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2019年10月10日

NPO就職の面接準備でやっておきたいことまとめ

面接は就職、転職活動において避けて通れないプロセスです。
NPOでももちろん、面接は重視して実施されています。

当たり前ですが、面接前にしっかりと準備を行うことは非常に大切です。

変に取り繕ったり、嘘を考えるのは、求人・求職側双方にとってデメリットしかありませんので、そういった準備は必要ないのですが、自分の魅力やいかに団体とマッチしているかを伝えるためには正しい準備が必要です。

今回は特にNPOにおける傾向にフォーカスして、面接対策、準備についてお伝えします。


まずは志望先NPOが求めている人材を把握する

根本的な準備としては、こちらの記事でも紹介した様に、「このNPO法人はどんな人を求めているのか?そして自分はその求めている人材なのか?」という分析です。

そのためにはもちろん、NPOという大きな括りだけではなく、個別の法人に関する分析(いわゆる企業分析)が必要となりますが、ここでは一般的なNPO(ある程度小規模だが、採用活動を積極的に行う規模で、比較的新しいチャレンジをしているようなNPO)に関して、どのような人材が求められているか紹介します。

※あくまで一般論です。成長期か成熟期かなどのフェーズや事業内容によっても大きくことなりますので、個別の法人の研究は必須です。

理念への共感度が高い人材

7割ほどのNPOが採用の決め手として「理念に賛同、共感するなど、意欲や熱意が感じられたから」という理由をあげています。(職員採用の決め手)
利益の追求ではなく、理念の実現を第一とするNPOなら、当然とも言えるでしょう。

即戦力な人材、自ら仕事を作れる人

大企業などとは違い、すでに社内で様々な仕組みが整っていたり、ルールが決められていたりするわけではないため、積極的に仕事を見つけて動ける人材が求められています。

もちろん特性のスキルや経験という意味で、戦力になれるか、も問われるかと思いますが、素養という側面でも重要視されています。

つまり、混沌とした、何もわからないような状態でも、全力でチャレンジできたり、新しい知識やスキルが必要になっても、自力で学習してある程度短期間で戦力になれるようなスキル獲得力が備わっていたり、というような人柄が求められています。

支援者を中心に、様々なステークホルダーと関係を構築できる人材

一般企業と比べても、NPOの場合は自治体、企業、サービス提供者、支援者、寄付者など、様々な主体と関係を作っていかなければなりません。

特に支援者との関係は丁寧なやりとりが求められますし、スキルや経験を超えて、愛嬌がある方、好意が持てる方かどうかも重要視されています。


面接でどこが見られているか、何を準備するべきか

上記のような人材が求められているため、面接では以下で紹介するような部分が見られています。

理念への賛同、熱意は十分か

まずは理念への共感度が高いかどうか、は確実に見られるでしょう。
準備としては、理念に共感する理由とそこに関するエピソードをしっかり伝えられるようにすることです。

「エピソードを準備」というと、作文を書いて、その文章を暗記するような準備をする方もおられるかも知れませんが、それは逆効果です。
目的はあくまで、わかりやすく、よりうまく伝えること、です。

面接中にエピソードを一語一句暗唱してしまうと、少し話し方を間違えたり、単語を間違えたりするだけで気になって言い直してしまったりしますし、感情が入った、「伝える話し方」では無くなってしまいます。

友人に先日起きた面白い話を話す、というような場面に置き換えて考えるとわかりやすいかも知れません。

一語一句覚えて話すよりも、だいたいどういった順序で話すとわかりやすいかを頭に入れたり、オチがどこなのか、そこに向けてどう話すか考えたり、重要な事柄については、Aという単語よりもBという単語の方が数倍面白く伝わりそうだ、と考えてみたり、ということをするとより楽しく話ができるかと思います。

また、はじめて誰かに話すよりも、10回目に同じ話をする方が、うまく話せるでしょう。

それを同じように、その法人の理念にどのように共感しているかを、いろんな友人に聞いてもらって、どうすればもっとうまく伝わるか考えたり、単に話すことに慣れることが大切です。

過去の経験について、具体的にどのように考え、どう行動に移したか

即戦力か、もしくはすぐに成長して仕事をしてくれる人材か、という部分に関しては、今まであなたがどんな経験をしてきたか、その時何を考えて、どんな理由で、どんなアクションをしたか、という具体的な話が求められます。

ここで、「即戦力になれるような人じゃないと話せない視点の話」ができれば、かなり自分の魅力をアピールできるかと思います。

よって、具体的な準備としては、過去の仕事(学生、新卒の場合は学生生活での活動など)に関してしっかり振り返りを行うことが挙げられます。

好意が持てる人柄か、コミュニケーション能力があるか

ステークホルダーとの関係を築ける人物が求められいるため、人柄やコミュニケーション能力が試されるでしょう。

人柄に関しては変に準備をしてどうにかなるものではないのですが、上記のように、エピソードをうまく話す準備をしたり、過去の自分の経験をおさらいしたりといった準備をしっかり行うことで、緊張せず、リラックスして望むことはできるでしょう。

「できる準備はすべてやりきった」と思えれば、堂々と話せるかと思います。

また、コミュニケーション能力の高い人というと、「人と仲良くできる、明るい人」というイメージがありますが、それはコミュニケーション能力とはいえません。

ここでのコミュニケーション能力とは、「質問に対して適切な回答ができる力」です。

よって、面接でも、まず結論を伝えて、次に具体例、最後にまた結論を話せるように練習をしたり、相手の意図にそった答えができるように友人に模擬面談をしてもらったり、長々と自分が話したいことだけ話さないように練習したり、というような準備ができるかと思います。


自分の魅力を100%伝えられるようにしっかりと準備をしましょう

いざ面接となると、うまく話ができなくなるものです。
事前に適切に準備を行って、後悔のない転職・就職活動にしましょう。

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