社会で孤立している妊婦に居場所をつくるproject HOMEインターン募集

○社会で孤立している若年妊婦の居場所をつくるprojectHOMEインターン

特定非営利活動法人ピッコラーレは、認定NPO法人PIECESとの協働プロジェクト『居所のない妊婦のための居場所づくり「project HOME」』の運営事務局インターンを募集しています。

詳しい業務内容や、「project HOME」についての説明会を以下の日程で開催します。少しでも関心を持たれた方はぜひご参加ください！

ピッコラーレのホームページより申込を受け付けています。また、activo経由で応募された方には、ご案内のメールを差し上げます。

＜project HOME インターンシップ説明会日程＞
2021年3月21日（日）14:00〜15:30 (zoom開催)
※当日の参加が難しい方には、説明会の録画を後日お送りいたします。

＜採用の流れ＞
1. 3月21日（日）インターンシップ説明会への参加

2. 3月下旬 書類選考（応募フォーム）

3. 4月上旬 面談（1回）

4. 4月中旬 結果連絡/活動スタート

◯NPO法人ピッコラーレとは：

ピッコラーレは、「にんしん」をきっかけに、だれもが孤立することなく、自由に幸せに生きることができる社会の実現を目指してさまざまな活動を行っている非営利団体です。

私たちは現在、4つの事業を中心に活動をすすめています。窓口開設から6年目を迎える妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」では、妊娠にまつわる全ての「困った・どうしよう」に寄り添うことをミッションに、365日メールと電話で相談を受け付けています。また、相談支援員のスキルアップを目的とした研修の開催や、相談窓口から見えてきた課題を社会に広く伝えるための啓発活動として、「妊娠葛藤白書」（2021年3月発行予定）の制作にも取り組んでいます。そして2020年春からは、居所のない妊婦のための居場所づくり「project HOME」も認定NPO法人PIECES との協働プロジェクトとして本格的に開始しました。

◯「project HOME」とは：

ピッコラーレが運営する妊娠葛藤相談窓口には、ネットカフェや友人宅などを転々とし、居場所が定まらず「漂流」している中で妊娠してしまった10〜20代の方からの相談が少なくありません。彼女たちの背景に耳を傾けると、DV、虐待、貧困、不安定な就労、精神疾患など、自分では解決できない社会的な問題が存在している場合がほとんどです。そんな彼女たちのSOSをしっかりと受け止め、ゆっくり安心して、妊娠のこと、今後のことを考えられる空間や時間が提供できる「若年妊婦たのめの居場所」が、ここ日本には不足していることを、これまでの活動で痛感してきました。

「足りないのだったらつくろう」。社会の中で孤立している若年妊婦に「いつでもおいで」と言える安心で安全な「ホーム」を、彼女たちの声を聞きながら、私たちピッコラーレだけでなく、信頼できる仲間、地域の人たち、そして応援してくださる人たちと一緒につくろう。そうして始まったプロジェクトが「project HOME」です。クラウドファンディング等を通して多くの方にご支援いただき、2020年春、無事にHOME第一号「ぴさら」を豊島区に開設することができました。

◯求める人物像：

日本において今は、限られた数しか存在していない妊婦のための居場所ですが、中長期的には、各地に広がっていくのではないかと考えています。

ピッコラーレと同じように妊婦のための居場所を運営しはじめている団体や、各地域でこれから妊婦のための居場所をつくっていきたいと考えている皆さんと、知見や経験を共有したり、広く同じ課題に取り組む仲間としてともに声を上げ、支え合えるような交流の場を継続的に創出していきたいと思っています。

今回のインターン募集では、そのような交流の場の運営を支えたり、またどういった取り組みや姿勢が若年妊婦にとって「安心・安全」を感じられる土台となるのか、「HOME」が地域に開かれた場として、多様な価値観を持つ様々な人たちが交わる場になった時に、その場をどう優しく心地よいものにできるのか？といったことなどを言語化し、検証するサポートをお願いしたいと思っています。

取り組みが始まったばかりのプロジェクトですので、色々なことが定型化されていないため、柔軟な対応が求められる場面も多いと思いますが、変化していく過程を仲間とともに楽しみながらプロジェクトに関わってくださる方とご一緒できたら、とても嬉しく思います。

○インターン業務内容：

①関連機関との各種交流会・勉強会/連絡協議会の企画準備・運営補助
・会議の日程調整、会議参加、議事録作成
・資料作成補助
＊関係機関例：厚生労働省、市区町村の行政機関、社会福祉協議会、児童養護施設、NPO団体等
②リサーチ補助
・利用している妊産婦/褥婦の伴走支援の記録・言語化
＊支援業務のマニュアル作成ではなく、どのような姿勢・価値観・マインドセットが具体的支援をうみ出しているのか、言語化していくための材料収集（=日々の業務や議論の過程の記録）になります。
・取り組みの定性的／定量的な効果検証作業におけるサポート業務
・報告書編集・作成業務
③その他
・project HOME事業に関する事務業務

※上記①～③のうち、いずれかに関わりたいという方も歓迎です。