散策することができ、
自然散策やウォーキング・カメラマンの方が利用されています。
自然への関心を持ち始めたお子様でも生きものが観察しやすいようにと小さな「ビオトープ」や「バッタのいる野原」、「野鳥観察用の窓」などはあるものの、生きものと来園者とが出会いの場/仕掛け作りはまだまだ少ないと感じています。
「巣箱」や「餌台」といった既存の仕掛けに加えて、不特定多数の来園者の利用圧にも対応する新しい仕掛け作りを創造していきたいと考えています。
【ネイチャーセンター】
園内の拠点施設になっており職員が常駐しています。開園から30年経ちますが、木のぬくもりを残しながら展示物や老朽化した設備を更新しています。
館内では、様々な木の素材とふれあうことのできる「木育体験」と茨城県南地域で見られる水辺の生きものの「水槽コーナー」を常設しています。
【木育体験】
木製のおもちゃに特化したスペースで、木のぬくもりと触れ合える空間になっています。「様々な木の素材と触れ合う体験=木育体験」
森の景色に囲まれ、木の球が15,000個入った「木の砂場」やオリジナル大型からくり装置など大小70種類以上の木製玩具に触れる事ができ、三世代ファミリーに体験していただいています。
小さなお子様でも安心して体験してもらえるよう「safety」「strong」「simple」に配慮しながら、且つ子供とその保護者が笑顔になる光景を想像しながらのおもちゃ選定。
一つ一つのおもちゃには物語があり、特に大型の装置が置かれるまでには、全国のクラフトマーケットへの行脚や作家の方との出会いなど時間と足を使ってきました。また社会情勢などの日々のトレンドや類似施設の取り組みなどの情報収集、運営調整を繰り返しながら今日の空間が存在します。
「皆が望むことを皆が思いもしないやり方で」、新しく加わってもらう方々にはスタッフ側の創造性をより掻き立ててくれるような「人柄」「意欲」「技術」などチームとしての化学反応を期待しているところです。
【水槽コーナー】
メダカやドジョウ、ウナギやナマズといった茨城県南地域で見られる水辺の生きものを生体展示しています。
いわいる水槽コーナーから、一線を画すべく7年前からリデザイン。「森の小さな水族館」を目指し試行錯誤を繰り返しながら今日を迎えています。
ネイチャーセンターの雰囲気に合わせた「木質キャビネット」や展示スペースの変更/移動を可能にする「重量キャスター」、水槽の上部からも鑑賞できる天井からの「スポットライト照明」など鑑賞性を高める設計を行いました。
当初は生きものをより自然にみられるようにとネイチャーアクアリウムの要素を豊富に取り入れたものの、かえって生きものが探しずらいという事態に。現在は生態のわかりやすさと自然景観のバランスを考慮した展示作りや、見る人が展示物に対して主体的にかかわれるインタラクティブな装置を開発し、水辺や水生生物の魅力を引き出したいと思っています。
一方で、水槽コーナーを生かしたアクティビティーはあまりありません。親子連れに向けた演出やショートプログラム作りが課題となっています。
【職場の雰囲気】
職場では、来園者の受け入れや問い合わせ、各種清掃業務など日々の業務をこなしつつ、展示物の更新やいイベント、新しい仕掛け作りなどの試行錯誤を行なっています。
近年では、木育広場内でたくさん遊ばれる車のおもちゃについて、使用後に漫然と置かれていた車にと収納スペースと車で遊ぶことができる夢の大型什器の導入を実現させました。水槽コーナーではウナギが穴に入る生態を利用した「ウナギの寝床水槽を更新しました。また日光が差し込むために水槽の設置ができなかったスペースを逆手にとって「亀がバスキングできる水槽」の設置を行いました。
職場では、そのような新しい業務に取り組むため、日頃から関連する全国の施設の「事例」、世の中の「流行」、スタッフが「体験」した各種イベント、そういった情報を施設にどう置き換えたらより良くなるか。施設の「雰囲気」や主体である「生きもの」「時流」に合っているかなどなど議論を繰り返し行なっています。
大きな施設ではなくスタッフの数も限られているので、打ち合わせや雑談の中で出てきたアイデアを具体化しやすい職場環境です。自分で考案したアイデアを来園者方々に提供するので、反応も直接感じられるのも牛久自然観察の森の特徴です。
来園されるご家族が「生きもの」や「自然」を通して、充実した時間を過ごしてもらえるような想像的な仕事を一緒に行なってみたい方、積極的なご応募をお待ちしています。
特徴 | |
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男女比 |
男性:50%、女性:50% |
法人情報
代表者 |
齋藤孝 |
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設立年 |
2003年 |
法人格 |
NPO法人 |
うしく里山の会の法人活動理念
特定非営利活動法人「うしく里山の会」は、牛久市から指定管理を受けた「牛久自然観察の森」を受託し、フクロウやオオタカの生息する森を保全するとともに、市民の方が緑と親しむことができるよう季節行事や総合学習の受け入れなどを行っています。
牛久ならびにその周辺地域を主な対象として「自然と人が調和した美しい環境を保全し、未来に引き継ぐ」ために、地域住民主体の環境改善活動・支援に関する事業を基本とし、豊かな里山の環境づくりに貢献すべく活動しています。(定款第3条目的)
うしく里山の会の法人活動内容
牛久自然観察の森指定管理者
環境庁の補助事業「身近な自然活用地域整備事業」を活用し、牛久市が設立した約21haの森を指定管理者として受託しています。受託期間は一期を5年とし、今年で三期目に入っています。
トノサマバッタが生息する「バッタ野原」の管理やメダカの泳ぐビオトープの管理など生きものの集まる森づくりを行うとともに、身近な自然環境の中で昆虫,野鳥等の小動物及び植物との触れあい,これらの観察を通して自然への理解を深め,自然保護思想の普及及び向上を図るため,市民のみなさまに有効に利用していただける施設の管理運営を目的としています。
里山保全ボランティア(みどりの保全区エコアップ作戦)
観察の森に隣接する牛久市指定の「保全区」の保全活動を行っています。鳥獣保護区にも指定されている雑木林では、キンランやギンラン、ミヤマウズラといった希少植物も自生しています。平成16年から活動を始め、来年で20年。各事業の垣根を越え多くの事業で関わりのある結束町の森林環境保全に貢献することを目的に活動を続けています。
自然観察出前講座
長年、ホタルの保全活動も行っていた自生地で、地元自治体と共同で観察会を行っています。
また、保育園や学校から依頼があれば教育機関に出向き講義を行うこともあります。
雑木林応援隊・畑隊
観察の森の一部を整備,畑の利用,近隣の荒廃林の保全整備を通して,里山の利用方法や技術の習得,多様性植物の復活,公開講座による啓蒙活動,在来作物種の継続栽培などを目的としています。
雑木や竹の炭焼き、ツル籠作り、染め物など里山に伝わる自然を活用した活動に多くの市民が集います。
里山植物リサーチ事業
牛久市城中地域に残された希少な植物群落を調査し、記録を残すとともに市民の方が知るきっかけを提供していきます。過去には樹木ハンドブックや外来植物ハンドブックなどを作成。巨木や緑地公園を巡るガイド活動なども行ってきました。また、まとめた記録は地元の図書館や中学校でも閲覧できるよう情報提供も行ってきました。
取り組む社会課題:『生物多様性』
「生物多様性」の問題の現状
身近に自然体験できる場所が減ってきている中で、自然体験を通じ自然の素晴らしさや生きものとのふれあいを通じて、自然をより身近に感じ大切にする心を育む
活動実績
平成14年11月「うしく里山の会設立準備会」を立ち上げ、平成15年4月に市民団体「うしく里山の会」を設立
2003年04月01日
本会の前身は,牛久自然観察の森の効果的な運営を目指すため,平成13年4月に設立されたボランティア有志による「牛久自然観察の森友の会準備会(平成14年4月~友の会設立協議会)」となります。
その後,牛久自然観察の森を活動の拠点として、牛久市内の美しい里山を保全し未来に引き継ぐ活動を目指す市民団体を作ろうと,平成14年11月「うしく里山の会設立準備会」を立ち上げ、平成15年4月に市民団体「うしく里山の会」を設立しました。
平成16年9月には,活動の幅を広げるため,NPO法人格を取得しています。
平成18年度からは、牛久自然観察の森の指定管理者として施設の管理・運営に携わっています。