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更新日:2024/08/02
【送迎ボランティア】移動手段のない住民の外出サポートで安心できる生活を支えたい!
移動支援Rera基本情報
運転ボランティアを募集しています!宮城県石巻地域で、高齢者や障害者など、外出手段を持たない住民さんを、買い物や病院などへ送迎します。団体の車両使用。運転・介助は丁寧に教えるので未経験でも大丈夫♪
活動テーマ | |
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活動場所 |
事務所は石巻市、活動エリアは隣接する東松島市と女川町を含みます。 |
必要経費 |
まずは体験してみて、継続した参加が決まった方には、送迎の回数等に応じて謝金をお支払いいたします。送迎には団体の車両を使用します。NPO保険完備です。 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:週1回からOK 活動は日曜・祝日・年末年始等を除く毎日行っています。 |
注目ポイント |
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募集対象 |
◎必須条件 一緒に活動する人の年齢層について
さまざまな年代のボランティアが活躍しています! |
募集人数 |
5名 |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
◎送迎・介助・見守りのボランティアです。
・団体の車両を使用した、送迎ボランティアです。
・車両は、軽自動車からスロープやリフト付きの福祉車両まで様々です。
・送迎対象者は、「高齢のため免許を返納した」「身体が悪く通院に苦労している」「手押し車や車いすを使っている」「高額の交通費を負担できない」等の理由で外出に手助けの必要な住民さん達です。
・利用者はガソリン代等の実費程度の負担額で送迎を利用できるため、「レラさんがいるおかげで生活ができている」と感謝の声をいただいています。
・行き先は病院が多く、買い物や床屋さんなど、暮らしに密着した送迎です。
・活動時間帯は、朝一番の通院送迎から夕方の帰りのお迎えまで。ボランティアはそれぞれの都合に合わせて、曜日や時間帯を決めて活動しています。
◎スタッフがしっかりとサポートするので安心!
・ボランティアに参加する皆さんが安心して活動できるまで、丁寧にスタッフが運転や操作、介助などを教えます。・みんな始めは初心者です♪「このボランティアを始めてから、家族に『運転が優しくなったね』と言われるんですよ」というボランティアの声も。身体の悪い方を送迎する技術は、日常生活にも役立ちます。
・まずは1日体験してみて、慣れるまではスタッフやベテランボランティアとペアになって送迎をします。
・運転や介助などの技術面だけでなく、「自分の暮らしているまちに、こんなに外出に困っている人がいたなんて知らなかった…」など、新たな地域課題に気がつくことも多いでしょう。
◎移動に困っている人は、暮らしにも様々な困りごとが…
・単なる「安いタクシー」ではない、最も大きな違いは、利用者が「登録制」になっており、継続した見守りができることです。・外出に困っている人で、「困っているのは外出のみ」という方は、実は多くありません。体のこと、お金のこと、家族のこと…さまざまな困りごとの一つが『移動』であるというケースも多く、移動支援をきっかけとして、必要であれば適切な支援機関につなぐということも多くあります。
・同居家族のいない孤立した人、老々介護の夫婦や親子などの利用者も多く、車内で「おや、いつもと様子が違うな」と気がつくことで、早めに病気や認知症、時にはオレオレ詐欺などに気がつくことも。まさに「セーフティネット」の役割です。
◎被災前よりも住みやすい『いつまでも暮らせるまち』『住みたいまち』を目指して
・活動エリアは宮城県石巻地域。東日本大震災で最も甚大な被害を受けた場所です。・私たちの活動も、震災の復興支援がきっかけとなってはじまりました。現在は地域住民のボランティアがドライバーとなり、活動を行っています。
・活動を通して気がついたことは「震災前から移動に困っている人たちがいたのだ」ということ。復興の遅れと地域の高齢化進行により、移動のニーズはなくなりません。今でも「レラさんが頼り」という住民が多くいるのです。
・よその街の医師に「石巻はレラがいるから羨ましい」と言われたことがあります。必要な通院や買い物ができない、と思った時、その人は自力で暮らすことを諦めてしまいます。
・つらい大災害がきっかけですが、その分、復興後には「前よりも暮らしやすい、いつまでも住めると思えるまち」を作る一助になりたい、と思っています。
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
◎たとえば、こんな方々が関わっています。
・空いている日・時間を、地域の困っている人のお手伝いに使いたい
・退職後もまだまだ元気。社会貢献としてボランティア参加してみたい
・車の運転なら自分にもできる
・福祉の経験を活かせる
・しばらく仕事から離れていたけれど、ボランティアから始めて、少しずつ外に出てみようと思った
・外出が出来ていない人の問題はずっと気になっていた
お気軽にご連絡ください!
このボランティアの雰囲気
送迎は、車を使うこともあり、丁寧におこなっています。
出発前の点検、安全に気を配った送迎、情報の共有など。
利用者の住民さんたちの中には、レラのスタッフとの会話を心から楽しみにしている方も多く、車内は穏やかな雰囲気です。
もしも、病気や生活の不安などから不安定になってしまった利用者さんがいた場合などは、職員がしっかりと対応し、送迎ボランティアが安心して活動できる環境を守るようにしています。
また、『お出かけ送迎』といって、買い物付き添いや映画鑑賞、お茶っこ、お墓参りのお手伝いなどを行うこともあります。そんな時には遠く県外からもボランティアに駆けつけてくれることもあります。
利用者さんも、普段着よりもちょっとだけおしゃれをしていたり、小さな「非日常」をみんなで楽しみます。
特徴 | |
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雰囲気 |
法人情報
代表者 |
(共同代表)伊藤克行、村島弘子 |
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設立年 |
2011年 |
法人格 |
NPO法人 |
移動支援Reraの法人活動理念
~移動を支えることは、暮らしを支えること~
移動支援Reraが目指しているのは、「誰もが必要な外出をあきらめずに暮らすことのできる社会を築く」ことです。
2011年3月の東日本大震災をきっかけとして始まった私たちの活動。
「被災地の問題は、これから超・高齢化を迎える日本の問題の早送り」だと言われます。
今、まさに移動の問題が全国的な課題として取り上げられています。
被災地特有の課題に加えて、元々地域が抱えていた日本中に共通する高齢化や人口減少問題、マイカーに依存した社会や免許返納の問題ともつながっているのです。
Reraの送迎が利用できなくなると、移動にかかる負担が大きくなり、日常の喜びを我慢することが多くなります。通院を我慢することは健康問題に直結します。私たちは、移動をお手伝いするというより、暮らしを支えているという意識で活動しています。
移動支援Reraは、移動手段がなく外出を諦めているみなさんが、気軽に外出できる持続的な仕組みを、さまざまな関係機関と協力し、生み出すことによって、地域の高齢者や障害者等、社会から取り残され見えにくくなっている方々が前向きに暮らしを楽しみ、心身の健康を維持できる、希望の持てる未来を作ります。
移動支援Reraの法人活動内容
・移動困難な住民の送迎事業
・福祉有償運送事業(登録準備中)
・講演への登壇、勉強会や講習会の開催など
・他の地域へのノウハウ移転(茨城県常総市水害支援、能登半島地震支援など)
取り組む社会課題:『高齢者、障害者、貧困、孤立、災害救援、福祉、まちづくり』
「高齢者、障害者、貧困、孤立、災害救援、福祉、まちづくり」の問題の現状
◎『移動困難者』の存在
あなたは普段、どんな移動手段で外出していますか?
もし、駅やバス停まで歩けなかったら…。
車がなかったら…。
頼れる家族や知人がいなかったら…。
買い物や病院に行って帰ってくるだけで何千円もかかってしまう生活だったら…。
安心して、長く暮らしていけると感じられますか?
「外出すること」は、「生きること」と密接に関わっています。
移動手段を失うと、人は、自分の力で生きていくことを諦めてしまうのです。
◎どこにでも存在している課題
14年前に東日本大震災をきっかけとして始まった、私たちの活動ですが、実は「移動」の問題は、今や被災地だけの問題だけではありません。
災害をきっかけとして、より深刻化する課題ではありますが、被災地だけではなく全国で共通した課題でもあるのです。
高齢のため免許を返納した途端に外出手段を失い、体調が悪化してしまう人。
もともと、極めて限定された移動手段しか持っておらず、じっと我慢していた人。
行きたいところ、会いたい人、したかったことを諦めている人。
外出さえ気軽にできれば、暮らしがずっと楽しく心豊かなものになる、『声なき人たち』が、あなたのまちにも沢山いるのです。
「高齢者、障害者、貧困、孤立、災害救援、福祉、まちづくり」の問題が発生する原因や抱える課題
◎被災地にも、日常にも存在する格差
災害の復興にも、普通に暮らしている地域にも、さまざまな「格差」が存在します。
地域や社会から取り残され、存在を認識されることすらない、ということもあります。
「移動に困っている人への対策」に取り組むうちに、問題は「移動」という単純なものではない、むしろ「移動の問題」は、さまざまな格差、取り残される人々の課題の一面として現れているに過ぎないのだ、と気がつきました。
「高齢者、障害者、貧困、孤立、災害救援、福祉、まちづくり」の問題の解決策
『送迎ボランティア』は、大切な移動困難の解決手段です。
ですが、単なる送迎だけでは、課題への「対症療法」の一つにすぎません。
移動支援Reraは、送迎ボランティアを行うだけでなく、
・どうすれば移動困難者がいなくなる社会になるのか
・多くの利用者が抱えている“「移動」以外の困りごと”にどうアプローチできるのか
・今、移動に困っていない人たちと皆で考え、取り組んでいけるネットワークづくり
などを意識しながら、地域の担い手育成やさまざまな勉強会、情報発信、ノウハウ移転などに取り組んでいます。
活動実績
被災地支援ボランティア活動開始
2011年03月
北海道の障害者支援団体が中心となり、仲間を集め、被災直後の宮城県石巻地域で救援活動を始めました。
任意団体『災害移動支援ボランティアRera』と名前をつけ、全国各地から駆けつけた仲間とともに、被災して移動手段を失った方々の送迎活動を行いました。
被災から半年ほど経った頃から、自らも被災した地域住民がボランティアの中心となって活躍するようになりました。
送迎利用者も、生活再建した人々はいなくなり、外出手段を持たない高齢者や障害者などがほとんどになっていきました。
地域住民が活動を引き継ぎ、NPO法人格を取得
2013年02月15日
発災から1年後。
『災害救援』としての活動を終え、中心となっていた団体も撤退することとなり、送迎活動も岐路に立たされます。
その頃の送迎人数は、毎日のべ80名ほど。年間1万人以上となっていました。
すでに活動の中心となっていた、石巻地域の住民ボランティアは、話し合いの場で迷わず言いました。
「今、このままやめる訳にはいがねべっちゃ(いかないでしょう)」
「俺らがいなくなったら生きていけなくなる人たちがいる」
「車1台になっても続けたい」
こうして、石巻地域の住民が中心となり、宮城県認証のNPO法人格の申請を出しました。
(忙しかったのと、慣れていないので、時間がかかってしまいましたが)無事に法人格を取得。
さまざまな助成金・補助金に申請したり、多くの方々からのご寄付などの援助をいただきながら、現在まで活動を継続しています。