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更新日:2024/04/04
聴覚障害者向けの「音が目でわかるプロダクト」開発メンバー募集!
nooto SOUND DESIGN人間拡張の未来がここにある
障害や苦手を持った人との共創により、みんなにとっての開かれた価値が創られます。
基本情報
聴覚障害者が抱えている聞こえの悩みを解決します。生活環境音がわからない不便を、音が目でわかる技術(サウンドエンジニアリング)でアプローチ。当事者への有用性を確認済みの技術を、一緒に社会実装しませんか?
活動テーマ | |
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活動場所 |
開発拠点は関東にありますが、世界中どこからでもフルリモートで参加可です!! |
必要経費 |
無料 開発に必要な経費等は当方が負担します。 |
活動日 |
期間は相談可 |
注目ポイント |
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募集対象 |
ハードウェアエンジニア(プロトタイピング好き、エレキ系、メカ系、機構設計系、光学系など、得意分野があれば) |
スキル | |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
「音」
「聞く」
「認知」
「プロダクトづくり」
「概念実証」
「社会をよくする」
といったキーワードにピンときたら是非一緒に取り組みませんか!?
ハードウェア
実際に当事者が身につけて利用できるプロダクトを作っていきます。
まずは、ウェアラブル形態から考え、プロトタイピングで実装していきます。
UX検証を行いながら進めていきます。
プロトタイピング、製品化レベル、どのようなフェーズでも経験のある方をお待ちしています。
ソフトウェア
音の指標は多くありますが、本プロダクトは、人の聴覚認知のアルゴリズムをモデルとしています。
聴覚以外では、人は音を感じることはできませんが、音をわかることならできます。そのアルゴリズムを整え、アプリケーションやハードウェアに組み込んでいきます。
マーケター
聴覚障害の困りごとは、想像以上に社会に理解されていません。どのくらい理解されていないかというと、当事者が差別をされていると感じるくらいです。しかし、誰も差別をしたいとは思っていないはず。そのような不理解の溝が埋まるように、プロトタイプを用いた相互探求を一緒にやってみたいという協業先を増やしていきます。
顧客開拓や営業の経験がある方をお待ちしています。
プロダクトデザイナー
本プロダクトは、知覚の拡張を目指したウェアラブルデバイスデバイスおよびアプリケーションとなります。
身体とモノの関係だけでなく、一人一人の知覚に影響を及ぼすため、ユーザーのユースケースを意識したプロダクトデザインが欠かせません。アイデアのディスカッションを含めご参加いただける方をお待ちしています。
イベントプロデューサー、UX・Webデザイナー、アートディレクター
違いに取り組み、違いを知る、違いを共有する、という活動は、私たちの相互理解を促進します。
そのようなスパイラルが発生し、相互探求をしながら共創する文化作りをします。
本プロジェクトは、モノを作って提供するだけでなく、そのプロセスを通して、カタチのないものもつくっていきます。
相互探求する文化づくりに興味がある方をお待ちしています。
体験談・雰囲気
このプロボノの体験談
聴覚障害者に情報を伝達するための研究やプロダクトの開発は、これまで多く行われてきました。例えば、
視覚的な表現の試行錯誤や、触覚を併用したウェアラブルデバイスの開発などです。また、機械学習を用いた異音検知なども充実してきています。
しかし、人は、音だけを聞いて音を知っているのではありません。自分の周りに起きている視覚情報や空間情報とともに、音の意味を学習し認知しています。これを専門的にはcontextといいます。
これまでの聴覚障害者支援ツールは、このcontextを考慮することなく提供されてきたため、実は当事者には使われていないのが実情です。現在使われることが多いツールは、聴覚障害者と健聴者がやり取りをする際の、音声言語を文字化するアプリケーションくらいです。
これはなぜかというと、音を聞く、ということが、人間にとってどのようなプロセスを経て行われ、音とは何であるかということが、理解するのにいくつかの専門領域が絡み合っているからです。音には、言語音だけでなく非言語音がありますが、健聴者はあまりにも無意識的に非言語音を実生活や行動に生かしているため、その目に見えない音がもたらす影響に気付きにくいのです。科学者は、そういった音と人の関わりを研究しますし、サウンドエンジニアは音を設計し人を感動させます。このように、音を聞く、を理解するには、脳のこと、身体のこと、サウンドエンジニアリングのこと、いくつか抑えておくべきポイントがあります。
本プロジェクトが開発するツールは、これらのポイントを抑えたプロフェッショナルが、大学院の研究で当事者に対する有用性の確認を行なったものとなります。
これまで、何人もの聴覚障害者と友達になり、聞こえの悩みを共有してもらったり、社会や聴者との隔たりをたくさん語り合ってきました。その隔たりは、想像以上に深く、なかなか理解をしてもらえないものでもありました。しかし、私たちは、互いに探求しあうことで、誰もが個性を認めあえ、豊かな世の中を作っていくことができるはずです。
この取り組みを始めてまだ2年ですが、聴覚障害者とともに多くのことを学ぶことができました。このプロダクトが、聞こえの困りごとをサポートし、私たち人類全体の豊かさにも繋がることを確信しています。
このプロボノの雰囲気
気楽で楽しい雰囲気です!
特徴 | |
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雰囲気 | |
関連大学 | |
男女比 |
男性:50%、女性:50% |
団体情報
代表者 |
澤田真吾 |
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設立年 |
2014年 |
法人格 |
その他 |
nooto SOUND DESIGNの団体活動理念
ノオトサウンドデザインは、〜の音、をデザインします。
世の中は、音であふれ、人々は音が聞こえることを前提に社会をつくってきました。
しかし、聞こえに困難がある人々も、聞こえが当たり前の人も、
みな同じ社会でいきていくことになります。
そこで生まれる隔たりや、それぞれの聞こえから生じる価値観は多種多様です。
一人一人の豊かな現実をつくることを、
聞こえ、という角度からアプローチします。
nooto SOUND DESIGNの団体活動内容
ノオトサウンドデザインは、音のノウハウを中心に、クリエイティブ領域だけでなく、社会課題解決の取り組みを行なっています。
特に、障害者の困りごとに向き合いながら、音のノウハウの強みを生かしたアプローチをしています。
主に聴覚障害者との共創で、一人一人の現実を豊かにする取り組みを、プロダクト開発ベースで行なっています。
取り組む社会課題:『障がい者福祉・介護』
「障がい者福祉・介護」の問題の現状
一言で聴覚障害と言っても、人によって様々な困りごとの状態があります。
先天的に重度の聴覚障害をもったろう者、聴者と同じ言語を獲得してから聴力に障害が生じた中途失聴者、年齢を重ねて生じる老人性難聴など、多様な聞こえの状態の困りごとがあります。
「障がい者福祉・介護」の問題が発生する原因や抱える課題
聞こえの困りごとは、一人一人違うのですが、聴者はその聞こえの状態を経験したことがありません。そのため、聴覚障害者の困りごとを、健聴者がうまく理解できないという問題があります。聴覚障害者の多くの方が、悩みを分かってもらえない悩みを抱えています。
「障がい者福祉・介護」の問題の解決策
聞こえの問題を解決するには、聞こえの仕組みを丁寧に噛み砕いて理解する必要があります。また、人と環境の関係性において、音がどのような役割をし、人がどのように音を学習していくのかのプロセスを含めて、ソリューションに落とし込んでいく必要があります。
私たちは、サウンドエンジニアリング、脳神経科学、神経心理学の視点から、実際に聴覚障害者とともにUX検証を行い、音が目でわかるプロダクトを開発しています。
聴覚障害者でも、音を感じる、ではなく、音がわかる、ことはできるのです。
活動実績
サウンドプロダクション「ノオトサウンドデザイン」設立
2014年
音が目でわかるプロダクトの開発を開始
2019年
サウンドエンジニアリングの強みを生かして、人の自然知能が音を認識するアルゴリズムの開発を始める。
聴覚認知のアルゴリズム化に成功
2020年
聴覚構造を模倣した聴覚認知のアルゴリズム化に成功。楽しく音がわかるプロトタイプをろう者に使用してもらい、有用性を確認。
特許取得
2023年
音が目でわかるアルゴリズムおよびウェアラブルデバイスの特許を取得。