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更新日:2021/10/16
!!ソーシャルビジネスコンペedge2021参加者募集!!
NPO法人edgeこの募集の受入法人「NPO法人edge」をフォローして、
新しい募集が始まった時にメールを受け取ってみませんか?
基本情報
edgeは社会課題解決に挑戦する人々のためのコミュニティへの入り口となるビジネスプランコンペです!
社会にある課題を解決し、自分の力を発揮して行動を起こしたい若者を応援します!
活動テーマ | |
---|---|
開催場所 |
審査段階によってオンライン実施か現地での実施かが異なります。 |
必要経費 |
無料 活動場所までの交通費はご負担ください |
開催日 |
8月16日(月):エントリー受付開始 |
注目ポイント |
|
募集対象 |
高校生、専門学校生、短大生、大学生、大学院生、すでに活動されているNPO等の方 |
特徴 |
募集詳細
■コンペについて
(1)実施主体について
事業を実施する主体について、法人格の有無やその組織の形態は問いません。
個人および任意のグループ、NPO法人(特定非営利活動法人)、株式会社、
有限会社、任意団体、プロジェクト、社内ベンチャーなどいずれでも結構です。
(2)支援プログラムへの参加について
第1次審査通過後は、第2次審査、第3次審査プレゼンテーションへの参加が必須と
なります。その他、edgeが開催するセミナーへの参加(任意)、担当のメンターとの
個別相談、集合メンタリングの機会などを用意しています。それらの機会を積極的に
活用してプランをブラッシュアップしていこうという方の応募を期待しています。
また、今回の研修会および審査会については、新型コロナウイルスの影響を鑑み、
対面とオンラインを併用しての開催を予定しております。
■審査について
本コンペでは、「第1次審査」「第2次審査」「第3次審査」「最終審査」の合計4回の
審査を経て受賞プランを決定します。なお、審査基準は、応募者のプラン進捗状況に
より変更することがあります。
(1)エントリーシートの締切
みなさんが想定いるビジネスプランの草案を提出していただきます。
提出締切:2021年10月15日(金)23時59分 まで
※エントリーシートについての詳細は後述
(2)第1次審査
審査方法:書類審査にて行います。
審査基準:
・社会変革性:ビジネスを通して社会にインパクトが与えられるか
・テーマの明確性:解決したい社会課題が明確かどうか
・新規性:他の取り組みにはない新しいプランかどうか
審査結果通知方法:審査後すみやかに全応募者に電子メールにて通知します。
第1次審査通過予定数:最大50組
第1次審査通過後の予定:社会起業の概念、事業計画の立て方等を学ぶオンライン研
修へ参加いただきます。
(3)第2次審査
審査方法:書類審査にて行います。
※オンライン研修でブラッシュアップした応募プランを書類にて審査します。
審査基準:
・社会変革性:ビジネスを通して社会にインパクトが与えられるか
・適切性:実現したい社会の姿と実現手段が適切かどうか
・実現可能性:ビジネス化の可能性があるか
・成長性:飛躍的な成長が期待できるかどうか。
審査結果通知方法:数日後、電子メールにて通知します。
第2次審査通過予定数:10組程度
第2次審査通過後の予定:
①審査発表後、第3次審査までの行動計画を作成し、その計画に従って
ビジネスプランのブラッシュアップを進めていただきます。
②第2次審査通過者向けに集合メンタリング(フォローアップセッション)を開催
しますので、積極的にご参加ください。
(4)第3次審査 セミファイナル(準決勝)
審査方法:非公開プレゼンテーションにて行います。
審査基準:
・社会変革性:ビジネスを通して社会にインパクトが与えられるか
・実現可能性:ビジネスとして実現できそうか
・共感性:多くの支援者や協力者を巻き込めているか
・起業家性:起業家としての資質や魅力
審査委員:edgeメンターが担当します。
審査結果通知方法:12月25日第3次審査の会場で発表します。
第3次審査通過予定数:4組程度
第3次審査通過後の予定:審査発表後、通過者には担当メンターを(1~2名程度)
配置します。担当メンターは最終審査までの期間にプランのブラッシュアップを
サポートします。
(5)最終審査 ファイナル (公開プレゼンテーション)
審査方法:審査委員および一般に公開された場所でのプレゼンテーションにて
行います。
審査基準:
・社会変革性:ビジネスを通して社会にインパクトが与えられるか
・実現可能性:ビジネスとして実現できそうか
・共感性:多くの支援者や協力者を巻き込めているか
・起業家性:起業家としての資質や魅力
※審査委員会の判断で「最優秀賞該当なし」の場合や最優秀賞以外の賞を設定する
ことがあります。
審査委員:先輩社会起業家、社会起業家の支援を行う方、専門家など、現場の
最前線で活躍する方々です。
結果通知:ファイナル当日、プレゼンテーション終了後に審査を行い、
発表します。
体験談・雰囲気
このイベントの体験談
■edgeコンペに応募したきっかけ
大学2年のとき、友人のすすめで。その友人は私が「ひとり親家庭の支援」に興味を持っていることを知っていたからです。
私が「ひとり親家庭の支援」に興味を持ったのは、私自身がひとり親家庭の子供であることと、大学で「子供の貧困」の講義を受けて、ひとり親で経済的にきびしい家庭が多く存在することを知ったからです。
応募時点のビジネスプランは…?
自分が大学進学の時にお金がなくて進学を断念しかけた経験があるので、ひとり親家庭の子供が経済的理由で進学を断念しなくていい状態になればいいなという思いだけはありました。
この思いだけで描いたのが「タダで通える学校」というプランでして、いま思うと最初の書類審査をよく通過できたなという代物でした。
書類審査通過の通知を受けて合宿形式の集合研修に臨んだのですが、この研修の冒頭、メンターから「キミのプランはビジネスかな?文部科学省に入って施策化したら?」と言われ私も「ほんまやわ!」と納得しまして、「タダで通える学校」プランは消えてしまいました。3日間の合宿開始早々、合宿からの脱走がアタマをよぎりました。
自分の中にビジネスプランのタネが見つかる
合宿早々に振り出しに戻り、なにをどうしたらいいのかわからない状態でしたが、メンターの方々が様々な角度から質問してくださることで、自分の中に「ビジネスプランのタネ」を見つけることが出来ました。「あなたはひとり親家庭になってから、何に一番困ったの?」「大学入試に合格したものの、お金がなくて進学をあきらめかけたことです」「それやん!そのお困りごとを何とか解決できることを合宿中に考えましょう」と言われまして、ここでまた、「ほんまやわ!」と思わず納得し、「一人親家庭のための進学支援」という切り口でビジネスプランを考えていきました。集合研修終了時にはビジネスっぽいプランが描けてセミファイナルに進むことができました。
集合研修からセミファイナルまでの2ヶ月間、セミファイナル進出者たちは、見込み客や課題を抱えた人々の生の声を聞くなどしてプランをブラッシュアップするのですが、そもそも私はこの時点でも起業する気はなく、なにもしていませんでした。メンターから「集合研修終わってから何もしていないやん。やる気がないならやめなさい。続けるなら、問題を抱えている当事者に会いなさい」と言われ、ほんまや!その通り!!と思わず納得し、当事者とお話できる機会を探しました。たまたま近所で、母子家庭の母親のおしゃべり会を見つけ、アポなしで協力依頼をしに行きました。すると、その会の代表者がいきなり私の手を握りしめながら「あなたのような人を待っていました!」とおっしゃったのです。わたしは初めて、私のやろうとしていることが必要とされている実感を持ち、それまで教師志望一本だったのが、起業という道をぼんやりと意識するようになりました。
課題を抱えた方々から、プランの強みを教わる
これでスイッチが入った私は、ビジネスプランと正面から向き合って、それなりのものを描きました。それを担当メンターに見ていただくといきなり「この事業、なんで必要なん?」と問われ、私は固まってしまいました。セミファイナルの資料提出期限2日前に、そもそものことを問われて「どないせいっちゅうねん!」とも思いましたが、それを説明できない自分の状態はアカンと気づかされ、改めて母子家庭母親のおしゃべり会の方々に「なんで私の事業が必要と理解してくださったのですか?」とたずねました。すると、「行政もいろいろ事業やっているけど、職員の対応がしんどくて使いづらい」「渡さんは当事者なので信頼できる」「渡さんは男性。女性の私たちには男性のロールモデルを子供にみせられるのがうれしい」などの意見をいただきました。これで、一人親家庭の方から見た私のプランの強みや、行政などの既存サービスの問題点を知ることができました。
打ち上げで、起業にハラをくくる
これらの声を踏まえたプレゼンをした結果、セミファイナルを通過しファイナルに進出できたのですが、この時点でも起業について「始めるとしても3年後くらいかなぁ」と煮え切らない状態でした。それが、セミファイナルの打ち上げで腹をくくることになりました。メンターとの会話で乗せられ、つい「すぐにやります!」と宣言してしまったのです。ファイナルまでの2か月で、ビジネスの形にするしかない状態になってしまいました(笑)
ビジネスを意識する
ファイナルまでは2名の担当メンターがついてくださいました。ひとり親たちの声を聴き、中身を練り上げ、メンターのお二人からアドバイスをもらい、また声を聴くということを毎週のように繰り返してサービスを作り込んでいきました。この時点のプランは、ひとり親家庭の子供を対象に奨学金を出すことが主な中身でしたが、セミファイナルから1か月後に行われた集合研修でさらにビジネスらしい中身へと変わることになりました。担当ではなく他のメンターから「キミの想定する奨学金の額では大学行ける人数限られるんとちゃうかなぁ?」「ひとり親って、子供の塾費用がしんどいんとちゃうかなぁ?」などと問いかけられ、子供の学習支援という、今のアットスクールのビジネスに近いプランになっていきました。
また誘われて、ついに起業した
結局、ファイナルでは受賞しませんでした。この時点で大学2年の2月でしたし、コンペの緊張感から解放され、教師への道との迷いが再び生じていました。しかし、ファイナル終了後まもなく、メンターから「エッジが起業支援金を出す仕組みを作った。応募しないか」とのお誘いがあり、応募しました。審査を通過し、12月までに開業すれば支援金がもらえることになり、無事、12月にひとり親家庭の子弟のための塾を開業しました。
もし、このお誘いがなければ私は起業せずに教師になっていたかも知れませんし、コンペ終了後もエッジのメンターが関わってくださったことで起業できたと思っています。
大学3年生で起業するも、ビジネスは上手くいかなかった
開業した2010年12月時点で私は大学3年生の21歳でした。今思えば怖いもの知らずで開業しましたが、3年間は全然うまくいきませんでした。お客さまはこないし、スタッフとはもめるし、2013年には私が塾経営から追われることになりました。この段階で、私は事業から撤退する意思を固め、関わりのあったメンターに事業撤退を説明しました。結局、メンターといろいろ話しをする中で、辞めるのではなく自分が休養し、他のスタッフが塾経営を続けることになりました。
メンターがどん底から救ってくれた
この時の精神状態はどん底でしたが、メンターから「もう一度がんばれ」と背中を押されて、最終的には塾に戻ることになりました。一度離れた組織に戻る以上、きっちり腹をくくれましたし、なにより、「自分が変わらないとどうしようもない」と気づかされ、相手の身になって考えるようになり、やっと普通の人間になった気がしました。
このころから、問い合わせが増え、お客様が増え始め、塾の経営が上向きました。私がヘタレだと経営はヘタレる。私が変われば経営も変わる。問題の原因はすべて経営者の中にあるんだと痛感しました。そして、エッジのメンターの方々がヘタレの私を見捨てることなく向き合い続けてくださったおかげで今、経営者をやれていると感謝しています。
edgeと関わり続けることで成長してきた
実は、開業した2010年から毎年、エッジコンペの合宿には必ず参加しています。プレイヤーではなく、ボランティアとして。経営が厳しいときも、上向いた時も、メンターのみなさんと向き合うことで自分の状態を教えてもらえますし、なにより元気をいただけます。一昨年からはメンターとして参加していますが、とてつもなくエネルギーを消耗する仕事だということがよくわかりました。そしてスタッフにもボランティアとして参加してもらっています。
この合宿に参加したスタッフはみんな、大きく成長してくれます。メンタリングのやりとりを記録するなどの役割ですが、メンターがプレイヤーに本気で向き合う様子を見るだけでも意識が上がるようですし、スタッフがメンターとちょっとした会話をすることで大きな気付きを得ることもあります。合宿ならではですし、有名な経営者やコンサルタントの方々が気軽に接してくださる場はほんとうに贅沢でありがたいなと思います。私もスタッフも、エッジの現場で鍛えられて成長していると実感していますし、これから起業する人や、成長する場を探しておられる経営者には本当におすすめしたいです。
このイベントの雰囲気
メンターと呼ばれる先輩社会起業家がみなさんのプランのフォローをおこないます!
時には厳しく、時には優しくみなさんに寄り添いながらプランのブラッシュアップをおこなっていきます!
※フォローの内容は、選考状況によって異なりますのでご了承ください
特徴 | |
---|---|
雰囲気 |
法人情報
代表者 |
河内 崇典 |
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設立年 |
2004年 |
法人格 |
NPO法人 |
edgeの法人活動理念
通常のコンペとは異なり、プランの完成度や実現性を高めるブラッシュアップの機会を提供します。さらに、そのプロセスを通して、起業家や起業家を支援するサポーターとのネットワークや社会起業に挑むプレイヤーとの出会いが生まれます。
若き社会起業家を育てるコミュニティづくりも「edge」のめざすところです。
edgeの法人活動内容
<概要>
ビジネスの手法で社会課題を解決しようとする人たちのことを"社会起業家"と呼びます。
高度に複雑化する現代社会の中で、社会起業家の役割はとても重要性を増しています。
このコンペでは先輩起業家たちが起業までの道のりをともに伴走します。
また、このコンペは、NPO法人edgeが主催する「社会起業家を目指す若者のためのビジネスプランコンペ」です。2004年に始まり、これまでの15年間で約300組の若者の社会起業へのチャレンジを応援してきました。
●社会を変えるための社会起業プランのコンペです。
社会の課題を解決するためにビジネスを立ち上げ、チャレンジしようとする人々を「社会起業家」と言います。私たち「edge」は、社会課題の解決に向けて取り組む起業家たち、同じ意志を持った者たちがお互いに競い切磋琢磨することで、単独で挑戦するよりもより専門性の高い解決策を生み出せると考えています。
●若者のためのコンペです。
私たち「edge」は社会起業家をめざす若者が自分の可能性やプランの実現性を試し、実践する場としてこれまでビジネスプランコンペを開催してきました。
起業マインドを持った若者の育成と、その事業を支援しようとするサポーターネットワークの構築を通して「社会課題解決に挑戦する人々のコミュニティー」を作る。それが私たちの目標です。
●プランをブラッシュアップしていくコンペです。
近年、様々なビジネスプランコンペが開催されるようになってきましたが、edgeは単にプランの優劣を決めるだけのコンペではありません。先輩社会起業家らがメンター(助言者)となり、それぞれのプランをブラッシュアップ(洗練)していきます。
だからこそ、edgeのコンペからはたくさんの起業家が生まれています。
※メンタリング
先輩起業家や行政職員などで構成するメンター(助言者)からビジネスプランに関する助言や
サポートを受け、ビジネスプランをブラッシュアップ(洗練)する機会のことをいいます。
期間中、各起業家には担当のメンターが付き、適宜、メンタリングを行います。
※ビジネスプランについて
起業家が解決しようとする社会的課題を自由に設定し、その課題の解決に向けたビジネスプランを検討して下さい。
ビジネスプラン:商品やサービスを継続的に提供し、その対価を得て、持続していくようなプランです。
したがって、単なる無償のボランティア活動や慈善活動などはビジネスとは言えません。