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更新日:2019/02/13
神戸を代表するソーシャルビジネス経営者の元でインターン!『多様性』を追求せよ!
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基本情報
言葉や文化、年齢や障害の違いを超えて誰もが安心して食事を楽しめるよう、食材を絵で示すフードピクトを開発・普及している株式会社フードピクト。多様性の受容をカタチにする会社で、インターン生を募集中!!
活動テーマ | |
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勤務場所 | |
待遇 |
無料 |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週4~5回 2月中旬から3月1日までの活動となります。 |
注目ポイント |
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募集対象 |
下記キーワードのいずれかにピンとくる学生 |
募集人数 |
2名 |
スキル | |
特徴 |
募集詳細
増え続える外国人。求められるものは…
2020年東京オリンピックが迫ってきています。これまでのオリンピックでも全世界を大いに盛り上げてくれたアスリート達の華々しい活躍の傍で、「ピクトグラム」というものが使われているのを知っていますか?
リオデジャネイロオリンピックで使われたピクトグラム
(引用:流行りのフラットデザインの参考に!歴代オリンピックのピクトグラムまとめ)
文化圏や言語圏の異なる世界中から集まる人々も、見ただけでどの競技種目の事を指しているのか理解できるようデザインされたこのマーク達。このようなマークを正式には「ピクトグラム」と呼びます。
【ピクトグラム】:一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)の一つ。
オリンピックの種目を表すもの以外の代表的な例としては、トイレの男女を表すものや非常口を示すものなどがあります。これらピクトグラムは、国籍が異なる人々の間でも共通して理解されることから、オリンピックなどの国際舞台ではもはや欠かせないツールとなっているのです。
2020年、次は東京でオリンピックが開かれます。ただ、ピクトグラムが必要とされるのは、オリンピックの期間だけではありません。
日本を訪れる外国人の数は、年々増え続け、2015年には1900万人以上という統計が出ています。そして今年2016年には、2000万人を突破するのが確実と言われています。また在留外国人の数も増加傾向にあり、外国の人々と接する機会はますます増えそうです。こういった現状の中、受け入れる側としての対応があらゆる側面で求められています。
特に大きな壁となるのが、「食」と「宗教」の問題です。日本人が国内で普通に生活していると見過ごしがちなこれらの問題。実は、敬虔な信者は食事に細心の注意を払い、信仰している宗教上許されるものだけを選んで口にしています。そういった外国人が日本に訪れた時、日本語も分からない中、限られた情報を元に食べるものを取捨選択していかなければなりません。何が使われているのか分からなければ、万が一禁止されているものに手を付けてしまうリスクがある。レストランでそういう状況になってしまえば、何も注文することができません。
そこで活躍が期待されているのが、先ほどのピクトグラムの考え方を活用した「フードピクト」。
食品に使われている原材料が、イラストとして表示されているフードピクトは、宗教やアレルギー等によって食事の制約を持つ人々が、正確な情報の元、食品を選択することを可能としたコミュニケーションツールです。現在、空港のレストランやホテルなど、全国で1,300以上の食の現場で採用されています。
写真:メニュー名だけでは分からない使用食材も一目瞭然
開発者は、株式会社FOODPICT代表の菊池信孝さん。柔らかい物腰と穏やかな表情が印象的です。
菊池さんが代表を務める株式会社FOODPICTでは、「だれもが、自分らしく」を合言葉に、フードピクトを始めとした5つのプロジェクトを展開し、個人の違いや多様性を認め、それらを積極的に活用していく社会の実現を目指しています。
インターナショクナルの歴史は共感の歴史
インターナショクナルを立ち上げるに至るまでの経緯を伺いました。
「高校生の頃に、アメリカ同時多発テロ『9.11』やイラク戦争が起きて、初めてリアルタイムで戦争を見て、衝撃を受けました。それがきっかけで、宗教の違いで争いが起こるんだ、ということに関心を持ったんです。大きく言えば世界平和といったテーマに関心を持って、勉強をしたいと思ったんですね。それで進学した外国語大学で、サウジアラビア人留学生が日本での食事にとても苦労していることを知ったんです」
そのことをきっかけに在住外国人に対して食に関する聞き取り調査を実施してみたとのこと。その結果、
・外国語大学なのにメニューが外国人向けに対応しておらず、利用できない留学生がいる
・留学生達はレストランに行っても食べられるものが限られており、せっかくできた日本人の友だちと気軽に外食できない
・
地域に住んでいるインドネシアの主婦は、宗教上禁止されているものを誤って口にしてしまうことが怖くて、結局同じものばかり食べている
このようなケースがたくさん起きていることを知ります。特に、文化的配慮がなされているだろうと思っていた外国語大学のケースは、菊池さんに大きなインパクトを与えました。
想像以上の現状を知った菊池さんは、早速行動を起こします。大学での学園祭に出店する全店舗に、使用食材を4カ国語で表示することを提案、実践したと言います。
「使用食材の多言語表示、という目に見える形にすることで、みんながこれまで薄々感じていいたことが、可視化された。結果、それいいな、という声が上がり始めましたね」
ただやってみただけでは終わらせなかった菊池さん。
学園祭終了後には、しっかりアンケート調査も行いました。アンケート調査では、食材の表示が言語による表示、しかも4カ国語という限られた情報だったこともあって、『その表示があっても分からない』、という留学生も多かったことが明らかになりました。
「『それでもまだ分からない』という声がある一方で、殆どの人がこういうものがもっと世の中に必要だ、と答えてくれたんです。それで、イラストで表示したらどうかというアイデアが出てきて。それからですね、フードピクトの活動が始まったのは」
見えてきた課題と掴んだ手応えとともに、菊池さんはすぐに次の行動に。
「ちょうど学園祭が終わった頃、大阪でビジネスプランコンペがあってそれに出場しました。そこで書類審査、プレゼン審査と進むごとに共感が増していったんです。最終的には優秀賞をいただいたのですが、それよりも、プレゼンを聞いてくれた一般の方々の共感賞もいただいて。それで『これって必要な活動なんだな』って認識を得られました」
当時まだ大学2年生。
「いきってましたね笑。それに、活動を支えてくれた人たちとの良い出会いもありましたし」
その後、在学中に他大学や地域のコンビニでもフードピクトを利用してもらうなどして、活動を展開させていきました。
卒業後は、広告代理店でサラリーマンをする傍ら、インターナショクナルとしての活動を続けていたという菊池さん。その後すぐに広告代理店を退職。インターナショクナルを本業として、フードピクトを普及する活動に専念するに至ります。
写真:インターナショクナルが開発したフードピクト。その数現在14品目
フードピクトを広める仕組みを語るうえで欠かせないのがライセンス契約。1店舗月額500円を支払うことで、インターナショクナルが開発したフードピクトを使用することができます。
「ライセンスの仕組みがなかなか理解してもらいにくいんですけど、良いものに対してはそれなりに価値を払うべきだと思っています。タダで提供してもいいんですけど、タダにしたからって広まるわけじゃないと思っていて。お金は取るんですけど、みんなが無理なく出し合ってみんなで使える、という仕組みにしています」
フードピクトを実際に使ってもらうことで、共感の輪はさらに広がっていくことに。
「国際会議や空港といった分かりやすいところで使ってもらうことで、広告塔になってもらって。結果、認知が広まっていきましたよね」
さらっとスケールの大きな発言をする菊池さん。イチ大学の学園際から始まった取り組みが、今や国際的な場で大活躍しているのです。
「食」以外にも
現在、新たに取り組み始めたのが、避難所コミュニケーションカードの開発。
フードピクトのアイデアを更に発展させ、食だけでなく、災害が起きた後の避難所で必要とされるコミュニケーションを、ピクトグラムを使って支援しようという試みです。
他にも外国人と地域住民が共に「まち歩き」をすることで、地域の魅力の再発掘していく「The JAPAN Quest!」と題された企画など、多様性をテーマにしたコンテンツが「食」というトピックを飛び出して拡張中です。
次から次へ出てくるアイデアはどこから出てくるのでしょうか。
「日々の生活、ですかね笑。多様性と関係ないところでも、いろいろ思うことがあるんですよ。例えば、レシートって無駄だよね、とか折り畳み傘ってめんどくさいよね、とか。そういうのがどうなったら良くなるのかを考えているんです。めんどくさがりな性格なので笑。その中から、本当に社会に求められているものを優先して取り組んでいくって感じですかね」
今後のアイデアにも目が離せません。
インターン生に求めるもの
インターナショクナルはどのような雰囲気を持つ組織なのでしょうか。
「インターナショクナルのスタッフは、あまり明確過ぎる目標を立てず、プロセスから生まれてくるものを重視していると思います。良く言えば臨機応変、悪く言えば行き当たりばったりというか笑。でも、デザイン系の仕事ってそういうスタンスでないと難しいところもあるんですよね。それを楽しみながらできるといいですよね」
「あとは、クリエイティブが好きで、多文化、ダイバーシティに興味がある学生。技術的なことは関係ないと思っています。それよりデザインに好奇心があるとかっていう方が大事です。それと、自分で創意工夫、試行錯誤できる学生であれば、楽しめるんじゃないかなと思います」
活動内容
インターンの初日に与えられる課題(インバウンド向けPR方法、海外展開向けWebサイト構築など)に対して、業務体験や経営に関するレクチャーを通して、自分なりの提案をしてもらいます。
インターン最終日の提案プレゼンテーションをゴールとして活動することとなります。
【2月12日】スタート(調整可能)
活動期間中は週5日程度の勤務
【3月1日】最終提案プレゼンテーション(出席必須)
体験談・雰囲気
特徴 | |
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雰囲気 | |
男女比 |
男性:40%、女性:60% |
法人情報
代表者 |
大福聡平 |
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設立年 |
2022年 |
法人格 |
一般社団法人 |
みくもやの法人活動理念
学生の「学街活動」をサポート!
みくもやの法人活動内容
一般社団法人みくもやは神戸を中心に地域と学生のプロジェクト活動をコーディネートしています。また、学生のプロジェクト活動を応援するプラットフォーム「UxCampus(ユーキャンパス)」の運営を通じて、学生が街と関わり、街を楽しみ、街も豊かになっていく「学街活動」を応援しています!この度神戸市長田区に新たな活動拠点「ユニット422」を開設!ここをうまく使って学街活動を広めていきます!