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2025/04/14

「知ることは、守る力」 〜性被害実態調査シンポジウム2025〜 開催レポート!

こんにちは!学生インターンです!

 

今回は、先月に開催した、「知ることは、守る力」

〜性被害実態調査シンポジウム2025〜についてレポートします!

 

昨年度、中央共同募金会赤い羽根福祉基金様の助成を受け、「子どもの性被害への対応に関する実態調査」を実施し、その報告書を公開しました。

 

そしてこの度、この実態調査で得たデータをベースに、多くの方に対してまずは「性被害について知ってほしい」という想いから、若者から大人まで幅広い世代に向けたプログラムを企画し、「知ることは、守る力」〜性被害実態調査シンポジウム2025〜を実施いたしました。

 

 

  • 性被害実態調査からの提言

まずは、実態調査を担当された先生方より、調査結果やそこから見えてきた今後の展望について、ご報告いただきました。

・上智大学総合人間科学部心理学科准教授 齋藤梓教授 (ご登壇)

・国士舘大学法学部法律学科准教授 宍倉悠太先生 (VTR出演)

・国士舘大学法学部法律学科教授 吉開多一先生 (VTR出演)

 

インターン生の視点から特に印象に残ったのは、「今後必要な法律や制度を考えることも大事だが、今ある法律でどうにかすることも必要」というメッセージでした。社会課題に向き合うとき、現状にはない制度を生み出すことや、改革が必要だとよく考えがちですが、まずは今ある現状の制度でまずはどうにかすることは考えるという、根本的に重要な視点に気付かされました。

(E.Sさん)

 

  •  

ここからはいよいよ、インターン生が登壇!
第2部ではいよいよインターン生2名も登壇し、第1部に引き続き、齋藤梓先生と当法人代表理事の飛田桂によるパネルディスカッションを実施しました。

屋内, 人, 天井, 座る が含まれている画像自動的に生成された説明 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはインターン生が脚本から撮影・編集し制作したショートドラマを参加者の皆さんに見ていただきました。

このショートドラマは、女子大生3人が大学の授業終わりに何気ない会話をする中で、日常生活の中である行動を嫌がり、その行動が過去の性被害と繋がってくる、リアルな女子大生目線の内容です。

部屋の中で椅子に座っている人々中程度の精度で自動的に生成された説明 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登壇者だけのディスカッションではなく、参加者の皆さんと一緒に「どこにモヤモヤを感じたのか」、「周りの友達はどうすれば良かったのか」などを考え、リアルタイムでオンラインアンケートを取りながら、会場全員参加型のセッションを実施しました。

 

登壇したインターン生の感想⬇️

性被害の問題は、触れにくさを感じてしまう問題だけど、当事者でない人がそう思ってしまうと、いつまでもSOSを出せなくなってしまう社会が続いてしまう。だからこそ、社会の空気感を作っていく、1人の人間として、性の話題に対して少しずつ、調べたり、書いたり、周りと話したり、できるようになろうと思いました。さらに、性教育の重要さを今回の企画に関わる中で、強く感じました。自分自身や周りの人を守るために、知識をもち、一人一人に力が与えられることが大事なことだと思います。被害自体を防ぐ、そして被害にあってもすぐにSOSを出して適切なケアを受けられる、そういう社会を目指したいです。

(H.Kさん)

 

第2部の最後には、当法人代表理事よりCAC設立に向けて熱いメッセージをお話いただきました。

 

 

参加したインターン生の感想

シンポジウムを通して、性被害は被害者の人生に深刻な影響を及ぼす問題であり、被害者だけでなく、加害者やその周囲の人々の役割も非常に重要であると感じました。周囲が理解を深め、適切に対応することで、被害者の回復を支えるだけでなく、新たな加害を防ぐ環境づくりにもつながると思います。

また、被害を話せない人や話したくない人の気持ちを尊重する視点を持つことも不可欠だと感じました。無理に語らせるのではなく、必要な治療や支援を受けられる環境を整えることが、長期的な回復につながると考えます。

(Y.Kさん)

 

インターン生主催という点で、普段行わせていただいているライブ配信とはまた異なった緊張と責任を感じました。

今回実施させていただいたシンポジウムに至るまで、紆余曲折ありましたが、

幾度も話し合いを重ねて互いの思いを共有し、どの形が一番思いを届けられるのかを試行錯誤するという貴重な経験をさせていただきました。

当日は、第2部に登壇者として参加させていただきました。緊張と不安に包まれながらも、会場内でそれぞれの役割をこなしていたインターン生という心強い仲間に助けられ、無事実施することができました。また、会場で参加してくださっていた皆様が「なるほど」「確かに」という表情を浮かべてくださり、シンポジウムを開催した意味を実感できました。自分の思い、インターン生の思いをシンポジウムという形で皆様に届けられたことを大変嬉しく思っております。同じインターン生の仲間や事務局スタッフの皆様、そして何よりご登壇いただいた先生方のお力をお借りして、成し遂げられたことであると強く実感しております。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

(Y.Kさん)

 

 

ご参加いただいた皆様をはじめ、ご登壇いただいた先生方、そして助成いただいた赤い羽根福祉基金様、ありがとうございました。

当日の様子は、9月末まで見逃し配信中です!ぜひご覧ください!
https://tsunagg.org/news/20250319/

 

また今回のシンポジウムを通してスタートした、性被害調査啓発企画「知ることは、守る力」は、今後も引続き継続していきます!インタビュー動画の配信などのコンテンツも順次公開予定ですので、ぜひチェクしてください!

 

 

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