基本情報
NPO法人ZESDA(ゼスダ)は、日本の技術と世界のニーズをつなげるプロデューサーの支援・育成を通じて、日本企業のグローバル競争力の強化を目指す非営利団体です。
活動テーマ | |
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活動場所 |
在住のスタッフは多目ですが、国内外不問です。 |
必要経費 |
無料 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:頻度は相談可 |
注目ポイント |
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募集対象 |
■職種詳細■ |
募集人数 |
20名 |
スキル | |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
ZESDAでは、「日本企業のグローバル競争力強化」のためのプロデューサー支援・育成を目指し一緒に活動をしていただける新メンバーを募集しています!
審査手続きについて
・まず、応募フォームをもとに書類選考(1週間程度)を行います。
・合格された方には面談(首都圏以外にお住まいの方はSkype等にて)に進んでいただきます。
・ボランティアスタッフととして採用された方には、機密保持等に関する誓約書を提出いただきます。
以上、あらかじめご了承ください。
代表メッセージ
「タテ」から「ヨコ」へ、「ウチ」から「ソト」へ
▲ 桜庭大輔 代表
日本には天然資源がありません。人材と技術。そして文化的個性が日本産業の国際競争力の核であること。これらは昔も今も変わらない出発点だと思います。
しかし、日本の今日の繁栄を築いた「より良いものをより安く」の高度成長期モデルでは、中国・ブラジル・インドに淘汰されてしまいます。 また、人口減少の時代ではあっても、依然として数千万人の雇用を維持していかなくてはなりません。
日本はどうすればよいでしょうか。
ZESDAは「『タテ』から『ヨコ』へ」「『ウチ』から『ソト』へ」を意識したビジネススタイルの変革、そして、これらを実現できる「プロデューサー」の活躍が、我が国の社会の活気を支え、国際経済社会で日本産業が生き残っていくための鍵になってくると考えています。
日本の個性を世界市場での生存競争に活かしていくためには、新しい市場を切り拓くイノベーション(新規組み合わせ)が必要です。しかし、高度成長期を終えて30年経っても「系列」のタテ構造はまだまだ根強く残っています。ライバルや親会社とのシビアな関係の中で、海外進出やイノベーションに割く余力がある企業は多くありません。先細りのビジネスや補助金にしがみつくことを諦めきれない実態があります。
また、イノベーションには異業種・異分野を掛け合わせる「ヨコ」の連携が重要であること自体は、既に広く認識されており、政府や大企業も多様性を標榜したマッチングの「場」の創出をたくさん試みています。しかし、これらも真の効果をまだ発揮できていないように見えます。
何が問題なのでしょうか。どうすれば問題を解決できるでしょうか。
私たちは、「場」があっても、価値ある新規組み合わせを見出して異業種の人々を繋ぎあわせられる「人」が少ないこと、すなわち異業界に散らばる人々を橋渡しし、イノベーションのリスクとコストを最小限にマネジメントしながら、試行錯誤の過程を導くリーダーである「プロデューサー」が不足していることが問題であると考えています。
そこでZESDAは、複数の分野に目利きができる能力(マルチ・リテラシー)を持ち、組織や業界を横断してイノベーションを導くリーダーシップ、すなわち「プロデューサーシップ®」の普及に邁進していきます。
かつて日本経済は、自動車産業等の強い国際競争力に導かれつつ、分厚い中間層による内需が支えてきました。しかし、普遍商品のクオリティのコスパを競う戦略では、既に生き残りは難しい状況です。また、国内でも人口減、所得格差、価値観の多様化、高齢社会と、社会構造の根本に大きな変化が起きています。
他方で、アジア、南米等、海外の新興市場の成長には、極めて目覚しいものがあります。既に日本のGDPの大半も海外投資が占めています。
しかし、私たちは日本の国内雇用を維持することも重視しています。地域の暮らしの活力に繋がるからです。
そのためには、国内よりも海外で売れるものを生み出し、世界経済をリードする「日本発のイノベーション」をより意識していくことが必要ではないか。そして、その方向性としては、普遍商品よりも多少ニッチな高付加価値の財やサービスを、多種繰り出していく戦略が良いのではないか。と考えています。ジャパンブランドも健在ですから、国富を海外(インバウンドを含めて)から得られる余地は、多くの人が指摘しているように、まだまだ大きいと思われます。
換言すると、ZESDAは、いわゆる「グローカリゼーション(地方×海外)」によって、地方創生を実現しようと考えています。その担い手こそがプロデューサーです。
これまでは、地域で活躍する事業家には海外の、海外で活躍する事業家には地方の、知見やコネクションが少なかったことから、確度の高いビジネスチャンスの話や地方と海外のバリューチェーンを一気に繋ぐチカラが構造的に供給されてこなかった実情があると思います。ZESDAは、若く柔軟な精神やITのチカラ、ベテランビジネスマンの経験を綜合しつつ、
「地域プロデューサー × ZESDA × 海外プロデューサー」
の連携をプロデュースすることで、日本産業の次代を切り拓いていこうと考えています。
プロデューサーに覚醒するあなたへタテとウチに籠らず、ヨコへソトへと未来を切り拓いていくチカラ―――。それこそが我々の主唱するプロデューサーシップ®の本質です。イノベーションも海外進出も、実現するのは「個人」だと思います。そして、人は出会いによって変わることができます。今まで会ったことのないような人と出会い、補い合える関係に気がついたとき。足かせに思えていた組織や制度の活用方法に気がついたとき。自分の経験や能力の更なる可能性が啓けたとき。次のステップに進むエネルギーが生まれてくるものではないでしょうか。
ZESDAは、このような「気づき(inspiration)」の供給、互いを補い合えるビジネスパートナーの「紹介(introduce)」を展開していきます。そして、未来を切り拓く「起業意志(entrepreneurship)」に「気づき(inspiration)」と「紹介(introduce)」を掛け合わせた先に、「新規事業の実現(produce)」を構想していきます。
あらゆる地域・業界・組織でプロデューサーが縦横無尽に活躍する社会を目指して、私たちは活動を続けていきます。
さあ、あなたも、ZESDAとともに、日本の「プロデューサー」になりませんか?
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
起業に興味はあるけれどなかなか一歩が踏み出せなかった私。ZESDAの起業家支援に惹かれ、働きながらもう一つのキャリアを築くプロボノを始めました。
そして会社とは違う3つのことに気づきました。
①誰も命令しません。→自ら考え行動します。
②新しいこと、未知のことを尊ぶ→前例がないなんて誰も言いません。「いいね、やってみて!」挑戦できる土壌が豊か。
③多様性のある集団→様々な職種の方が参加しており、得意分野も多岐にわたり、それぞれが輝く場所があります。
いつものルーティンワークの仕事を離れ、あえて違う環境であるZESDAに身を置く。自分のできること、できるかもしれないことへの挑戦を愚直に繰り返す。するとそれまでぼんやりしていた夢の輪郭がはっきり見えてくる、そんな瞬間をZESDAは私に与えてくれました。
このボランティアの雰囲気
上下関係や派閥もなく、みんながフラットな関係→代表の桜庭さんを筆頭に分け隔てなく、緩やかだけど、根っこでは強固な関係を築く、そんなことが自然にできるところです!
特徴 | |
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雰囲気 | |
男女比 |
男性:50%、女性:50% |
地方創生のプロモイベントも主催
地方のフィールドワークにも出かけます。
研究・イノベーション学会とプロデュース研究講座を共催。アカデミックな刺激や交流もたくさん。
平日夜や土日のスタッフMTG
日本在住の外国人とグローバルネットワークを構築する「トーキョー会議」の共催
スタッフ内で研修合宿も敢行!
地方自治体の首長に政策提案も実施
スタッフ内部勉強会でイノベーションの最先端について理解を深める
忘年会、新年会、BBQ、女子会、男子会など気軽な懇親会も充実開催。
英語オンリーの朝活イベントを共催。海外一流知識人との交流チャンネルをキープ。
外国人をグループヒアリング。生の声を聞いて日本の強みが活きそうな潜在マーケットをさぐります。
一流のビジネスプロデューサーから学ぶ「プロデュース研究講座」を研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会と共催。
法人情報
代表者 |
桜庭大輔 |
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設立年 |
2012年 |
法人格 |
NPO法人 |
ZESDAの法人活動理念
ZESDAは多様な人材・多様な能力・多様な思いを集め共鳴させてゆくことで、日本の次代を担う産業を生むイノベーションを起こしたいと考えています。 そのために従来行われてきた「ビジネスマッチング」ではなく、「プロデュース」という新しい方法でそれを実現していきます。
複数の分野にある程度目利きができる能力(マルチ・リテラシー)を持ち、組織や業界を横断して新しい事業を創造するリーダーシップがプロデューサーシップ®です。
ZESDAは、プロデューサーシップ®を発揮できるリーダーである「プロデューサー」を増やし、プロデューサーと多種多様な選択肢(アイディア・技術・人材等)が有機的につながりビジネスが生まれる仕組みを展開します。
イノベーションを生み出す3つのキーワード
人に人をつなげる
人と人のつながりが新しい産業を生み出す。私たちはそう考えています。
私たちは産業・プロジェクトに応じた官民の連携支援、企業間の連携支援の他、国内外の団体・有識者との新たなネットワーキング活動を行っています。
人とビジネスニーズ・アイデアを共有する
ユニークな技術を開発している・所持しているがそれをアウトプットする場がない、具現化するアイデアが見つからない。それで技術が埋もれるのはもったいない!そのような方々を支援するため、私たちは新しいビジネスニーズを共有し合う活動を行っています。
自ら新規事業を創出する
私たちも自らプロジェクトを立ち上げ、形にしていきます。プロジェクトの推進を通じ「Introduce」、「Inspire」をさらにすすめるプロデューサーの育成を目指します。
※e=entrepreneurship
「Produce」は「Introduce」と「Inspire」との無数の掛け合わせです。「Introduce」は、win-win の関係に持ち込める、インセンティブを持った「活動」の調達を意味し、「Inspire」は、それらの「活動」の投入方向を決めます。あわせて、量× 方向ということで、ベクトルを意味します。
新規事業を興す人の意志「entrepreneurship」に、これらを注ぎ込むことがProduceであるとZESDAは考えています。
ZESDAの法人活動内容
カレッジ活動とインキュベーション活動が、車の両輪のように展開しています。
◆カレッジ活動
・ネットワーキング
様々な業界で活躍する人材とのネットワークを構築するため、外部のイベントに参加します。
・エデュケーション
「プロデューサーシップ®」を普及するため、ワークショップを企画開催します。
(イベント開催実績は当団体ウェブサイトおトップページからご確認いただけます。)
→ これらの活動を通じて、「コネ(人脈)」や「チエ(各種最先端情報)」を蓄積していきます。
◆インキュベーション活動
プロジェクトチーム単位で活動します。
企業の新規事業企画部の企画会議に参加したり、地方の中小企業の事業支援を行ったりしています。
カレッジ活動で集めた、多様な領域にわたるハイクオリティな「コネ(人脈)」や「チエ(各種最先端情報)」を注ぐことで、イノベーター、アントレプレナー、クリエイターなどをプロデュースしていきます。