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更新日:2024/10/25
《福祉×ベンチャー》発達障害の強みを生かすインターン生募集
株式会社Kaien基本情報
発達に凸凹のある小中高生を対象とした、放課後等デイサービスTEENSの学生インターン募集(有償)!平日週1回~、週末は隔週~勤務可能です。大人向け事業でもインターン募集しています(週1日~ OK)。
活動テーマ | |
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勤務場所 |
上記は主な勤務地です。全体では、以下勤務地がございます。 |
待遇 |
■子供向け事業 |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週1回からOK シフト制。原則曜日固定(ただし事前連絡をいただければ調整も可能です) |
注目ポイント |
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募集対象 |
大学院生・大学生 |
祝い金 | 未確定 祝い金とは? |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
Kaienでは、子ども向け事業と大人向け事業でインターンを募集しています
【①子供向け事業インターン】
・発達障害を持つ小中高生向けの放課後等デイサービス「ティーンズ」で、平日の夕方や週末に現場スタッフとして活躍していただきます。
■お仕事内容
・平日の学習支援
・週末の"お仕事体験"アシスタント
・祝日イベントの企画・運営、教材・プログラム開発など
インターンの方には、現場で子どもたちと直接関りながらセッション運営をしていただきます。
平日は「学習支援」の中で学習指導を行い、週末は「お仕事体験」の中で子どもたちの先輩社員や上司として業務課題遂行のサポートをします。塾・家庭教師などとは異なり、時間外での授業準備等は必要ありません。また、福祉分野だけでなく個人の興味・能力に応じて、プログラム作成やマーケティング活動などビジネス分野に関する業務に携わることもできます。
子どもたちの成長に影響を与える大切なお仕事です。お客様を「満足」させるだけではなく、「感動」レベルまで高めることを目指してもらう要求度の高いインターンとなっています。
■ティーンズとは
・ティーンズは、「発達障害×強み×仕事」の領域で、子どもから大人まで幅広いライフステージの方を応援する株式会Kaienの事業所です。小中高生を対象に、首都圏に8拠点を展開しています。
・発達障害のお子さんの未来に向けた自己決定・自己実現をサポートするために、独自のキャリア教育プログラム「お仕事体験」や、個別セッションなどを行っています。
【②大人向け事業インターン】
・就労移行支援事業所 Kaienでもインターンを募集しています大人の発達障害の方と企業・社会との橋渡しを行う"ブリッジコンサルタント"のアシスタント業務です。
■お仕事内容
- ・職務内容:個々人の適性に応じて以下からアサインします
- ・お仕事体験(※発達障害児向けの"キッザニア"的なプログラムを運営)
- ・個別セッション(※計画を一緒に立てたり、進捗をチェックしたり、勉強を教えたりします)での現場支援
- ・お仕事体験などのプログラム開発
- ・広報・営業、人材管理等
【採用プロセス / 勤務条件】
・すぐに面接を受けたい方:ページ下部の応募フォームよりご応募ください。
・もっと詳しく内容を知りたい方:インターン採用説明会を随時実施しています。ティーンズHPにてご確認ください。
【なぜインターンを募集しているの?】
・ティーンズが大学生・大学院生インターンを募集する理由は、大きく2つあります。
- ■子どもたちと「ななめの関係」を結べる人を求めています。
・発達障害のある子どもたちにとっては、同年代と「横の関係」を築くことが難しい場合がしばしばあります。しかし、大人との「縦の関係」だけでは、子どもたちの心の発達には不十分です。それは、どんなに専門性がある人でも埋められるものではありません。
・そこで、インターンのみなさんにお願いしたいのは子どもたちと「ななめの関係」を作り上げることです。発達障害に理解があるから安心できる。でも大人よりも親しみやすい。そんな存在として、子どもたちの成長に寄与したいと考えてくれる方を募集しています。
- ■発達障害のミッショナリーを育てたい。
・当社では、発達障害の働く力を社会全体に伝えていくことをミッションのひとつとして掲げています。
・福祉・教育の世界に行く・行かないに関わらず、将来の職場には必ず凸凹のある方々がいるでしょう。そのときに、ティーンズでインターンを経験した皆さんには、発達障害のある方に敬意をもって接せられる人となってほしい。その魅力や強みの引き出し方を周囲の人に伝えられる伝道者となってほしい。そんな願いをこめて、未来ある大学生・大学院生をインターンとして積極的に採用しています。
【どんな人が活躍しているの?】
・現在ティーンズには30名を超えるインターンが日々活躍をしています。長期・有償のインターンのため、大学1年生から大学院生まで参加することが可能です。
・教育・心理・社会学系の学生が多いですが、経済学部や理工学部の学生もおり、幅広い人材が集まっています。卒業後は教育・福祉に限らず、医療・金融・公務員など様々な進路選択をされています。2018年度春には8名のインターンがKaienに新卒で入社しました。
・「発達障害児支援の最前線で現場経験を積みたい」「子どもの成長に真剣に寄与したい」という思いと行動力のある方を求めています。
▶在籍大学 一部
東京大・筑波大・千葉大・埼玉大・横浜国立大・横浜市立大・お茶の水女子大・学芸大・都留文科大・早稲田大・慶応大・中央大学・国際基督教大・明治学院大・立正大 他
体験談・雰囲気
このインターンの体験談
教育・心理・社会学系の学生が多いですが、経済学部や理工学部の学生もおり、幅広いインターン生が活躍しています。
◯自ら考え、実行できる経験 Kさん
今まで与えられた仕事をやる経験は沢山ありましたが、次は「0から1を作り上げる」経験をしてみたいと思い、TEENSでインターンを始めました。今は現場でお子さんと関わるお仕事と、インターン生のリクルーティングを担当しています。
Kaienは大手企業ではなく、ベンチャー企業です。指示を待つのでなく、自分からどんどん提案・実行を行えます。自分から動くということは、責任も伴いますが、
それ以上にやりがいが感じられます。
◯働くことの楽しさを学べる・伝えられる Tさん
大学院に在籍していましたが、卒業後に働くイメージを持てず、このまま研究を続けるのかな、と漠然と考えていました。でも、TEENSのインターンを通じて、働くことは楽しい!と感じられるようになりました。
来春からは、コンサルティング会社に就職が決まりました。インターンを通じて働く自信を得たことが、影響を与えてくれたと思います。
◯大学生活やアルバイトでは学べない経験 Kさん
時給は発生しますが、バイトとは全く違います。マニュアル通り動くのではなく、自分の考えを持つこと、お子さんと接する時には一人の大人としてきちんと責任をもつことが求められます。お子さんから見れば、インターンという立場は関係なく一人の支援者だからです。
お子さんの反応をしっかり見ながら、どうしたら良いのか考え実行していく。身になることはたくさんあると思っています。
特徴 | |
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雰囲気 | |
関連大学 |
企業情報
代表者 |
鈴木慶太 |
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設立年 |
2009年 |
法人格 |
株式会社・有限会社・合同会社 |
Kaienの企業活動内容
主力事業は4つに分けられます
就労支援事業 | 大人向け就労移行支援事業所、大学生向けガクプロ における職業訓練・就活定着支援 |
人材紹介事業 | 上記修了生の職場開拓としての人材紹介・企業への人事コンサルティング事業 |
教育事業 | 放課後デイサービス事業所 での 学習支援・お仕事体験 |
啓発事業 | 発達障害の可能性や魅力を広く社会に伝えるセミナー・出版物発行等 |
何がこれまでの取り組みと違うのか?当社もきちんと分析しきれているわけではないですが、
見学の際には当社が大事にしている3つの特徴をお伝えしています。
おそらくこの3つの信条がこれまでの支援では欠けていた、そして当社が業界に持ち込んだフレッシュな発想だと思っています。
【1】 障害・特性を強みに
1つ目は、「障害の弱みを強みに変える」ということにこだわっている点です。
KaienのenがEnabling Excellence(優れたところを可能にする)のenであるようにKaienのプランを作り始めた時からの大事な思想です。
通常、発達障害の医学的な立場は、社会性の問題やコミュニケーションの問題など「弱み」があることが診断の要件です。
医学の世界ではそれで良いでしょう。
ただ資本主義社会の企業の現場では出来ない人を受け入れるほど余裕はありません。
お金をもらってもできない人は受け入れたくないという声すら聞こえます。
企業としては、雇用した以上はなにかしら戦力になってもらえないと、無為にお金を費やしていることになってしまいます。
発達障害の場合も弱みの部分だけをみるとなかなか雇用に結びつきません。
しかし見方を変えると特性は強みにもなります。
障害者を受け入れる、マイナスを受け入れるという考えではなく、
発達障害特有の特性を強みとして際立たせることができれば、企業で戦力化されるチャンスが高まります。
それをとことん信じているところが、Kaienが他と違うところだと思います。
【2】 ユニバーサルな管理法
2つ目は、「ユニバーサルな管理法」を受け入れ企業に伝えることです。
発達障害の人はなにか特別な技法がないと受け入れができないのではないかと
思っている企業の人事担当者がまだまだ多いのが現状です。
福祉や医療の力をかりないと就業は難しいのではないかと・・・。
しかし発達障害は心の病ではありません。先天的に脳機能がことなる、情報の脳内での処理方法が異なる特性です。
優しさは不要とは言いませんが、受け入れのための絶対条件ではありません。
むしろ、論理的にコミュニケーション方法の違いを理解し、
発達障害の特性にあった方法で情報のインプット・アウトプットを行うことが重要になってきます。
ヒントはMBAとITにありました。創業者である鈴木がMBAで学んだ、合理的で末端の社員まで届くシンプルさを追求した管理方法。
あるいはKaienが得意としているIT業界での定量的・構造的なコミュニケーションやタスク管理。
これらは、そのまま発達障害の人たちとのコミュニケーションで活用できる優れた手法であることに、私たちは早くから気づけました。
この考え方を企業の受け入れ担当者に繰り返しお伝えすることによって、
Kaien修了生が9割を越える定着率で仕事を続けている安定感につながっています。
ビジネスで良いとされているコミュニケーション方法やタスク管理方法を徹底してもらえれば、
福祉的な新しい発想や方法論を学ぶ必要は基本的にないわけです。
発達障害者に合わせた特別な管理法・コミュニケーション法があるわけではなく、
だれにでも有難い、わかりやすい管理法・伝達方法です。
ですので、多くの人が喜ぶ管理方法という意味でKaienでは「ユニバーサルな管理法」と呼んでいます。
【3】 資本主義に逆らわない
3つめが、「資本主義に逆らわない」ということです。
民主主義では人は平等です。でも働くという資本主義の場ではやはり弱肉強食です。
人としては発達障害であってもなくても当然対等ですが、ビジネスの世界では資本の論理で上司と部下は文字通り上下関係です。
そして多くの労働者は、語弊を恐れずに言うと、資本主義の奴隷として働いているわけです。
発達障害の人であっても、働く以上はその資本の論理を受け入れる必要があります。
福祉の人の多くが受け付けにくい考えである「資本主義に合わせる=企業組織のパーツになる」という考えを
徹底していることにあると思います。
冷たい考えと思われるかも知れません。
しかし、Kaienが多くの発達障害の人に受け入れられるのかというと、
福祉的なお情けで付き合っている雰囲気がしないからだと思います。
多くの発達障害の人はこれまで普通級に通い、大学にも行き、一般の社会で暮らしてきました。
それが発達障害という診断を受けたからといって、完全に庇護される立場になるのは違和感を覚えるケースが多いのです。
働くためには資本主義を受け入れることが必要だということをど真ん中にストレートを投げ込むようにお伝えすることが、
「普通に対等に接してもらえる」、「本音で付き合ってくれる」、
「上から目線で接されたり、かわいそうな存在と思われたりしていない」と当事者に感じてもらっているのだと思います。