将来に役立つ経験、ここにあり!大学生が飛び込んだまちづくりの最前線
大学生のうちに、まちづくりの最前線で活躍できるチャンスがある——。
クリエイトに参加した小野さんは、活動を通じて「自分が地域に変化を生み出せる」という実感を得たと話します。最初は戸惑いもあったものの、試行錯誤を繰り返しながら、今では高校生をまとめる立場に。果たして、この1年間で何を学び、どんな成長を遂げたのでしょうか?
インスタのフォローが転機に!クリエイトに飛び込んだ理由
津軽地方に生まれ、大学入学を機に青森市内で一人暮らしをしている小野さん。
「大学では、経済学を体系的に学んでおり、ゼミでは社会保障を専攻しました。少子高齢化社会の中、持続可能な社会保障にするためにはどうすれば良いのかという点について関心があります。」
クリエイトの活動はSNSを通じて知りました。
「クリエイトを知ったきっかけは、インスタグラムでクリエイトまち塾からフォローが来たことでした。私はクリエイトについて聞いたことがなかったため、初めは怪しいと感じてしまったのですが、調べてみると実績もあり、しっかりとした団体であると知りました(笑)」
「将来は、ふるさとである青森県の活性化に携わりたいと考えており、まちづくりにも関心があったため参加を決めました。」
1年目からまちづくりの最前線へ!クリエイトで見つけた成長の場
クリエイトに参加して一年目ですが、クリエイトまち塾の運営はもちろん、自治体から受託した事業の企画など、活動の中心として活躍しています。
「クリエイトのスタッフが最初に取り組む大きな仕事は、クリエイトまち塾です。クリエイトまち塾では、ワークショップの企画・運営や、SNSでの活動発信などを行っています。」
「また、クリエイトでは自治体から事業受託することもあり、それにも関わることができます。実際に私も、青森で暮らす魅力を発信する動画を制作する事業にアサインし、発信する題材を決める際のファシリテーターや、高校生との対応・調整を担いました。」
活動に参加する際に予想していたことと違ったこともあるといいます。
「事前にホームページを確認した際、『クリエイトまち塾は月1回の開催だから、スタッフの活動頻度もその程度だろう』と思っていました。ところが、実際には打ち合わせや振り返りのミーティングがあり、月に数回の活動がありました。」
「想像以上に密な活動でしたが、その分、振り返りの時間がしっかりと確保され、自分の成長に繋がったと感じています。」
活動回数のギャップに戸惑いましたが、その活動頻度の多さが成長につながっているといいます。
「スタッフの活動としてZOOMを使った事前の打ち合わせや、事後の振り返りなど、クリエイトまち塾のその日・その場限りで終わらない綿密な活動に驚きました。その分自分の役割の確認や振り返りの時間になり自分の成長に繋がったと感じます。」
“高校生の心が動いた”!ワークショップで感じたやりがい
活動をするうえでやりがいを感じた瞬間を教えてくれました。
「ワークショップ当日、高校生たちが目を輝かせながら話し合いを進める姿を見たとき、『自分の企画が、人の心を動かしている!』と実感しました。」
「クリエイトまち塾では、高校生対象のワークショップの企画・運営を担当しました。初めての挑戦でしたが、試行錯誤しながら内容を練り上げたことで、こんなにも前向きな場を作れたのだと驚きました。」
人見知りな面もあったという小野さん。活動を通じて、人と関わることの面白さや深みを感じることができたといいます。
「活動に参加する前は人見知りな部分がありましたが、社会人・大学生のスタッフや高校生と話す機会が多く、傾聴力や対人スキルが高まったように感じます。最初はうまくまとめられなかったこともあったけれど、何度も挑戦するうちに自分の話し方が変わってきたと感じました。」
「クリエイトに参加してからは、人と話すことで、自分にはない他の人の発想や価値観を知る楽しさを感じるようになりました。」
これまでリーダーや代表を務める経験はなかった小野さんですが、クリエイトではチームワークやリーダーシップを学ぶ経験も生まれました。
「私は、リーダーのような役割は学生生活ではあまり経験していなかったのですが、クリエイトでは、スタッフは高校生をサポートする役目でもあるため、ファシリテーターなど高校生をまとめる役割も担いました。グループをまとめる難しさを感じましたが、経験を通じて傾聴力や質問力が向上し自分の成長に繋がったと感じます。」
「人と話すことが好きになり、対人スキルを得たと感じています。また、魅力的なスタッフや高校生が多いため、自分もさらに頑張っていきたいという原動力に繋がりました。」
ファシリテーターとして高校生の議論に耳を傾ける小野さん
社会で活きるスキルが身につく!クリエイトでの学びとは?
小野さんは、クリエイトの活動を通じて、モチベーションの高いスタッフや高校生を目の当たりにし、切磋琢磨する経験を通じて、目標が明確になりました。
「将来は、青森県や地域の人々の発展に携わる職業に就くことが私の目標です。クリエイトでは、これからの青森県をより良くしたいと意気込んでいる高校生を間近で見て、青森もこのような若者がいるのであれば、まだまだ進化できるのではと感じましたし、私も高校生に負けていられないと感じました。」
クリエイトでの経験は、必ず将来役立つと断言します。
「将来働く際、人と関わることは避けられないと思いますし、チームでの仕事をする人は多いのではと思います。」
「その際、クリエイトでの経験が役立つと感じています。クリエイトでは、グループワークなどを通し、自分が思っていることを言語化する力を向上させることが出来ると感じますし、チーム内で自分がどのような役割を担うことが得意なのか知る良い機会になると思います。チームワークを発揮して何かを成し遂げた経験というのは、将来必ず役立つに違いありません。」
一歩踏み出せば、未来が変わる!クリエイトで見つける自分の可能性
クリエイトの運営スタッフはどんな人に向いているか聞いてみました。
「青森のまちづくりに関心がある方や、今の自分を成長させたいと考えている人に向いていると思います。」
これから参加を考えている方へのメッセージをもらいました。
「一歩踏み出せば、新しい景色が見えてくる。青森の未来を本気で考える仲間と出会い、まちづくりの最前線で挑戦できる環境がここにあります。少しでも興味があれば、迷わず飛び込んでみてください!」
「今の青森に少しでも変化をもたらすために、一緒に動き出してみませんか?」
クリエイトでは、挑戦する環境が整っています。少しでも興味があれば、ぜひ一歩踏み出してみてください!
(2025年3月公開。肩書等は当時のものです。)
Powered by Froala Editor


あおもり若者プロジェクト クリエイトの法人活動理念
皆さんは、青森の大学に進学し、4年間でどのような成長をしたいと考えていますか。
青森の大学においては、都市部の大学に比べると、成長の機会、大きなスケールの出来事を経験できる機会は多くはないかもしれません。しかし、大学とフィールド(地域)の距離感が近く、フィールドに一歩踏み出すことで、都市部と遜色ない、もしかするとそれを上回る成長の機会がたくさんあります。
私たちクリエイトは、2009年に設立された「まちづくりを通じた人材育成」に取り組むNPO法人です。
主に、高校生を対象とした、通年型のまちづくりを通じた社会教育プログラム「クリエイトまち塾」や、自治体から受託したワークショップの運営などを行っています。その企画・運営は代々、地元の大学生がスタッフとして担ってきました。
「クリエイトまち塾」では、青森県内から高い志を持った30名近い高校生が集い1年間に渡り、まちづくりにチャレンジします。彼らが成長できるかどうかは、私たちスタッフにかかっています。スタッフとして、活動に主体的に参画し、議論や準備作業を通じてプログラムの設計や日々の活動運営を考え、高校生が成長できる仕掛けづくりに取り組みます。
また、地元の商店街や学校から相談を受けて、ワークショップやまちづくりに関する授業の運営に取り組むこともあります。
クリエイトで大切にしている合言葉は「主体性」です。まちづくりや教育は、定型作業ではなく、相手の動きを見ながら、自分たちで考え、行動していくことが重要です。クリエイトの活動を通じて、主体性が身に付いていくことと思います。
クリエイトの活動は、新聞やテレビで報道されるなど外から見ると華やかな場面ばかりですが、日々の活動では地道な準備作業も多くあります。これも、一つの物事がどのように成立するのか大学時代に気づく貴重な機会です。
クリエイトは、足下の就職活動はもちろん、その後の人生にもつながる貴重な経験や成長が出来る場です。なんだか、ハードルの高いことを言い連ねてしまいましたが、歴代のスタッフも最初は未経験者で、わからないことだらけでした。活動を積み重ねることで、出来ることも、学ぶことも増えていきます。
「成長したい!」という想いがあれば、大きく成長できる場であり、皆さんの成長意欲に応えられる環境を整えていきます。
ぜひ、充実した大学生活をクリエイトで過ごしませんか。