
休みの日を迎えても、予定もやりたいことも思いつかず、何となくスマートフォンを見ているうちに時間が過ぎてしまうことってありますよね。
一方で、「せっかくの休みだから何かしなければ」と考えるほど、何を選べばよいか分からなくなる場合もあるでしょう。
休みの日にやることが思いつかないときは、無理に充実した予定を作る必要はありません。まずは、今の自分がどこまで動けそうかを確認し、最も負担の小さいことを一つ選んでみましょう。
一人で静かに休むことも、自分のペースで外出することも、人と関わることも、その日の自分に合っていれば、いずれも休日の過ごし方です。
この記事では、今の気力や使える時間に合わせて、一人でできることと、その選び方を紹介します。
まずは、今の状態に最も近いものを確認してみましょう。
| 今の状態 | 方向性 | すぐできる例 |
|---|---|---|
| 何もしたくない、疲れている | 休む・整える | 横になる、入浴する、食事を取る |
| 暇だが、あまり動きたくない | 家で10分だけ始める | 机を片づける、短い動画を見る、料理の準備をする |
| 少し外へ出たい | 近場へ出る | 散歩する、図書館や公園へ行く |
| 新しい刺激がほしい | 初めての場所や活動を試す | 普段行かない店、講座、体験へ行く |
| 人と関わりたい | 連絡する・人のいる場へ行く | 友人へ連絡する、イベントや地域活動へ参加する |
複数に当てはまる場合は、最も負担の小さい方向を選んでください。
今すぐ決められない場合は、10分程度で終えられることを一つだけ試してみましょう。
最初に、今日はどの程度動けそうかを考えます。
疲れている日に、無理に外出する必要はありません。
反対に、家にいると気分が変わりにくいと感じる場合は、短い散歩などから始める方法があります。
次に、今日使える時間を確認します。
時間があるからといって、一日分の予定を作る必要はありません。
まずは短時間だけ始めて、もう少し続けたいと思った場合に、次の行動を選んでも構いません。
最後に、どこで過ごしたいか、どのような関わり方が心地よいかを考えます。
一人で過ごす休日には、自分のペースで休んだり、好きなことに集中したり、予定を自由に変えたりできる良さがあります。
人と関わりたい日には、家族や友人へ連絡するほか、一人でイベントや活動へ申し込み、現地でほかの人と関わる方法もあります。
何もしたくない場合は、休むことを選んでも何の問題もありません。
疲れている、睡眠不足が続いている、選ぶこと自体が負担に感じる場合は、予定を増やすより休息を優先しましょう。
何もしたくない状態や気分の落ち込みが長く続き、仕事・学校・食事・睡眠など普段の生活にも影響している場合は、身近な人や医療・相談機関に相談することも選択肢です。
休みの日にやることが決まらないのは、単に候補を知らないからとは限りません。
自分の状態を整理すると、何を選べばよいか考えやすくなります。
仕事や学校などで疲れていると、何をするか考えること自体が負担になります。
候補を調べても、比較したり準備したりする気力がなく、結局何も選べないこともあるでしょう。
この状態では、やることを増やすより、まず休むことを優先します。
「今日は休む日」と決めて過ごすと、何もしなかった時間ではなく、休息に使った時間として受け止めやすくなります。
一方、目的を決めずにスマートフォンを見続けた場合は、「何もしないまま終わった」と感じることもあります。
時間はあるものの、何をしたいかまでは決まっていないこともあります。
この場合は、大きな目的を決める必要はありません。
「少し体を動かしたい」「家の中を少し整えたい」「いつもと違う場所へ行きたい」など、今の気分に近い方向を一つ選びましょう。
家で過ごす、一人で外出する、人と関わるなど、心地よい過ごし方から考えると候補を絞りやすくなります。
「休日を有意義に過ごさなければ」「せっかくの休みを無駄にしたくない」と考えすぎると、かえって選べなくなることがあります。
検索すると多くの候補が見つかりますが、選択肢が増えるほど比較が難しくなる場合もあります。
理想的な休日を作ろうとせず、今できる最も小さなことを一つ選びましょう。
外出するほどの気力がない場合や、一人の時間をゆっくり楽しみたい場合は、家の中でできることから選びます。
すべてを行う必要はありません。今の状態に合うものを一つだけ選んでください。
疲れている場合は、回復につながることを選びます。
何かを達成しなくても、休日を終えたときに体や気持ちが少し楽になっていれば、その時間には意味があります。
家で少しだけ何かしたい場合は、10分程度で終えられることを一つ選びましょう。
部屋全体を片づけたり、たまっている家事をすべて終えたりする必要はありません。
終わりが分かりやすい小さな行動を選ぶと、「今日はこれをした」という納得感を得やすくなります。
やりたいことがある場合は、好きなことに時間を使って構いません。
一人の時間は、周囲の予定に合わせず、自分の好きなことへ集中しやすい時間でもあります。
休日の過ごし方が、成長や成果につながる必要はありません。自分が楽しめたなら、それも休日の大切な使い方です。
少し余裕がある場合は、短時間で新しいことを試してみるのもよいでしょう。
最初から続けると決める必要はありません。
試してみて合わなければやめてもよいと考えると、始める負担を下げられます。
一人の休日は、行く場所や帰る時間を自分で決められるため、その日の気分に合わせて予定を変えやすいのが特徴です。
家で過ごしていると気分が変わりにくい場合は、外へ出ること自体を最初の目標にしてみましょう。行き先や一日の予定を細かく決めなくても構いません。
遠くへ出かけなくても、近所を歩くだけで気分が変わることがあります。
筆者も、何をするか決められないときに、「とりあえず外へ出る」と決めたことで、そのまま散歩できた経験があります。
筆者の場合は、散歩やサウナなど、行き先を一つ決めておくことが家を出るきっかけになっています。
最初から一日の予定を決めるより、「まず家を出る」と考える方が動きやすいこともあります。
少し新しい刺激がほしい場合は、普段とは違う場所を選びます。
一人で出かける場合は、自分の関心に合わせて行き先を選び、好きな時間だけ過ごせます。
遠出する必要はありません。移動や費用の負担が大きいと感じる場合は、生活圏の中から選びましょう。
体力に余裕がある場合は、軽く体を動かす方法もあります。
疲れている日に無理をする必要はありません。自分が気持ちよいと感じられる範囲で選びます。
一人で過ごす休日には、自分のペースで予定を決められる良さがあります。一人の時間を楽しみたい日は、そのまま静かに過ごしたり、自由に出かけたりして構いません。
一方で、人と話したい日や、普段とは違う経験をしたい日には、その気持ちに合う過ごし方を選べます。
人と関わりたい場合でも、一日分の予定を作る必要はありません。
返信がすぐに来るとは限りませんが、短い連絡が次の予定につながることもあります。
会話だけを目的とする場所が苦手な場合は、共通のテーマがある場を選ぶ方法があります。
何を話せばよいかを自分だけで考えなくても、体験や作業を通じて会話が生まれる場合があります。
一人で申し込める活動であれば、周囲と予定を合わせなくても、自分の関心や都合に合わせて参加できます。
地域活動やボランティアも、人や地域と関わる方法の一つです。
地域イベントの運営、清掃、子ども・教育、福祉など、活動内容はさまざまです。
ボランティアは自分の意思で参加する活動です。「やることがないから参加するべき」と考えず、目的や活動内容に関心を持てる場合に選びましょう。
筆者は隔週でボランティアに参加しています。主な目的は、仕事以外の場で人と継続的に関わることです。一方、普段参加しないイベントへ行くときは、新しい経験を得たいという気持ちが強くなります。
継続的に人と関わりたい場合と、単発で新しいことを経験したい場合では、合う活動も異なります。
ボランティアに関心がある方へ
休日の日程や参加頻度に合う活動を探したい方は、休日にできるボランティア|活動例と自分に合う募集の探し方をご覧ください。
活動ジャンルや参加方法を比較したい、一人でできる方法を知りたい方は、ボランティアの種類・ジャンル一覧|具体的な活動例も紹介をご覧ください。
平日休み、長期休み、費用を抑えたい場合など、条件によっても選びやすい過ごし方は変わります。
平日休みには、周囲と予定を合わせにくいことがある一方、曜日や時間を自分のペースで使える良さもあります。
周囲と予定が合わないから仕方なく一人で過ごすのではなく、自分の関心やペースに合わせて時間を使う機会として考えてみましょう。
たとえば、次のような過ごし方があります。
休みが続いて家で過ごすだけでは気分転換になりにくい場合は、平日に開催されているイベントや活動を探す方法もあります。
長期休みでは、時間が多いことで、かえって何をすればよいか決められない場合があります。
毎日に予定を入れる必要はありません。次のように時間を分けて考えてみましょう。
たとえば、次のように決めます。
勉強、運動、創作、地域活動なども、今後ずっと続ける前提ではなく、休みの期間だけ試して構いません。
一人で集中する日、人と会う日、何も予定を入れない日を分ける方法もあります。
費用を抑えたい場合は、身近な場所や、すでに持っているものを活用します。
ただし、無料と案内されているイベントや活動でも、交通費、食費、道具代などが必要になる場合があります。
ボランティアも、報酬を第一の目的としないことと、参加者の費用負担がないことは同じではありません。参加前に、実際にかかる費用を確認しましょう。
今日することだけでなく、休息・趣味・学び・新しい経験などから休日全体の過ごし方を比較したい方は、
休みの日にやることがないときは、候補を増やすより、今の状態から選択肢を絞ることが大切です。
まずは、次の3つから最も近いものを選んでみましょう。
一人でゆっくり休む、家事を一つ済ませる、好きなことを楽しむ。
散歩する、図書館や公園へ行く、近場の施設を訪れる。
身近な人へ連絡する、イベントや講座へ行く、地域活動に参加する。
どの過ごし方が優れているということではありません。その日の気力や気分に合うことを選びましょう。
今日の休日を完璧にする必要はありません。
今の自分にできそうなことを一つ選び、まず10分だけ試してみてください。合わなければ、次の休日に別のことを選んでも構いません。
参考元
東京ボランティア・市民活動センター「ボランティア活動、4つの原則」
東京ボランティア・市民活動センター「ボランティア活動の第一歩を踏み出してみませんか」