点字は生活の中でよく見かけるという方も多いのではないか思います。
確かに、駅のあちこちで見かけたり、道に点字ブロックがあったりしますよね。
しかし、生活で見ることが多いものの、あまり点字を意識される機会は少ないのではないでしょうか?
今回は「点字の役割」と「点字に特化したNPOの活動」についてふれながら、わかりやすく説明していきます。
視覚障がいについて詳しく知りたい方はこちらもおすすめです。
目次
北海点字図書館によると、
点字は、文字の読み書き、読書、学習、コミュニケーションの手段として用いられています。
と定義されています。
点字が使われる身近な例として、歩道に設置されている「点字ブロック」「エレベーターのボタン」「自動販売機」などがありますね。
また、シャンプーの容器についているギザギザのような「ユニバーサルデザイン」も視覚障がいの方が使いやすいように工夫されたものの一つです。
ユニバーサルデザインについて詳しく知りたい方は日本盲人会連合のサイトをご覧ください。
ここまでで、点字は暮らしの中に根付きつつあるように思えましたが、目が見えない方にとってはまだまだバリアフリーには程遠いようです。
私たちにできることは何があるのでしょうか?
点訳ボランティアとは日本盲人会連合によると、
視覚に障害のある方のために、墨字(活字)で書かれている書籍や雑誌、広報誌、新聞などの内容を"点字にして伝える"ボランティア
とされています。
公共施設やお店に売られている商品などで点字を使われているのをよく見かけますが、視覚障がいの方と健常者の方の得られる情報の量にはまだまだ大きな差があります。
視覚障がいの方にも同じ情報を提供できるようにすることを目標に活動をされています。
「点字図書館」は視覚障がいの方のための図書館です。
本は全て点訳または録音されています。
活字の図書をボランティアが点訳し、全国の視覚障がいの方に貸し出しています。
詳しくは日本点字図書館のサイトをご覧ください。
日常生活に関わる点字の普及は広まりつつありますが、本や雑誌などの分野での点字はさらに普及させる必要があります。
目に障がいがあっても、目が見える人と同じように、好きな本や雑誌を楽しむことができるようになるとよいですね。
実現させるためには、点訳された本を増やすことです。
ぜひ、点字を学びながら目の見えない方のための本を作ってみませんか?
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