近隣中学・高校の制服・学用品をリユースのため回収しています

ままちょこ学生服・学用品リユース事業の目的

実施内容

期待される効果

この事業にかける思い

私たちは、由利本荘・にかほ市を対象に

学生服・学用品リユース事業を計画しています。

昨今、さまざまな事情のよって、親が経済的な不安を抱えている事はニュースや新聞で目にしている通りですが、私は由利本荘市内の福祉施設での支援員の仕事を通して、この目で見て学び、非常に身近な問題であると強く感じるようになりました。

経済的な不安を声を大にしていう人は多くいません。
今はなんとなく大丈夫だからと段階的に貧困となっていくイメージを持てない世帯もあると思われます。

親の収入や生活レベルは、子どもの価値観を生活を変え、

職業選択の幅を狭めていくといわれており、

結果的に貧困の連鎖につながることは周知のとおりです。

ですが、残念ながら子どもは親を選ぶことができません。
生まれてくる家庭を選ぶことができるでしょうか？

同じ親として、子育て支援、まちづくりをするものとして、

親をとりまく環境を無視できません。

子どもの学生生活に必要不可欠な学生服・学用品は安価ではありません。

安価ではないけれど新品を買うことが求められがちで、

経済的負担になりうると考えます。

また、お下がりを言い出しにくいものでもあるでしょう。

私の勤務先の利用者の方は「新品を買ってやりたい」と言います。

制服は親心だと思いました。

ままちょこは、由利本荘市の人とのつながりや地域資源などの、

地域の力によって活動してくることができました。

この地域の力があれば、この親の貧困を解決する一端を担えると考えます。

私たちは、これまでのつながりから、

いったん役目を終えて自宅で保管されている制服が沢山あるとききました。

ひとつひとつに親心のつまった制服です。
それを今回の趣旨に賛同し、寄付してもいいとおっしゃって下さる方が複数いらっしゃいます。最初は小さなつながりかもしれませんが、徐々に大きなつながりを作っていける地域だと思います。

学校ごと、サイズごとに、沢山集めて大切に管理します。
そこから状態のいいものを新品を買ったときと同じような装丁で、必要とする世帯へリレーする共助の仕組みを構築していきます。