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2026年度から本格的に始まる、こども家庭庁による「一時預かり」を見据えて

事業のきっかけ

　こんにちは。明石・神戸西で一時預かりを専門にしています「このはホーム」です。私たちは、児童養護施設での経験を通して、2022年度に独自に「短期養育支援事業」として、こどもたちの「一時預かり」を専門にスタートさせました。

　その背景には、虐待件数の多さがあります。昨今、児童養護施設の現場では「小規模化」や「里親」等で個別化は図られてきましたが、肝心の「虐待件数」は落ち着くところなく、増え続けています。施設児童の受け皿は整備されていますが、そもそもである、社会的養護に係る児童の数を減らす対策が必要です。

　こどもたちの、権利は十分に尊重しつつ、ただ、発達年齢の幼いこどもたち程、環境に依存することを認め、理解した上で、こどもたちとその保護者にとって使いやすい施設の運営をもって、「虐待の減少」「虐待の根絶」を目指そうとしています。

　その方法が、「短期養育支援事業（一時預かり）」です。

　当ホームは5名定員の小さな施設です。戸建の住宅を賃貸しており、ご利用家庭の中には「おじいちゃんのところにきたみたい」と表現する児童もいるほどです。現在は認可外保育施設としての側面もあり、小さいながら、「機能的」で「家庭的」な支援が、地域の子育て家庭のご利用につながっている現状です。

　この「一時預かり」ですが、2023年に発足したこども家庭庁も国として特段、整備を行おうとしています。

　そこには、保育園の実態も当然影響している訳ですが、当ホームが掲げたように、「虐待を未然に防ぐ」ことも目標の一つとされています。2024年現在は、「こども誰でも通園制度(仮)」としてモデル事業が開始されている所ですが、国は2026年度をめどに本格的なスタートを目指しています。

　2022年度4月から一時預かりを専門に実施してきた当ホームとしては、その専門性により磨きをかけ、地域の児童福祉の向上に寄与と牽引を図りたい思いです。

このはホームの取り組み

　0歳からのお子さまの預かりを時間単位で実施。申し込みはネットやラインからの予約制。緊急時にはTELでも可。こども1人一時間500円～の有料制。家庭的で機能的なかかわりを実施。受け入れ児童が安全に楽しんで過ごせれるように、環境を用意。