日本語支援員ボランティア

このボランティアの体験談

学習者からの体験談です。

A君は日本語学校で勉強した後、高校進学とN３取得を目指し当教室に来ました。当初は初中級クラスで戸惑いもありましたが、教室での支援員やクラスメイトの励ましと彼の努力もあり、見事に高校合格とN３合格を成し遂げました。

Bさんは７年前に日本語教室に来たとき、ほとんど日本語が話せませんでした。しかし、コツコツと６年間当教室で勉強し、日本語の力もどんどん伸びてきました。生活者であり、仕事を探していたBさんに面接についてのアドバイスなども行い、無事に就職先が決まりました。今でもBさんは日本語力を向上させるために教室に通っています。

Cさんは１年前から当教室に通っています。最初は『あ』も『い』も分からず教室に通い始めましたが、徐々に日本での生活にも慣れてきて、教室での勉強を頑張る傍、地域の高校で母語の韓国語ボランティアをしています。

当教室に通っている学習者はそれぞれ皆さん、様々な理由や目的で日本に暮らし、日本語を勉強しています。

ある方はA君のように進学を目指して勉強し、ある方はBさんのように生活者として来日し、就労を目指している方もいます。Cさんのように、少しずつ日本語を勉強しながら地域に馴染んでいく方もいます。

日本語を教えたり交流をしながら、学習者の方々の日本語の力が伸びていくこと、何かを成し遂げていくこと、またその一端を自分も担えていると思うことが大きなやりがいに繋がります。

また、多文化共生やインバウンド、地域と外国人居住者をつなげたい、と思われている方も、教室での交流や体験が生かされると思います。

このボランティアの雰囲気

様々な国の学習者が学んでいる多国籍な環境です。

日本語を教えることを通していろいろな国のことを知ることができます。日本語を教えるだけでなく、自分の文化への気づきを得ることもでき、異文化理解も深まります。

学習者との会話も楽しみながら教えることができます。

日本語学校とは違い、地域のボランティア教室なので、学習者も支援員も良い意味でリラックスした環境で学ぶ・教えることができます。

教科書（みんなの日本語等）を使って教えていきますが、雑談や会話も交えながら楽しく教えることができます。

松本みんなのにほんご教室の法人活動理念

来日したばかりの外国人学習者から、生活者としての学習者まで、年齢や来歴を問わずに、”日本語が上手になりたい”という思いで私たちの教室に辿り着いてきてくれた学習者にこの10年間、寄り添ってきました。

進学したい、就職したい、学校からのお便りが読めなくて困る、子供から日本語がおかしいと言われて…など、さまざまな日本語を学びたい理由がある学習者に、私たちがそれぞれにできることを考え、日本語支援を行っています。

また、ただ日本語支援をするだけではなく、学習者に悩みがあったり、ヘルプが必要であれば市や同NPO法人の関係各所と連携してサポートができることも私たちの教室の大切な役割の一つです。

今年、私たちの教室は開講から10年という節目を迎えました。

今後も学習者を支え、良い教室にしていくためにも、一緒にこの教室を支えてくれる日本語支援員の方が必要です。

興味のある方の募集、お待ちしています。