「少子化」は社会問題の1つとして認知されています。
しかし、どうして起こるのでしょうか?
今回は、少子化の原因を4つ紹介し、解説していきます。
少子化の原因を具体的にみていきましょう。
結婚は必ずしなければならないものでなく、人生選択の一つとして捉える方が増加しています。
また、結婚していても、子どもを持たない選択をする方もいらっしゃいますね。
個人や夫婦にとって様々な価値観を持つ時代であるようです。
不景気による企業のリストラやアルバイトや非正規雇用などの多様な働き方により、厳しい経済状況を強いられている若者が多い現状にあります。
さらに、パートやアルバイトなどの就労を繰り返すフリーターも増加しています。
結果的に、不安定な経済状況のため結婚をするお金がなく、「結婚をしない」という選択をする人も増加傾向にあるようですね。
子育てにお金がかかることが大きなネックとなっています。
一般的に、子どもを1人育てるには1400万円〜2000万円かかると言われています。
また、高年齢で結婚する夫婦は、自らの年齢が子どもを育てるには高いことを理由に子どもを持たない選択をする場合もあります。
1980年代から女性の労働力率が上昇してきましたが、仕事と子育てを両立できる環境が不十分だったことが「晩婚化」「晩産化」に影響を与えているといいます。
そのため政府は、女性の労働力を維持するために「育児休業制度」を推進してきました。
厚生労働省によると、育児休業制度を利用した人の割合は、2018年で女性は82.2%、男性は6.16%です。
男性の取得率は6年連続上昇していますが、女性と比べるとまだまだかなりの差があります。
結婚したくても、
将来が不安で結婚に踏み切れない・・・
経済的に不安定だから子どもを育てる自信がない・・
と考える人が増えるようでは、将来の日本社会は低迷する一方でしょう。
少子化問題を解決するために政府も対策を行なっていますが、根本的な解決にはまだまだ時間がかかりそうです。
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