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更新日:2022/07/01
プロボノ募集 ロボットガイドヘルプサービス(エンジニア、UXデザイナー募集)
LOOVIC基本情報
ガイドヘルプ業界は、全て手作業で煩雑で、未だにメール・電話・FAXと、DXが進んでいません。当事者が外出しやすくするためには、まずこの煩雑な業務のDX化が必要です。企画・デザイナー・エンジニアを募集中
活動テーマ | |
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活動場所 | |
必要経費 |
無料 |
活動日 |
期間は相談可 |
注目ポイント |
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募集対象 |
社会課題の解決に共感を持つ、企画、デザイナー、エンジニアを募集します。 |
募集人数 |
10名 |
スキル | |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
1)「空間認知の社会課題」を五感IoTで寄り添い解決するサービス
→誰もが迷わない社会 を実現する
2)HOW:自立移動・人とデバイスの関係性のDX。(骨伝導を用いたウェアラブルIoTデバイス)
→まるで人が寄り添うような安心感で自立移動をサポート
3)HOW:空間記録のDX(気になる情報を空間に記録できる)
→空間記憶の課題を解決
LOOVIC開発のきっかけ
「みなさん、道に迷ったことありますか?」
それ、解決できます。
LOOVICは、スマホを見ないで目的地に到着できる世界初のデバイス・サービスです。
迷う要因は、地図の認知・記憶・体内コンパスです。
そもそも、スマホを見ないで誰かがそばにいて導いてくれれば、迷う要因がなくなります。LOOVICは、まさにその誰かがそばにいる感覚を再現するデバイス・サービスです。
「いままでスマホのながら歩きって散々問題になってきましたよね?」
その議論、LOOVICなら終わりにできます。
我々は、このようにいままでありそうでなかった、空間の認知にフォーカスし、人々のギャップに入り、苦手をなくす、ひとに優しいテクノロジー企業です。
助けたい人たち
▶困っている人
我々の周りには、迷うためにご自身の力だけでは自由に外出できず、困っている方々がいらっしゃいます。
視空間認知障害
初めて聞く名前かもしれません。見た目も話し言葉も至って自然な方々なので、周りからは気づかれにくい方々です。
よく、視覚障害の方々に向けたサービスもクローズアップされますが、視空間認知障害は少し悩みが異なります。具体的には視空間認知障害はだれよりも道に迷うため、道に迷うことによる悩みがあるのです。
視空間認知障害を抱える方で社会進出においての困りごとを抱えているは、主に発達障害、高次脳機能障害、軽度認知症を抱えている方々にみられます。
知的、精神、身体、認知症の方々など広く移動支援が必要な方には、行動援護、同行援護などのサービスもあります。
このような方々は、実は深い悩みを抱えています。私たちは、このような方々の悩みを解決したいです。
現状の課題と、LOOVICによって解決できること(01〜03)
視空間認知障害の方は、目も見え、耳も聞こえています。広く知られている人たちでいうと、認知症でお困りの方々。このような方々も同じ悩みを持つ方々です。
我々は、このように、迷うという困りごとを抱えながらも外出する意欲が高く、社会で自由に暮らしたい。という願いを持つ方々に向けてテクノロジーによる支援を届けようとしています。
特に発達障害、高次脳機能障害、軽度認知症の方々にこのような悩みを持つ方々が多く存在します。その人口は、およそ550万人の方がいらっしゃいます。
ご高齢の方々も歳を取るにつれて、認知症ではなくても、一部の物忘れにより思い出すのに時間がかかることもあります。
このような方々は、自由に行動し、社会で活躍できる場所を探しています。当事者の周りの方々からすると、私たちの生活と同じように過ごしてほしい。と願う気持ちにもなります。
課題解決までのステップ(STEP 01〜03)
当チームは、道に迷う人たちの、迷うを徹底的に研究し、最適な支援を考えてきました。
このような方々は普段、ご自身で外出もなさいますが、周りの人たちの支援、あるいはガイドヘルプサービスを利用しなくては道の記憶の無い場所への移動に苦手さを感じています。
我々チームは、人による支援に加え、テクノロジーによるDX化を行い、下記のステップで解決していきます。
▶STEP 01:今すぐ、外出したいのDX。〜2022年6月〜
毎日でも家族が支援できればいいのですが、そうもいきません。
ガイドヘルプサービスという、一緒に付き添いしてくださるサービスもあります。しかし慢性的な人手不足です。さらには今すぐ外出したい。と思っても、相手がいることなので、事前予約は必須です。
まずは、今すぐ外出したいを解決できるように、利用者さんとヘルパーさんをつなぐ、ガイドヘルプを運営する事業者さんごとのマッチングシステムが必要です。
いまは、このマッチング作業がすべて手作業であり、現状解決できるシステムがありません。
とても煩雑で、人の手で作業をするので、間違いが起きやすです。そのため、システム化がどうしても必要なのです。
これが実現できると、時間を合わせやすい、出会いやすい。が実現でき、利用者さんと、ヘルパーさんの利用が増えていきます。
当社は、まずはこのマッチングシステムの開発に取り組みます。
▶STEP 02:自立支援、人とデバイスの関係性のDX。〜2023年3月〜
自分の行き先を本人が探し、向かうのではなく、行き先から、本人を探し、導きます。
まるで、誰かがそばでそっと支援してくれる感覚になります。
目は景色に集中し、耳からの情報を得ることができながらも、からだは直感的に誘導してくれるネックスピーカー型デバイス・サービスの開発を進めています。地図アプリと連動させ、一度行き先を設定すると、スマホを意識せず、景色に集中して歩くことができます。
また、毎日人がそばにいると、今度はその支援してくれる人との相性や、コストが懸念となってまいります。さらには一緒に居すぎると、支援が当たり前になりすぎ自立を阻害してしまいます。
ここでは人でできる対応、人でなくてもよい対応、両方のバランスを考えなくてはならないことがわかっています。
▶STEP 03:忘れない景色の空間記録のDX。〜2023年10月〜
視空間認知障害の方は、これだけでは解決しません。迷うことにもっともも悩みがあるため、これで迷わない。というところまで環境として揃える必要があります。
このような方々は、空間の情報が忘れやすいのです。しかし、覚えやすいポイントと忘れやすいポイントは人それぞれです。
ここでは、それぞれの方々が持ちうる気になる情報を空間に記録しておくことで、それが案内ポイントになり、その案内ポイントの順番をわかりやすくすることで解決できることがわかっています。
私たちの周りで、迷う属性をわけると、以下の3つの分類にされます。
1)迷うことはあるが、特に苦労もなく、意識もしていない。
2)よく迷う。自分は方向音痴な方だと自覚している。
3)迷う以前に、知らない場所へ自分一人で外出できない。
この1)〜3)の差は何かというと、空間認知能力です。
決して恥ずかしいことではありません。なぜなら、誰しもが迷うものです。人間って完璧じゃないのですから。
1)2)の方々は、スマホの地図があれば解決できるでしょう。
しかし3)の方にはそれなりに適した支援が必要です。
当チームが解決しようとしている、一番最初に開始していく解決の取り組みは、この3)です。
ここで気づいていただきたいのですが、この3)の人たちを助けるアプローチは、私たち人間誰しも完璧じゃない迷うの解決法と共通できるのです。
同じ空間認知の課題なので、仮に3)で解決ができれば、実は1)2)の方々の悩みの解決も同時に解決できるのです。詳細は後述します。
人間誰しも完璧じゃない
迷いは、誰しも経験したことがある解決したいことなのです。でも、なぜ、移動の苦手さを感じているひとから助けていくのでしょうか?
悩みとして強い方々から解決しなければ、本当の解決しなければならない。という真の意義に進まないからです。それがなければ、とても苦痛である。それがなければ、生活できない、それがなければ、社会に出られない。社会イノベーションの手法ですが、LOOVICはこれを徹底しています。さらには、当事者をずっと見てきたペルソナが本人である、なんとかして助けたいという心理があるからこそ、このイノベーションに自分ごと化し、取り組みができるのです。
一見、当事業にご期待いただく皆様には遠回りに感じるかもしれませんが、私たちはこれを徹底し、周りの迷うすべてを解決できるDXに繋げていきます。
▶目指すこと
LOOVICは、迷いを解決する社会づくりを行っています。そして、誰もが苦手無く、生活を送ることができ、誰もが輝ける社会を目指します。
LOOVICは、テクノロジーがちょっと得意です。このテクノロジーで社会を変えていきます。
これにより、誰よりも道に迷いやすい人が、たった一人の力で社会へ自由に出ていけるようにと願い、取り組んでいます。
外出に不便さを感じない多くの方なら、自由に外出ができるでしょう。きっとそういう方ならスマホの地図も使いこなせるでしょうが、我々の周りには、地図を使うことに不便さや、困りごとと感じている方がいらっしゃいます。
みなさんがお子さんのとき、何もわからないままご両親に導かれた記憶。
きっとこのような多くの方が経験したであろうこと、LOOVICはそんな技術の開発をしています。
なぜやるの? 代表の背景
▶なぜ、このような開発に取り組んでいるのか?
代表の私の山中の長男(16歳)が誰よりも迷いやすい当事者であり、迷う悩みに16年間ずっと向き合ってきました。
子供のうちなら支援されやすいですが、これから成長するにつれて、移動範囲はもっと広がります。しかし、社会人になろうとすると彼の前に、自立という大きな壁が立ちはだかります。
今まで様々な困難を超えてきたが、これからもっと厳しい社会に面しなければならない。誰かに支援をしてもらわなければ、自由に外出ができない。
従来ガイドヘルプサービスなども存在するが、人との相性の課題、費用の課題もある。さらには、一生ひとに頼り続けなければならないといったことが、彼らの自立心の芽を奪いかねない。
実際、ガイドヘルプサービス業界は、慢性的な人手不足。
コロナ禍ということもあり、この支援を担い手であったご高齢のボランティアスタッフの方々は次々と離脱。一層この業界の人の手は足りなくなっている。
買い物には同行をしてもらえても、就業時、会社へ出社するために使うといったようなことは、行政からの支援は得られない。
すなわち、彼らは自由に社会に進出していくことが難しいということである。
1ヶ月前の事前予約も必要だと。好きなタイミングで外出ができるとは限らず、彼らの自由な生活ができるわけではない。
彼らが自由に外出しやすくなる社会ができないだろうか?
そう考えて、事業を立ち上げました。
この課題を解決できる技術ができれば、同じように悩む人達だけでなく、一般生活の我々の生きる社会での課題も解決できるのではないか?と考えたことから取り組んでいます。
発達障害を抱える方には、全てではありませんが一定数このような傾向を持つ方々がいらっしゃいます。彼らのような方は、グレーゾーンとも呼ばれ、多くの方は一般社会で多少の苦手があっても、自然に社会生活が送れています。
このなかで、この誰よりも迷いやすい障害(視空間認知障害)の実数をまとめてみました。
▶悩みの実態
当事者は誰よりも迷いやすさが出ます。一般の方ならば、二から三回歩けば道をおぼろげに記憶はできるものですが、人にもよりますが、当事者の場合、一年間くらい同じ場所を歩き続けて、ようやく道を覚えらるような方がいらっしゃいます。しかしそれでも忘れやすいです。
周りから見て、そのような方は単に忘れっぽい人なんだろうと、さほど気にしてしなくても、当事者にとってはそれが社会生活に影響を及ぼす方もいらっしゃいます。
▶症状の実態
空間上の配置をうまく認識できず、この空間の記憶などに苦手があります。
大きくは、2つです。
① 視覚視野の課題
当事者は、様々な苦手がありますが、例えば、何か一つに集中しすぎたり、同時に複数の処理が苦手だったりします。その状況でスマホ地図を利用すると、一般の方以上にヒヤリハットが多くなります。さらには、景色の記憶が苦手という傾向を持つ方もいらっしゃるため、誰よりも景色に意識を集中して歩かねばならない人なのです。
ながら歩きが当事者にとって、いかに良くないかがご理解いただけたかと思います。
②直感的な判断の課題
当事者は、右・左といっても、瞬間的な把握を苦手としています。体内コンパスでどっちに向いているかがよくわからくなります。
こういったことから、自らの力で様々な新しい場所への移動に苦手があり、行動範囲が制限されているため、新しい場所へ行くには常に誰か支援者がついていく必要があります。
私は私の長男あるいは同様な悩みを持つ方々に、自らの力で社会に出ていく喜びを持ってもらえるようになってほしい。そう考えました。
▶目指すこと
私は、誰もが迷わない社会を実現したいと考えています。この解決で、少しずつ社会で生活する苦手さをテクノロジーで解決していきたいのです。
マッチングシステムにより、迷わずに外出できる支援者を増やす取り組みで、外出のしやすさを解決
地図を見ることを避け、ながら歩きがなくなるよう視覚視野の課題を解決
直感的に判断が難しいため、直感的な方向感の課題を解決
に取り組んでいます。
このように、人の支援・自立できる支援を組み合わせしながら社会に出ていきやすい社会をめざします。
STEP 01
1)ガイドヘルプサービスを使えばいいのでは?
はい、ガイドヘルプサービスを使ってよいのですが、多くの自治体は、財源の兼ね合いや、人手不足の理由などで、通勤・通学などでの利用が認められていません。一部は利用が可能ですが、マッチングの煩雑さは解決できていません。
2)なぜ、ガイドヘルプサービスから解決していくの?
デバイスの移動支援は、デバイスのみで終わらないと考えているからです。究極的にデバイスのみでの移動が実現できればいいですが、人の支援はなくなりません。すなわち、人とテクノロジーは両方があるから、安心できる、デバイス・サービスが実現するのです。ガイドヘルプサービスとテクノロジー、私たちはこの両面で解決していくことを考えています。
STEP 02
3)なぜデバイスを作るの?
デバイスには、デバイスならではのメリットがあります。
もうひと押しで社会に自立できそうな人がいたとしましょう。そこで、このデバイスが役立ちます。
具体的には、たった一人ででき、完結できる。この成功体験を繰り返すのです。
ここで人の支援は、徐々に離れていける方々もいれば、適所において人の支援も必要になります。
ただ、人の支援には、相性もあります。デバイスは、相性の問題や、コストの問題、リソースの問題を解決します。すなわち、いつでも自分の意志で外出する。自立する。が実現できるのです。
様々な方々とも連携しながら自立していける社会に向けて推し進めていきたいのです。
4)デバイスはすべての人が使えるの?
はい、全ての人たちに使っていただけます。
しかし、全てがたった一人の力で移動ができるかといえば、そうではありません。人の力で支援が必要な領域もあり、協力しながら支え合う社会が必要です。
5)視覚障害と何が違うの?
視覚障害は、目が見えないことによる悩みです。目が見えないため目が見えないことで発生する悩みである、事故に合うケースなどの危険性を防ぐ解決策が求められます。
視空間認知障害は、空間の認知能力が高くない一方で、目が見えています。耳も聞こえています。しかし、誰よりも迷います。迷うから迷わないようにする解決策が求められます。
一緒に歩くガイドヘルプ支援者も、視覚障害の方には、事故に合わないように気をつけながら支援します。
視空間認知障害の方には、迷わないようにするために、先導役になって支援をします。
6)ARのグラスでいいんじゃないの?
いまだにながら歩きが解決できていないのです。静止しているときはよいですが、これが歩くとなると、同時作業と景色の記憶に苦手がある当事者の場合は、なるべく景色に集中する解決策が求められます。
7)なんでスマホのナビじゃ駄目なの?
使える人はスマホのナビで十分です。私たちは、これが無くてはならない人たちの支援をしています。でも、私たちチームは、スマホのナビで解決できない方の支援をしています。
たとえ、使えると当事者は考えていても、総合的に当事者を見ている立場でないと気づかない事が多く、結局は使うこと以外に目を向けるように第三者が別の策を提示してあげる支援が求められます。
よく、当事者と待ち合わせをすると、到着できないので、一緒に来てほしい。とか、○○分遅れた。歩行中に誰かにぶつかった。や、足を躓いて点灯してしまったということなども周りが気づいてあげるきっかけかもしれません。
STEP 03
8)忘れない景色の空間記録のDXって何?
視空間認知障害を抱える方々は、道を忘れやすいのです。忘れやすい人を忘れにくくするための、あるいは忘れてしまった場合に支援するコンテンツとなります。詳細は製品発表時に公開します。
その他
9)一般の方々が使えるようになるには?
STEP03の後のSTEP04で利用できることを想定しています。
本事業は世界初の取り組み、世界初のデバイスシステムです。そのため、STEP02や03だけやっていこうとしても、製品は中途半端になります。
少し遠回りかもしれませんが、一つずつ本当に悩みを抱える方々の解決から始めなければなりません。
そのためには、まずSTEP01を解決しなければ、本当の利用者に必要な体験は解決しないと、私たちは考えています。
【LOOVICの将来的な活用用途】
例1)営業先にて
迷うというと、誰しもに共通する悩みです。私は仕事柄移動することが多い生活を送っています。初めての場所ではどうしても迷ってしまうものです。 クライアントに訪問したとき、遅れて汗だくで到着した。こんな経験があるの、私だけでしょうか?そんなことは無いでしょう。
例2)旅行にて
旅行するときには、手が塞がっていていることも多く、手放しで歩けるようになると、もっと景色を楽しめる。そのように想像した人は少なくないでしょう。こんなとき、雨が降ってきたから傘をささねば。と考えたら、どこで地図を見る手が空くのでしょうか? 海外ではスマホを持つと盗難の危険もあります。
例3)災害にて
初めての場所での災害はパニックです。土地勘もないですし、どうしたら良いのかとっさに思いつく選択肢も少ないでしょう。このようなデバイスが、人々を安心させ、速やかに避難誘導してくれれば、きっと私たちも安心して移動ができるでしょう。
例4)山登りにて
スマホのながら歩きはとても危険です。 足元の悪い中、地図と合わせてチェックせねばならない。スマホのながら歩きはできない。後ろに渋滞ができる。足元は危険だらけ。下山時となれば、暗くなる。焦る。早く下山しなければ。スマホを見ている余裕もない。体内コンパスは狂いまくり。どうしますか?
まさに、ながら歩きをなくすスマートシティの未来は、このLOOVICのテクノロジーで解決できるのです。当チームはそういうテクノロジーを社会でつくりたいと考えています。
私たちは世界初のチャレンジを行っています。
このように、視空間認知障害の方々の課題を解決するデバイスは世の中に存在していませんでした。私たちは世界で初、従来解決ができなかった方々の課題を解決する取り組みを行っています。
すなわち、今までこのようなデバイスがなかったために、ベンチャーキャピタルの方々からすると、どのくらい売れるかわからない。と言われます。
すでに世の中に存在している製品であれば、大体想像は付きます。
しかし、存在していないので、どのくらい売れます。とは言えないのです。
さらには、社会課題を解決しなければならない。視覚障害はだいたい想像つきますが、視空間認知障害って初めて。という声も多く聞こえてきます。でもこの視空間認知障害は我々の空間認知の能力のグラデーションでしか無いのです。誰しもが悩む悩みなのです。
みなさまに、この製品が必要だ。この製品が無くてはならない。と言ってもらえるようにするためにお一人様でも多くの声がほしいのです。このデバイス・サービスが必要だ。という声がほしいのです。
まずはデバイスを作るにもこのガイドヘルプで移動したい人が自由に動ける環境から開始しなければ、デバイスだけ開発しても進みません。
まずは移動したい人に、最寄りの人たちがサポートできる環境をスムーズに作る取り組みです。
最初に、移動に対してバリアフリーの課題層を抱える方に対して、人のマッチングサービスで、すべての移動を苦手とする方々に対しての外出しやすい。を実現します。
その後、人とデバイスの関係性で、自立支援を実現します。
自立支援は、あと一歩で社会で活躍できる人に向けた取り組みです。この対象者は、
(発達障害、高次脳機能障害、軽度認知症)およそ国内で550万人の方々に向けての開発に取り組みます。グローバルには、5,000万人が予測されますが、まずは国内から事業のベースをしっかりと育てることに専念します。
とても大切なことが、当事者の方々は特別意識を持たれたくない。という方々も一定数いらっしゃいます。すなわち、苦手だと思われたくないために、当事者だけでなく、誰もが苦手無く利用される社会が求められます。
メガネを掛けている自然のように、一般化して利用されることを目指してまいります。
社会課題を解決しながら事業化に取り組みます。
これまでなかなか取り組みが進んでいなかった領域に対して、当事者を知る立場で、
人に優しいテクノロジーをコンセプトに事業を広げてまいります。
このように移動で困るあるいは、移動で不便を感じる機会を解決できるデバイス・サービスになることを願っています。
藤井直敬
医学博士/脳科学者/デジタルハリウッド大学大学院卓越教授/株式会社ハコスコ 代表取締役
一般社団法人 XRコンソーシアム代表理事 ブレインテックコンソーシアム代表理事 東北大学客員教授東北大学医学部卒業 同大大学院にて博士号取得。 1998年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)McGovern Institute 研究員。 2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター所属、適応知性研究チームリーダー他。 2014年より株式会社ハコスコを創業主要研究テーマは、現実科学、社会的脳機能の解明など。主な著書:「つながる脳」「ソーシャルブレインズ入門」「拡張する脳」など
テクノロジーの力で認知障害に正面から向き合い、それを克服するサービスを実用化することは簡単なようで難しい。これまでの開発過程で、スマホで良いじゃん、専用ハードウェアは本当に必要なの?等の迷いはあっただろう。しかし、その迷いを振り切り一番過酷な専用ハードウェアとアプリケーション開発の道を選択したチームには喝采を贈りたい。誰かの認知的な不便をそっと解消し、あらゆる人が使える優しいテクノロジーは高齢化が進むこれからますます必要とされてくるだろう。すでに老年に入りつつある僕も潜在的ユーザーとして、そんなサービスに大きな期待を持っている。
池谷和浩
デジタルハリウッド大学
産学官連携センター長
そのビジネスは、世界を幸せにしているだろうか? 私たちデジタルハリウッド大学大学院は、この問いを社会に発しながら社会人向けの実践的教育を行ってきました。学発ベンチャーの輩出数では全大学中12位(令和3年度 経済産業省調査より)の実績があります。LOOVIC代表の山中享さんは、空間認知に関する課題の解決に取り組み、2年前に本学を修了されました。最先端の研究者と、百戦錬磨の実務家教員の助けを得ながら研ぎ澄ませたプロダクトが世に出ようとしています。見えているようで見えていなかった課題の本質を洞察し、テクノロジーの力でそれを突破するLOOVICを私たちはこれからも応援し続けます。解決を願う方々が本プロジェクトの仲間に加わってくださることを願っています。
菅野秀
デザインエンジニア/株式会社346取締役
RICOH、WHILL、アクセンチュアを経て株式会社346を共同創業LOOVIC社の製品デザインを総合プロデュースグッドデザイン賞2020 大賞(内閣総理大臣賞)Red Dot Design Award 2018 best of best、他
社会には目には見えない身体障がいが数多くあります。しかし、ほとんどの製品やインフラはマジョリティである健常者に最適化されており、障がい当事者が不便に感じるものも少なくありません。LOOVIC社の技術は社会と障がい当事者のバリアを滑らかに取り除くだけでなく、すべての人にとって快適で過ごしやすい社会を創造できるものです。私達346(サンヨンロク)はLOOVIC社が目指す未来の姿とその思いに共感し、LOOVIC社と山中さんを応援しています。
上田治彦
社会福祉法人ライフサポート協会 障がい部門課長
生活介護・就労継続支援B型・生活訓練・行動援護等ヘルパー事業・障害児通所支援事業 施設長
山中さんのLOOVICのチャレンジは絶対に誰にでも必要なテクノロジーです。なので応援したいです! 私は30年障がい福祉に関わっています。 障がいのある方々と日々就労、様々な活動、余暇や生活の支援をさせていただく中で、一番大事な視点は『本人さんの自立に向けての支援』です。 山中さんが今回挑んでいるのは、正に誰でも自立にむけて生きていける取り組みです。 福祉制度や地域の社会資源だけでは届かない事に挑んでいます。 LOOVICの取り組みが実現すると、必要なサポートで諦める時間、諦める日、諦める生活がなくなります。正に自立した人が増える。それは、誰もが意欲をもって生きたい社会につながります。 なので、山中さんのLOOVICの活動を全力で応援したいです!
澤田 真吾
サウンドデザイナー /LOOVIC 取締役CPO
産総研、JR東海、ネツレンなどで研究職を経験したのち、サウンドプロダクションnooto SOUND DESIGNを設立。音を軸にしたサイエンス、テクノロジー、アート、ビジネスな活動を行う。デジタルハリウッド大学大学院。LOOVICのプロダクト開発。
代表山中のプレゼンを初めて見た時、僕は感動しました。LOOVICを通して視空間認知の苦手を解決するということは、テクノロジーの進展だけでなく、人の優しい気持ちや思いやる心、目に見えない文化の大切さへの気づきにも、皆で一緒にとりくんでいけると分かったからです。山中は、「とにかく優しいサービスを」とよく僕に言います。その心から波紋のように広がるLOOVICは、きっと世界を少し豊かにするものと信じています。
▼ここまでの取り組みと今後について
すでにNICTや総務省、NEDOからも高い評価を頂戴し現在は研究開発型スタートアップとして認定されています。日本スタートアップ支援協会からは最優秀賞、優秀賞などの多数の賞を受賞しています。 日本財団のImpactTech、ETICの社会起業塾の起業家育成プログラムで、社会課題解決企業を立ち上げる手法も学んで参りました。
私は当初、NPO法人の立ち上げを行うかどうしようか迷っていました。本プロジェクトでは、寄付で皆様にご支援をお願いする形ですが、この先の成長を形にするには、寄付だけでは、テクノロジーを用いるとどうしても資金が足りないのです。株式会社で起業しましたが、寄付で始まったとしても、そのニーズ、共感が、需要を生み、その後は、また製品でカバーする形で還元できる方法を選択しました。
すなわち、インパクトとリターンです。寄付から始まりますが、必ず成果として還元し、皆様のお役に立てるよう全力を尽くしてまいります。
社会課題を解決しながら事業化に取り組むスタートアップとして、これまでなかなか取り組みが進んでいなかった領域に対して、人に優しいテクノロジーをコンセプトに事業を広げてまいります。
街や経済は、発展し、より魅力的なコンテンツやサービスが生まれきました。
バリアフリー社会と呼ばれつつも、明確な障害でもない方々が実は取り残されています。
実はそのような方々は我々の社会のボリュームゾーンでもあるのですが、社会では気づかれず、決定的な解決策が打てていませんでした。
私は、発達のグレーゾーンの子を抱え、社会でも気づかれにくい人を16年間育ててきました。彼はその中でも視空間認知障害を抱えています。そのような方々が社会に出ると、彼らの移動を支援するサービスがなく、銀行といった最低限の利用は認められても、通勤・通学・通所といった社会生活ないしは、今すぐ外出したいモチベーションの醸成の壁になっています。
そのため、家族が支援するしか無いのです。あと一歩で、社会に出られるのです。
彼らは見た目も話し言葉も自然なことから気づかれにくいです。ふと周りを見渡せば、認知症の方々もそうです。高次脳機能障害もその領域です。
ちょっと手を差し伸べれば仕事でも幅広く活躍できる人たちです。
スマートシティから解決し、社会経済全体に寄与できることを考えると、単純試算ですが、45兆円の経済効果を生みます。今すぐ手を打つべきです。そして世界初の技術で世界に誇れる日本国の技術を展開したいです。
一般の方、障害で悩む方、障害とは認定されなくても、苦手意識から社会生活に悩む方、誰もが社会で輝ける仕組みづくりを、私はちょっとした、テクノロジーとデザイン的な思考を用いて解決していまいります。
体験談・雰囲気
このプロボノの体験談
ガイドヘルプの実証実験をしました。
このプロボノの雰囲気
自由な雰囲気で行っております。
デザイン、エンジニアに別れ、エンジニアはシステム開発など、デザインはWebページなど。クラファンにも挑戦していいきます。
特徴 | |
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雰囲気 | |
関連大学 | |
男女比 |
男性:80%、女性:20% |
団体情報
代表者 |
山中 享 |
---|---|
設立年 |
2021年 |
法人格 |
任意団体 |
LOOVICの団体活動理念
Why
発達障害を抱えた自身の子供(長男)を背負ったことで、その当事者を支援する立場となった。本人はこのまま一人で社会に出ていくことに障壁が高く、解決の方法を探ることを考えたことがきっかけである。
Who
視空間認知障害を抱える当事者
What
スマートシティで迷わないように人を導くサービスで、デバイスとソフトウェアで構成される。首に装着する鎖骨伝導技術で、人の声と振動にて行き先を、キャラクターを用いた人の声と触覚で、街での移動に、地図を苦手とする方々を助ける世界初のサービスである。
When
彼らを支援するには、彼らを支える社会が成り立っていない。技術や経済の発展は、より一層街を複雑化させ、彼らが社会で生きていく難しさを進行させている。技術の使い方をバリアフリーと、同時に両立できる技術技術とするアクションで、SDGsが重要視される今だからこそだれもが生きやすい社会を実現させる。
How
当事者は社会進出が課題である。一人での行動に悩む、支援する社会的枠組みがないため、支援は家族が中心となる。ガイドヘルプは慢性的な人手不足であり、利用したくても通勤や通学といった移動ではなく、余暇支援に限られる。仮に人の手で支援できたとしても、並走くださる人への相性の気疲れや、今すぐ利用したいに対応できず、費用も課題。視空間認知障害は、迷うペインであり、我々一般の空間認知能力の差にも共通する。参考情報)視覚障害者には迷うペインではなく危険回避である。開発思想やその作用技術も異なる。
当チームは特許出願済みの人の移動のモチベーションを引き出す開発に取り組む。万人の社会課題にも共通することから、同じ開発技術を用いても、市場領域の拡張性が高く、プロダクトのマネタイズの両立が見込める。現在は、ペインの強いガイドヘルプ事業者とはすでに共創が始まっており、事業化に向けて取り組む。
LOOVICの団体活動内容
ガイドヘルプ業界でのシステムのDXを行います。誘導サービスの提供の前に、業界全体のシステムからサポートをしています。
活動実績
任意団体として代表山中が活動スタート TOKYO DOKANにエントリーをする。
2018年12月
技術を使った社会課題解決プログラムを起案。当事者のペインを解決するため、自身の子供の周辺の事を考え始めたのがきっかけ。
プロダクトプランを検討 デジタルハリウッド大学院に入学
2019年04月01日
技術の開発手法を学び、当事者の課題をどう解決するのか?最初は指から始まったが、腕を導く着想にいきつく。
プロダクトプランを開示
2020年11月
Startup Stageにて情報を公開し、NICT賞を受賞
起業家万博に出展
2021年02月
事業を公開し、3つの賞を受賞
アクセラレータープログラムにエントリー
2021年06月
最優秀賞など多数の賞を受賞
ETIC 社会起業塾に採択
2021年09月
日本財団 ソーシャルチェンジメーカーに採択
2021年09月
YOXOアクセラレータープログラム
2022年02月
LOOVICのネックスピーカー形状のプランを公開
事業計画を公開
2022年04月
ガイドヘルプ市場でのテクノロジープランを公開