「教育 NPO」と聞いてイメージするものはありますか?
教育系のお仕事となると、やはり「学校の先生」「塾の先生」をパッとイメージされるかと思います。
そこで今回は、教育系NPOを紹介するために、
「NPO教育分野の特徴って?」
「NPO教育分野の仕事にはどんなものがあるの?」
この2つの疑問にそってみっちり解説していきたいと思います。
目次
通常の学校生活では、個別にケアすることが難しい子どもへの教育支援を行っています。
どのような子どもかというと、
などです。
少人数で専門性を持つNPOの活動により、特別なケアが必要な子どもたちが必要な支援を受けることができます。
例えば、経済的厳しい家庭の子どもも通える塾のような場所作りや、不登校やひきこもりの子どもたちが学校の代わりとなる「フリースクール」などは多くのNPO団体が運営しています。
自然に関わる活動やICT教育などのPCやタブレットなどを使った教育などが行われています。
このような活動に参加することで、子どもの興味関心を高めることができます。
地域課題の解決というNPOの目的があるため、活動は地域に根ざしたものが多いです。
地域の自然や歴史、人に触れる活動が行われることで地域活性化にもつながりますね。
次に、NPO教育関係の具体的なお仕事を紹介していきます。
学校へ出前授業をしたり、課外活動で専門性を生かした活動をしたり、学校とNPOや企業をつなげたりします。
例えば、学校では学ぶ機会が少ない内容(病気や死などいのちに関する話題)などを学ぶ機会を作っています。
政治や国際などに特化した団体もあれば、金銭教育を専門にしている団体、児童労働について考えるプログラムを提供している団体など、それぞれの団体の特色を生かしてキャリア教育や職業教育支援が行われています。
パソコンやIT技術、科学などの教室を開催します。
また、不登校や学びにくさのある子どもが学習ツールとしてICTを利用し、学習を支援します。
地域の自然を生かした自然体験活動や農作業体験、レクリエーション活動がされています。
農業を教科書で学ぶだけでなく、実際に体験することで子どもたちの興味関心も高められますね。
フリースクールの運営や電話相談、カウンセリングなどを行います。
学校に通っていない子どもの学習支援や支えとなる場を提供します。
不登校児のための居場所やDVなどから守るためのシェルターを兼ねた居場所づくりがされています。
NPOで働くことをイメージしにくい方も多いと思いますので、ステップを簡単にまとめてみました。
webで探すのが手取り早いです。
ここで注意したいのが、NPOの求人は求人サイトに載らず、自社HPのみの掲載となる場合もあることです。
まずは、実際にボランティアに参加してみて、団体の雰囲気や活動を体験すると自分に合うかどうかがわかりそうですね。
気になる団体は、HPをこまめにチェックしたり、公式twitterアカウントや代表の方のSNSをフォローするなど、こまめな情報収集を行うことが需要です。
働きたい団体が見つかれば連絡をとってみましょう。
連絡をとったとしても、NPOは団体自体の活動で忙しく、メールを見逃していたり、なかなか返事が返ってこないこともあります。
また、せっかく働きたい団体を見つけても、募集を公に募集していない場合もあります。
どうしてもその団体で働きたい場合は、丁寧に自分の思いをしっかりと伝えることで採用される可能性もあるかもしれません。
しっかりと面接を受けるNPOの情報収集をして準備を行います。
自分の言葉で志望動機や自分の魅力を伝えられるように練習をすることが必要ですね。
NPOは公的なサービスでは支援し切れない子どもたちを支援する役割を担っています。
例えば、多くのNPOが運営しているフリースクールは実は公的な学校として認められていません。
しかし、フリースクールの存在がなければ、学校に通っていない子どもたちの家以外の居場所がなくなってしまいます。
セーフティネットとして子どもたちの支援ができるのはNPOの特色ですね。
今回ご紹介したように、子ども・教育系に関連する仕事はたくさんありますが、NPOでも教育関連の仕事はあります。
職業選択の一つとして考えられてみてはいかがでしょうか?
国内最大級のNPO・社会的企業のボランティア・職員/バイトの情報サイト「activo」編集部です。はじめてボランティアや社会問題に関心を持った人でもわかりやすい情報を発信します。