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更新日:2020/09/06

“ガラナと日本茶”メンバー募集〜街に連なる詩を〜

一般社団法人野ノ編集室
  • 活動場所

    菊川駅 徒歩9分 [菊川市]

  • 必要経費

    無料

  • 募集対象

    社会人 / 大学生・専門学生

  • 活動日程

    随時活動(活動期間:1年間)

  • 活動頻度

    週0〜1回

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基本情報

菊川市在住のブラジル人学生と日本人学生が共同で、地域住民へのインタビュー、連詩創作を行います。詩の数々にイラストレーターが絵を添えて、菊川だけのハンドブックを制作するプロジェクトです。

活動テーマ
活動場所
必要経費

無料

旅費交通費は自己負担となることがあります。

活動日程

随時活動(活動期間:1年間)

活動頻度

週0〜1回

募集対象

高校生〜社会人までどなたでも。短い時間でもプロジェクトに本気で関わりたい方をお待ちしています。

注目ポイント
  • 地方自治体とのコラボレーション!
  • 地元高校生と一緒につくりあげる!
  • 外国ルーツの人たちと、新しい可能性を生みだす!
対象身分/年齢
募集人数

5名

関連スキル
特徴

募集詳細

未来の実験ができる街

静岡県菊川市(きくがわ)。

日本茶栽培が有名な街ですが、

もう1つの顔を持っています。


それは県内トップの外国人人口(比率)を誇るということ。

ちなみに日本全体で見てもトップクラスの割合で、

人口当たり5〜6%を推移しています。


菊川で一番多いのは、外国人人口の6割ほどを占めるブラジル人です。

工場勤務など、出稼ぎ的に日本へ来ていることも多いので、親も日本語が堪能ではなく、

子どもたちは市内のブラジル人学校に通う子が一定数、います。


日本ではこれから過疎高齢化が進むと予想されるので、

働き手であったり文化の担い手になる世代は外国から受け入れていくと思います。

そんな時代が近くまで来ているなかで、

菊川市はすでに未来が現実になっているんです。


市では外国人コミュニティと日本人コミュニティのかい離だったり、

行政や医療サービスの言語対応など、日々課題に直面しながらも試行錯誤を続けています。

そんな地域で、よりポジティブな未来をつくる実験を始めたいです。


ごちゃまぜな次世代で文化をつくってゆく

外国人住民は「働き手」として認識されることがありますが、

新しい日本の文化、風土、匂い、雰囲気、価値観をつくっていく存在でもあります。

もはや、外国人だとか日本人だとか関係なく、

ルーツも言語も信仰もごちゃまぜな次世代が、

楽しみながら日本のカルチャーをつくってゆけたらいいなと思うんです。


そんな入り混じった取り組みができたら、国籍に限らず、

性別とか宗教とか年齢とか、いろんなことに寛容でリスペクトがある未来が生まれるはずです。


詩をつくろう、街に詩を連ねよう
カルチャーはここから生まれる

ブラジル人学校に通う生徒と菊川の日本人高校生が、一緒になってプロジェクトを進めます。

ブラジル人生徒と日本人高校生でペアをつくって、地域の人たちへインタビューをします。

取材する相手はお茶農家、ブラジル人向けスーパーの店主など…

同じ地域に住んでいながら知らなかったお互いのコミュニティへ、越境してゆきます。

知らなかった地域の一面を、お互いに取材から感じとっていきます。


取材を通じて見えていなかったことが見えてきたら、ペアで詩をつくります。

連詩という、複数の人が協力して詩を創作する文化は、静岡で大きく育まれたもの。


そんなルーツをもとに、

お互いの詩に呼応して言葉を重ね、

思いを感じながら、1つの詩を書き上げます。


(日本在住が長いブラジル人の協力を得て、

日本語が不得手な人向けにポルトガル語翻訳もつくります)


連詩にはイラストレーターが絵をそえて、

ブックレットに仕上げて街の人たちに読んでもらいます。


それだけでなく、詩をフラッグに刷り込んで学校に掲げたり、

ポスターを喫茶店に貼ったり、街に詩を連ねてゆきます。


街の風景を様々なルーツの次世代がミックスしていく。

翌年はフィリピンやベトナムなどの人たちもお誘いして、

ごちゃまぜの雑音から素敵な詩(うた)をつくってゆきます。


※ちなみに、「ガラナと日本茶」というタイトルですが、

ガラナはブラジルでポピュラーなジュースです。

ブラジル人学校に遊びに行った時、校長先生がお土産にくれたのが印象的でした。

外国ルーツの人にとっては日本茶の方がマイナードリンクで、

慣れ親しんだジュースの方が日常的です。

お互いが普通・当たり前だと思っている価値観も、

相手にとっては非日常。

それぞれの視点をミックスしてゆけたらという思いを込めて、

タイトルにしています。乾杯!

体験談・雰囲気

特徴
雰囲気
関連大学
男女比

男性:40%、女性:60%

法人情報

一般社団法人野ノ編集室

“野ノ編集室は「未来の土着をつくる」をテーマに、日本各地で地域プロジェクトを行っています。その土地固有の営みや文化、霞や靄すらを、未来へ橋渡しする役割を日々探求しています。”
代表者

工藤大貴

設立年

2019年

法人格

一般社団法人

野ノ編集室の法人活動理念

野ノ編集室が大事にしていること


・採話

どの地域でも、まずはじっくり歩くことや地域の人へ話を聞くことを出発点にしています


・ブリコラージュ

計画思考やバックキャスティングよりも、アトランダムでブリコラージュな思考を大切にしています


・「いい」を見つける

霞や靄、朝露のような、あたりまえに存在する、だけど美しい存在を地域のなかで見ます


・オリジナル

1つ1つの地域が特別なので、パッケージ化した取り組みはしていません


・文化圏

経済圏を創出するよりも、地域に新しい文化圏を育んでいきます

野ノ編集室の法人活動内容

〜地域の声を集める、採話という取り組み〜


青森県八戸市、宮城県石巻市、東京都あきる野市、檜原村、千葉県市原市、静岡県菊川市。これまで団体として、あるいは代表個人で関わってきた地域です。


取材+フリーペーパー創刊、取材+パフォーミングアーツ、取材+ポスター制作・展示...。いずれもまずは地域で声を集め、その声をどのように表現するかという取り組みでした。一部活動実績は下部にございます。


取材を行い、話を集めていく行為を私たちは採話と呼んでいます。採話を通じて、2021年、今の瞬間にしか聞けない声を今後も集めていきます。そして、その先の表現は都度変わってきます。


文化圏を育みたいという思いがありますから、一過性ではなく、地域に根づく表現活動ができたらと思っています。今後も第一線のアーティストや作家と協働して、その取り組みを深めていきます。

活動実績

2019年
中学生による表現教育プロジェクト「きく・かく・えがく」の企画立案、実施(代表個人実績)

2019年11月

東京都、協賛企業と実施した、表現教育プロジェクトです。中学生が林業家や職人へ取材後、掌編小説を執筆し、アーティストや影絵師と影絵のパフォーミングアーツとして発表しました。

中学生による掌編小説集「森のはなし」編集デザイン(代表個人実績)

2019年12月

「きく・かく・えがく」で中学生が執筆した掌編小説をまとめた小冊子の編集デザインをしました。

2020年
【メディア掲載】NHK静岡、静岡新聞にて、ガラナと日本茶パイロット版が取り上げられました

2020年01月

静岡県菊川市で実施した、菊川市茶業協会と常葉菊川高校との連携プロジェクトについて、NHK静岡や静岡新聞で活動の様子を紹介してもらいました。

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