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更新日:2020/07/17
学生急募!多文化共生推進のイベント企画・運営・司会
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基本情報
住み開きした空間を若者の交流の場としてうまく活かしていくために、ゼロから共に活動と運営を考えてくれる仲間を募集しています。
活動テーマ | |
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勤務場所 | |
待遇 |
無料 活動内容に応じてボランティア謝礼金の給付有 |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:頻度は相談可 |
注目ポイント |
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募集対象 |
大学生・専門学生 |
スキル | |
特徴 |
募集詳細
複合化・複雑化する社会問題をリンクさせて解決を図り、社会を変えるソーシャルデザインを仕事にしています
NPO法人わかもの国際支援協会は2009年、ひきこもり・不登校の若者がインターネットのMMOゲーム上で出会って結成された当事者・自助団体です。自分たちの貧困問題・人権問題・家族関係問題などを紐解きながら改善する「自助」(セルフ・ヘルプ)の精神を共有し、ひきこもった状態を活かした在宅就業(テレワーク)と地域の情報化まちづくりの課題解決を融合(リンク)。2010年に厚生労働省後援日本テレワーク推進賞を受賞、2016年には総務省よりテレワーク先駆者百選に選出され、同じ仕組みをもった東京の活動を支援するなど全国的な若者の自助活動を牽引してきました。2016年3月11日、全国のひきこもり・不登校の当事者団体の初の全国大会を大阪で開催、その後、2017年・2018年へと全国ネットワークの礎を築きました。
一方でテレワークを活用した台湾原住民の若者支援を2011年ー2013年に実施、バングラデシュでは2014年よりキショルガンジ県ジョショドール・ポウルモヒラカレッジとのパートナーシップを通じて、特殊事情家庭支援・女子教育の普及推進を行っています。また2010年から大阪国際交流センター助成事業「わかもの現代文化フォーラム」をきっかけとして、私たちは日本国内に在住する外国人との交流と支援をスタートしました。
これまでの活動で私たちがたどり着いた考え、それは社会の課題は異なる社会課題との相互作用で解決を図るべきだ、ということ。たとえば日本社会の生きづらさに悩む若者は、まったく異なる文化を背景に生きてきた外国人との交流を通して価値観や社会のあり方を相対化し、狭い視野から解き放たれていくかもしれません。就職活動に失敗した学生は、フリーランスや起業をした先輩・社会人からヒントを得られるかもしれません。人付き合いが苦手な若者は、孤立した高齢者との穏やかな会話から元気をもらえるかもしれません。
人と人とが異なるからこそ生まれるそんな多様性がもたらす効果に気づいたとき、私たちは社会問題を「人を形容する言葉」で表現すべきではないとわかったのです。「ひきこもり」「不登校」「外国人」という言葉で自分や他人を名指しすることが、決めつけや偏見となっていると分かってきたのです。肩書や出自、貧富の差や病名ではなく、社会的地位や年齢でもなく、「その人をその人としてみる」、全人的人間関係をこそ大事にすべきであると信じるようになりました。
「言葉」を大事にしながら、社会問題をとらえていきたい
私たちは自分たちの活動が用いる「言葉」に、デリケートな問題意識を持ち続けてきました。たとえば「ひきこもりの居場所」といった言葉は非常にわかりやすい一方で、そこに集まる人たちは「普段はひきこもっている」ため用意された「居場所」を求めている人たち、といった アイデンティティを余儀なくされるかもしれません。フリースクールに行くこと、困窮者の相談窓口に行くこと、そこからスタートするのではなく、何気ない遊びや交流のなかで「そっと」悩みを吐き出せる。そんなコミュニティ形成が、いま若者に必要となっていると考えます。
「ひきこもり」に至る要因は、実際には複雑な社会構造が関わっています。たとえば学校教育・家族関係・職場労働環境・政府政策の欠陥・欠如など。複数の社会課題や日本独自の文化がもつ負の側面が、複合的課題となって「ひきこもり」いう状態を若者に余技なくさせているだけかもしれません。若者が直面している課題は個別的・具体的・総合的であり社会的です。でも「ひきこもりじゃなくなれば」「学校に行けば」「就職すれば」いつのまにか問題解決とされてしまうなら、問題はいつも「その人の問題」に留まるでしょう。学校に行くか、働くか、たった二つに硬直した社会関係のなか、若者は学校や企業に所属していなければ何処にも居場所が無くなって自宅にいるしか選択肢が無い、という問題は日本の社会制度と現代文化の課題と私たちは考えるのです。若者の「ひきこもり」が問題とは、考えないのです。
多文化共生がもつ「多様性」のチカラを信じて、若者の自主独立と社会の変化を導きたい
「わかもの国際支援協会」は、不登校を経験した「わかもの」が「支援の対象」とされるのではなく「支援の主体」となって、社会や外国人の人たちを「国際」的に「支援」することを目指して、一人ひとりがもっている「個性」の多様性を社会的課題にぶつけることを実験するNPOです。何かの役に立つこと、自分を苦しめた同じ原因で苦しむ他の人を助けることで自分も助けたい・・・そのような思いの実現を目指して、2018年9月1日より多文化共生プロジェクト「パラソル」をスタートしました。
パラソルの拠点は大阪市住吉区にある、普通の住まいを住み開きした空間です。私たちは「不登校」「フリースクール」という言葉をあえて使わずに、異なる価値観の尊重を「たすけあい学習」を通じて育む場「コワーキングカフェ」(留学生を含む学生が勉強や仕事ができる空間)作りによって実現することを目指しています。
仲間となってくれる学生インターン・ボランティアを募集します
パラソル/わかもの国際支援協会は2018年現在、助成金や補助金に頼らずに、自ら開拓したIT関連企業からのWEBクリエイションの仕事を受注して自ら雇用を作り、その利益を多文化共生や不登校支援のボランティア活動経費に還元して活動をしています。現在、募集している人材は、学生の目線で孤立や家族関係に悩む学生への啓発イベントを企画・広報・運営してくれる仲間です。定期的な企画会議への参加、イベントの司会、宣伝広告、不登校の学生や外国人への学習支援など、自由なアイデアで様々な業務にも従事していただくことができます。まずはイベントや会議に参加して、意見を出しながら自分でできる役割を担っていただきたいと思っています。
まだまだ始まったばかりの新しいパラソルを、一緒に盛り上げて創り上げていただける学生(高校生・大学生)を募集しています。
はじめ3か月のインターンの後、能力と実績に応じてアルバイト・固定給等へと昇進していただくことも可能です。
みなさんの応募をお待ちしています!
体験談・雰囲気
特徴 | |
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雰囲気 | |
関連大学 | |
男女比 |
男性:50%、女性:50% |
法人情報
代表者 |
小柴享子 |
---|---|
設立年 |
2009年 |
法人格 |
NPO法人 |
Wisaの法人活動理念
友達になることが最高の支援
わたしたちは「貧しいから寄付をください」「かわいそうだから助けてあげてください」という、わざとらしい支援よりも、支援する側と支援される側が対等な「ともだち」になって、自然と話したいときに話したいことを話せて、相談したいタイミングでなにかあったらいつでも相談し合える関係を築くことを最高の支援だと考えています。
Wisaの法人活動内容
Wisaの活動については、こちらの活動紹介動画を参照下さい。
取り組む社会課題:『日本・ラオスの子どもー若者の自立…』
「日本・ラオスの子どもー若者の自立…」の問題の現状
高校生・大学生が主体となって活動するボランティア団体/国際NGOです。
私たちのビジョン
進路に悩んだり、家族や友達との関係で落ち込むことがあったりすることって誰にでもあります。
思春期の心を傷つけられると、大人になってからもずっと傷跡が残ってしまいます。
その傷跡は、一生かかっても消えなくなっていくのです・・・
そんなとき、それぞれの人生の苦労や悲しみを分かち合って、笑顔を作って励まし合える仲間ー友達を作っていくことはできます。
Wisaは、学校や家族以外の第三の場所としてボランティア・市民活動を考えて、立場や国籍の異なる多世代交流によって多文化共生を実現し、誰もが個性を発揮できる社会参加ができる社会を目指しています。
異文化理解×多文化共生!? どうして必要なの?
進路で悩むときって、情報が少ないから悩んでいたりしませんか?
たとえば、自分には経験がなかったり考えたことがなかったりして、いったいどういった道を選択すれば、自分がどうなるのか、ということを知らないから迷っていたりするのではないでしょうか。
人生には色々な悩みがありますが、さまざまな価値観や考え方の人と出会って対話をし、自分が知らない知識や経験したことがない体験談について意見を交換しておくことは、その悩みを自己解決していく上でとても重要です。
Wisaにとって異文化理解ーとは、自分を理解するための鏡となる情報や価値観を知っていく営みです。 そして、自分とは異なる価値観を認めていける人が少しでも増えることが、多文化共生に繋がると考えています。
どうしてラオスの支援を始めたの?
日本ではあまり馴染みのないかもしれませんが、「ラオス」という国は、50の民族が共生している多文化先進国です。そこへ中国・ベトナムのほか、バングラデシュ・パキスタン人の移民も多く住んでいます。
またメコン川を初めとする多くの河川と、北部を中心とした森林地帯は自然ー生態も多様性が豊かです。
2018年、Wisaの不登校・ひきこもりの若者が主体となって情報化まちづくりを行っている制作チームが、初めてラオスに渡航し、ラオスの多文化・自然共生から日本が多く学ぶことがあるのではないか、という思いで支部活動を開始しました。そして、2021年に支部となるルアンパバーン県ラオスの文化と民話研究所を設立しました。
その活動内容について、下記の動画で紹介しています。
「日本・ラオスの子どもー若者の自立…」の問題が発生する原因や抱える課題
Wisaは、不登校ーひきこもり、という日本独特の社会問題も一つの「文化」として考えます。そして、外国人の人たちと多様な価値観を尊重しあっていくことを大切に考えて、日本国内の支援を行ってきました。
そのようななか、外国人の多くの人たちが深刻な生活問題に直面していることがわかってきました。
たとえば、渡航前の技能実習生は、家族が住んでいる自宅を担保に巨額の渡航費・渡航準備のための日本語学習費用を請求されていたり、保証金として一定期間は帰国しないことや日本でトラブルを起こさないことなどを約束させられて日本に渡航します。 その結果、日本語学校や就業先でハラスメントをされたりや危険な労働などをさせられても声が出せない状況です。
「日本・ラオスの子どもー若者の自立…」の問題の解決策
私たちは、外国人の人たちとまず友達となって、もし何か悩みや危険が発生したときにいつでも相談してもらえるような仲間作りをしていくことが現在できる最大の解決策だと考えています。
また、渡航前にオンラインで日本語を教えることで、日本へ渡航する際に気を付けなければならないこと、不当なブローカーの人身売買の被害に合わないことなどを啓発することで、外国人の人たちの安全を見守ることができると考えています。
活動実績
ひきこもり12名がオンラインゲーム上で団体を結成!
2009年07月01日
わたしたち、NPO法人わかもの国際支援協会は2009年にオンラインゲーム上で12名のひきこもりの若者が集まって結成した自助団体です。
「資金も人脈もない、無職のひきこもりが、仲間同士でどこまでのことができるだろうか」
その挑戦を10年前にスタートしました。
2010年に大阪府認証を得て法人化後、在宅でWEB(ホームページ)制作を地域から受注して納品するソーシャルビジネスを開始。
2012年に福祉医療機構助成事業「次世代わかものソーシャルファーム」を開始して、その革新的な不登校支援・外国人支援の取り組みは厚生労働省後援「第12回テレワーク推進賞」(日本テレワーク協会)を受賞しました。
2015年の日本財団助成事業でそのICTを活用した引きこもり支援/ワークシェアのプログラムのモデルは、東京など全国に拡大していきました。
2017年はTOYOTA財団の共同研究に参加し、自助グループのネットワークが拡大しました。
ポーランドでの青少年自助グループ「命」の設立、バングラデシュ・キショルガンジ県のプウラマヒラ女子学校と協働した貧困家庭児童のパソコンへの寄贈&プログラミングが学べる学校施設の建設費寄付など、国際的にICTを活用した国際支援を展開し、2016年は総務省より「テレワーク先駆者百選」に選出されました。
わたしたちはこの10年間の経験を得て、「貧しいからお金を下さい」「困っているから助けてください」という従来型の恩恵的な支援ではなく、「自分を支援することが他人を支援することになる」ということ、また「他人を支援することが自分を支援することになる」ということ、そしてそんな思いをもった者同士で、困ったときや泣きそうになったときにいつでも相談し合えるような、対等な友達になることが対人援助で一番、重要なことではないか、というに考えに至りました。
「楽しいこと」、「自分たちがやりたいこと」をきっかけに笑顔になりながらまずは友達になる、文化や価値観が異なる者同士が認め合い、悩みがあったらその多様性を武器にしていっしょに解決法を考えていく、そんなコミュニティ型の自助支援を通じて、若者が意志決定・自己決定能力を高めあっていく、そして困ったときには「助けて」が言えるコミュニケーション能力を学んでいくプロセスを大事にしています。