- ホーム
- 京都のボランティア募集一覧
- 京都でのこども・教育系ボランティア募集一覧
- 関西中高まなびプロジェクト
- 募集終了
- 団体メンバー/継続ボランティア
更新日:2024/07/02
関西中高まなびプロジェクト
NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)この募集の受入法人「NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)」をフォローして、
新しい募集が始まった時にメールを受け取ってみませんか?
基本情報
全ての人が、生徒とふれあい、学び合える「開かれた教室」で、五教科の学習や受験のための学習に限られない「拓かれた学び」を目指して、中学生・高校生に向けた授業企画やワークショップの開催を行っています。
活動テーマ | |
---|---|
活動場所 |
授業・ワークショップ作りのミーティングはリモートでの参加になります。対面での授業・ワークショップ、およびそのリハーサルは対面での実施になります。 |
必要経費 |
NPO法人ROJEの年会費としていただいております。 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:週0~1回 ・週に1度、曜日不定で2時間のミーティングを行っています。(具体的な時間はメンバーに合わせて調整) |
注目ポイント |
|
募集対象 |
大学生・大学院生 |
スキル | |
特徴 |
募集詳細
活動概要
活動コンセプト
中高まなびプロジェクトでは、中学生・高校生に向けた授業企画やワークショップの開催を行っています。コンセプトは「開かれた教室で拓かれた学び」です。
全ての人が、生徒とふれあい、学び合える「開かれた教室」で、五教科の学習や受験のための学習に限られない「拓かれた学び」を目指しています。
ミッション
生徒と学びあうパートナーになることで学びを拓く
ビジョン
開かれた教室で学びが拓かれている未来
活動背景
ー生徒が社会とつながるきっかけをつくる
普通に学校に通っていると、生徒が学校外にいる人たちとの学びを意識することは中々ありません。しかし学校が社会の要素の一部である以上、生徒が社会で生きる様々な人と学び合うことが可能なはずです。地域、市民団体、企業・・・。私たち大学生と学び合うことが、生徒がそういった人と学び合うきっかけとなることを願っています。
ー生徒が少し先の自分の未来を想像できるようになる
中学生や高校生の進路選択において、少し先の将来の自分を想像することは重要です。しかし、学校生活のなかで少し先の未来を生きている人、つまり大学生ぐらいの年齢の人と関わる機会が少ないのが現状です。そういった問題意識から、中高生が大学生と「自分の生き方を考える」授業が生まれました。
活動内容
授業テーマ設定・授業作成
各授業ごとにメンバーで意見を出し合いながら授業テーマを設定します。提携校の中学生や高校生に、どんなことを知って欲しいのか、生徒たちがどんなことを知りたいのか、どんな授業なら楽しんでくれるかを考え、授業を形にしていきます。
資料作成
設定した授業テーマに沿って、授業案の作成、授業中に使うスライドやワークシートの作成を行います。作成後はメンバー内で共有して修正などを加えます。
リハーサル
対面やオンラインでの授業のリハーサルをメンバー内で行います。授業の全体の流れを実際にやってみて、時間が適切かどうかなどを吟味します。また、授業内のワークを実際に自分も体験することでワークの難易度や、テーマで伝えたいことが伝わりそうかを再度考えます。それに沿ってスライドやワークシートの修正を行います。
授業当日
基本的には対面、オンライン、ハイブリッドのいずれかで提携校ごとに先生と協力しながら授業を行います。一人一人の生徒がどのようなところで躓いているのか、何を考えているのかを考えながらサポートしつつ授業を進めていきます。また、グループワークの際には、生徒たちのファシリテーションなども行います。
振り返り
授業後には、生徒たちの反応を受けて、授業の良かった点や改善点、生徒たちから感じたことなどをメンバー内で共有します。また、ワークシートを用いた授業の場合には、生徒たちが書いたワークシートにコメントをつけて返却します。それを受けて、次の授業のテーマ設定や授業作成に生かしていきます。
活動成果
「キャリア教育」をテーマに2校の提携校にて年間約10回の授業やワークショップを開催しています。
また、2020年度からは学習サポートとしての活動を実現しました。
団体連携
・KTCおおぞら高等学院
・同志社中学校・高等学校
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
Sさん(同志社大学 社会学部 教育文化学科4年)
☆中高まなびプロジェクト(まなぷろ)での活動を決めた理由
私は、大学入学当時から教員志望ではありませんでしたが、教育に対してずっと関心がありました。また、現在大学で教育学について学んでいることもあり、教育に関する職に就きたいと考えています。
教育に関する職に就くならば、まずは実際に色々な教育の現場を見なくてはならない!と感じていたことに加えて、教育の現場に足を踏み入れることは、大学生である今しかできない経験なのではないかと思ったため、まなぷろで活動することを決めました。
☆今までと違う立場で考える
関西中高まなびプロジェクトでは、キャリア教育をテーマとして、大学生自らが授業の設計をし、実際に京都の中学校や高校に足を運んで授業を行います。私が高校生の頃までは、「教育を受ける」立場からしか教育について意見を持つ機会はなかったのですが、活動を通じて「教育者・授業者」の立場からも考えられるようになりました。
私は、この関西中高まなびプロジェクトに大学1年生から所属し、大学2年生の1年間、プロジェクトのリーダーを務めました。リーダーとしては、メンバーが無償のボランティアとして活動するときに、どんな価値を与えられるかを常に考えていました。
一般に多くの大学生は、アルバイトや大学の勉強に時間を費やすことと思います。しかし、私とともに活動するメンバーは、活動のため、貴重な時間や交通費に身銭を切ってくれる人たちでした。そのため、1回のミーティングや授業が私にとっては勝負でした。参加した全員に「来てよかった」と思ってもらうため、そのような居場所作りを心がけていました。メンバーひとりひとりの成長を考えながら共に活動をすることで、リーダーとしてのマネジメントスキルが少しばかり身についたと思います。
☆ファシリテーションスキルの習得
活動を通じて最も分かりやすく身についた力は、ファシリテーションのスキルです。授業の際には、生徒同士や生徒と私たち大学生の対話を重視したワークを行います。また、普段の授業設計のミーティングでも、メンバーひとりひとりの経験や知見を基に、多様な意見や価値観がある中で1つの授業を作り上げていきます。
そうした対話を軸に活動をしているので、いかにその人にとって安心できる居心地の良い空間を作れるか、ここぞというときに自分や相手から良い意見を引き出せるか、ということを意識していました。
このファシリテーションスキルは、大学でのアクティブラーニングの授業やインターンシップなど、様々な場面で活かされています!
☆やりがいを感じたエピソード
関西中高まなびプロジェクトでの思い出深いエピソードは、自分の大学でもある同志社大学のキャンパスツアーを企画したときのことです。大学進学に馴染みのない高校生たちに、〈大学のリアル〉を体験してほしいという思いのもと、食堂で一緒にご飯を食べたり、空き時間の大学生の様子や、大教室で授業を受けている大学生の姿を見せたりしました。普段教室で接しているときには大人しかった高校生も、大学のキャンパスではとても生き生きと目を輝かせていて、とにかく楽しそうでした。
キャンパスツアーの後に、「大学進学には全く興味なかったけど、今日で少しイメージが湧いたから、選択肢として真剣に考えてみたい!」と言ってくれる生徒もいて、頑張って企画した甲斐があったなと感じました。
☆活動の中で好きな時間
活動の中で私が特に好きな時間は、普段のミーティングでメンバーと教育について語っているときです。授業設計のミーティングでは、まず生徒の現状について話しながら、授業の目標や授業を通じて身につけてほしい力を決めます。そして、そのあとに具体的な授業の内容や形式・方法について話します。私たちの授業は、指導要領や教科書に沿って行っているわけではないので、メンバーひとりひとりの教育観やこれまでの経験をベースに授業が作られていきます。そうした対話の中で、メンバーの新たな一面やお互いの教育観・価値観を知ることができ、いつも良い刺激を受けています。教育は誰しもが経験しているものであるがゆえに、ついつい自分の経験を絶対視してしまいます。しかし、対話を通じて自分の教育観や経験が解きほぐされる場面が多々あり、段々と視野が広くなっていくような気がしています。
☆ROJEに入ってよかったこと
多くのサークルやボランティア活動は、「1つの団体で1つの活動」ということが主流だと思います。そうした団体だと、その1つの活動に魅力を感じなくなってしまうと、せっかく入った団体を辞めなければいけないですよね。ROJEには、私が紹介した関西中高まなびプロジェクト以外にも数多くのプロジェクトがあり、どれも魅力的な活動をしています。実際にプロジェクトを掛け持ちしたり、途中から変更したりする人も多くいるので、少し飽き性な人や色々なことに興味がわく人にはとてもオススメです。
☆新入生へのメッセージ
ROJEには、教育に熱い思いを持つ人と出会えるチャンスがたくさんあります。活動している大学生のメンバーは、地域も大学も学部も多種多様で、卒業後も教育分野に限らず様々な進路に進みます。また、大学生のみならず、教員や子どもたちはもちろん、教育に関わる様々な仕事をしている方々と出会い、熱く対話ができるのも大きな魅力です。
「教育についてじっくり考えたい!」「教育への思いを何か行動にしたい!」という方はぜひROJEで一緒に活動しましょう!
特徴 | |
---|---|
雰囲気 | |
関連大学 |
法人情報
代表者 |
隂山英男 |
---|---|
設立年 |
2005年 |
法人格 |
NPO法人 |
日本教育再興連盟(ROJE)の法人活動理念
「教育で未来をつくる」を行動理念とし、学生と社会人が、立場や年齢を超えてつながり子ども・教員・学校・保護者が抱える価値の創造に挑み続けます。
日本教育再興連盟(ROJE)の法人活動内容
ROJEは、全国の大学生と社会人が協働して教育現場を支えて様々な教育課題を解決していくことをめざし、2005年に発足しました。
現在は、東京・京都・福島・金沢にそれぞれ事務所を設置し、時代の変化を捉えながらニーズに合わせた活動を続けています。
小中学校に大学生をボランティアとして派遣する事業や、教員向けウェブサイトの運営、地震や豪雨などで被災した地域の子どもたちの居場所支援など、活動の対象は多岐にわたりますが、「教育で未来をつくる」を行動理念に、私たちにできることを積み重ねています。
ROJEについてもっと知りたいという方は、「NPO ROJE」で検索して団体HPをご参照ください。
活動実績
団体設立
2005年
NPO法人への法人化
2007年02月
「学校ボランティアプロジェクト」事業化
2007年07月
小学校に大学生を派遣し、現場の人手不足解消に寄与する事業
関西支部設立
2008年03月
「EDUPEDIA」サイト開設
2009年04月
全国の優れた教育実践や教材案などをまとめた教員向けWEBサイトの運営事業
「中高まなびプロジェクト」発足
2012年
中高生に向けて、大学生が企画考案した探求型の出張授業を届ける事業
「つぼみプロジェクト」事業化
2014年09月
東日本大震災で被災した福島県南相馬市の子どもたちに向けたキャリア教育事業。
震災直後からの支援を経て、2014年に事業化。
東京キワニスクラブ 青少年教育賞 最優秀賞 受賞
2016年09月
防災ワーキンググループ(現:災害と教育事業部)を設置
2018年04月
「わたげプロジェクト」発足
2019年04月
防災教育の普及に取り組む事業
「オンライン支援Peer」発足
2020年
コロナ禍の休校時の子どもの学習支援及び経済的に困窮する大学生への経済支援事業
「ギフテッドプロジェクトsprinG」発足
2022年04月
ギフテッド傾向があり学校に馴染みづらさを感じている子どもとその保護者に向けた居場所支援事業
「みんなの教育シンクネットワーク Edu Lab」設立
2023年03月
東京学芸大学と連携した教育課題に関する研究を進めるシンクネット事業
令和6年能登半島地震の被災地における緊急子ども支援活動を開始
2024年01月
震災発生直後から、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりに取り組んでいる。