少子化問題が話題になる中、どんな対策がされているのでしょうか?
具体的な少子化対策の例を紹介します。
4つの分野の少子化対策を紹介します。
2019年の10月から幼稚園、保育所、認定こども園などの3〜5歳児クラスが無料になりました。
さらに、保護者の就労形態の多様化に合わせ多様な保育サービスも提供しています。
例えば、通常の保育時間を延長して子ども見てもらえる「延長保育」を行ったり、午後10時まで預かってくれる「夜間保育」などがあります。
また、子育ての不安感を軽減するために子育て親子が交流できる場を提供したり、子育て支援に関する講習を行う「地域子育て支援拠点事業」などが行われています。
若者が安定した職につけるように力を入れています。
例えば、フリーターなどが正社員へ就職できるように、全国のハローワークに「わかものハローワーク」を設置し、若者の就職支援をサポートしています。
長時間労働が仕事と家庭生活の両立を難しくさせていると考えられているため、働き方を見直そうとされています。
また、男性の育児休業の取得を促進し、子育てに男性がより関われるようにする狙いがあるようです。
2018年度に育児休業をとる女性は、80%以上にも関わらず、男性はわずか6%程度にとどまっています。
子育てをしやすい社会にしようとする取り組みの中に「子育て支援パスポート事業」というものがあります。
これは、授乳やおむつ交換ができる場所が用意されていたり、商品や飲食代の割引などが受けられるものです。
そのほかにも、「子育て支援員」の養成や地域の高齢者には、若い親にアドバイスすることを目的とした「母親クラブ」や「子育てサークル」への参加を促進しています。
日本は核家族化が進み、近くに頼る人がいない状態で子育てをしなければいけない家族も増加しています。
ましてや、女性が社会で活躍していこうとする風潮もあるため、さらに子育てと仕事のバランスをとるのが難しい時代にあります。
そのような時に、地域の方のサポートが大切になります。
地域全体で子育てをしていこうとすることで、孤独な子育てを防ぎ、子どもを育てやすい環境が改善されていきますね。
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