「ICT教育」という言葉は聞いたことがありますか?
これは、「ICT」と「教育」を融合させたもので、教育のさらなる発展の可能性を秘めています。
そんな「ICT教育」ですが、一体どのようなものなのでしょうか?
具体例を挙げながら説明していきます。
目次
そもそも、「ICT (Information and Communication Technology)」とは「情報通信技術」のことで、「IT」とほぼ同じ意味の言葉です。
文部科学省によると、ICTを利用して教育(ICT教育)とは、
子供たちの学習への興味・関心を高め、分かりやすい授業や子供たちの主体的・協働的な学び(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)を実現する上で効果的であり、確かな学力の育成に資するもの
と説明されています。
また、
特別な支援が必要な子供たちに対して、障害の状態や特性等に応じて活用することは、各教科や自立活動等の指導においても極めて有用
ともいわれています。
ICT教育は、通常学級の子どもたちだけでなく、不登校や学びにくさのある子どもたちが学習で使用するツールとしても用いられます。
ここでは、通常学級の子どもへの活用例ではなく、「不登校」や「学びにくさのある子ども」に絞って活用例を紹介します。
子どもの特性に合わせてICTを利用し、学習への苦手さを軽減したり、意欲を高めることを目的としています。
具体的には、
などです。
ゲーム感覚で学習を進めることで学習への興味や関心を高め、「勉強がわかる経験」を増やすことで自信がつき、勉強に対して前向きになることができます。
自宅で学習をしようとしても、継続して勉強をみてくれる人がいないと、どうしても続きにくいものです。
そんな悩みを解決するために、タブレットやPCを用いて会話をしたり、悩みを相談できる仕組みがあります。
障がいの特性に合わせてICTの使い方は様々です。
例えば、
などがあります。
ICT教育は、PCやタブレット、ネット環境があればどこでも学習ができる便利なものだということがわかりました。
近年、通常学級にいるけれど、「学びにくさ」を感じている子どもや、発達障がいがあって勉強に興味を向けることが難しい子どもなど、様々な子どもがいることが認知されています。
「紙」「鉛筆」「黒板」では学びにくさを感じていた子どもたちが、PCやタブレットを使用して学習できる環境が整うことで、教育格差を無くしていくことができますね。
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