7/30（日）関西コレクションプロデュースイベント「駒川ランウェイ」スタッフ募集

【ご挨拶】

大阪市東住吉区にある駒川商店街でお惣菜屋の「天寅」を営んでいます。

この度、毎年夏に開催し、今年で38回目を迎える「駒川まつり」の実行副委員長を担当させて頂いております。

自分は駒川商店街で生まれて育ちまして、子供の頃から毎年「駒川まつり」を楽しみにしていました。

今年もまた、自分が子供の頃喜んでいたように、子供たちに喜んで頂きたい。
そして、商店街に昔の賑わいを取り戻す起爆剤にしたい。
という想いで、「駒川まつり」に新たなプロジェクトを立ち上げさせて頂きました。

少し長文になりますが、今回のプロジェクトの立ち上げ経緯や、プロジェクトに対する想いを伝えさせて下さい。

【駒川商店街について】

「駒川まつり」を実施する「駒川商店街」は大阪市東住吉区駒川にある商店街で、大阪三大商店街の一つに挙げて頂いております。

駒川商店街は、昭和初期に「中野市場」を中心として商店が集まり、戦後から高度経済成長期にかけて店舗数が増加し、「駒川商店街」へ発展したという歴史があります。

日常生活用品から、生鮮食品、衣類、食事に至るまで、普段から地元住民の皆さんに駒川商店街をご利用頂き、かつてはダイエー、ニチイ、イズミヤと関西大手スーパー3店が隣接していましたが、全て閉店となるくらい、地元の皆さんに支えて頂いております。

しかし、少子高齢化に伴う地域人口の減少。

そして、「商店街」を巡る外部環境の大きな変化が、駒川商店街の存続に大きな危機として襲ってきています。

１．少子高齢化 に伴う人口減少

東住吉区の人口推移を見てみると、昭和40年に191,185人だった人口が、直近の調査では平成22年130,711人となりピーク時の約7割にまで減少しています。

また、年齢区分別人口割合の推移を見ても、老年人口割合が大幅に上昇し、直近の調査では平成17年では、大阪24区中4番目に老年人口割合が高いというデータが出ています。

実際、商店街へ買い物に来て下さるお客様を見てみても、若者は少なく、昔からご利用頂いている年配の常連客の皆さんに支えて頂いているのが現状です。

２．商店街を巡る外部環境変化

駒川商店街のみならず、全国の商店街が抱える課題の一つとして挙げられるのが、大型ショッピングモールの出店やネット通販の拡大です。

駒川商店街近隣でも大手ショッピングセンターが出店し、特に若い世代のファミリー層は、商店街ではなく、一箇所で全ての商店が揃う利便性を重要視され頻繁に利用されています。

また、ネット通販においても、高速通信網が整い、スマートフォンの利用も年齢に関係なく広がりを見せ、いつでも、どこでも利用できるネット通販の台頭は、商店街にとって大きな脅威であると考えます。

こうした外部環境の大きな変化に伴い、駒川商店街は一時期の最盛期から比べると、空き店舗も増え、衰退傾向であるという事は否めません。

自身が小学生・中学生の頃、平日でも夕方前になると、ゆっくり歩けなかったという、昔の商店街の光景を思い出すと本当に寂しい限りです。

しかし、幸い地元住民の皆さんに支えて頂き、シャッター街の様な急激な衰退とまでは至っていませんが、自分の世代だけでなく、子供の世代という未来を思い描くと、大きな危機感を感じざるを得ません。

【駒川商店街の賑わいを取り戻す】

そんな危機感を感じてきた頃、駒川商店街で一緒に遊んでいた幼馴染の中川君が「関西コレクション」というファッションショーを立ち上げました。

大阪から世界に発信する文化イベントを創りたい。

そんな想いで立ち上げたと聞きましたが「ファッションショー」という事で、自分には似つかないと思い、話だけしか聞いていませんでした。

しかし、駒川商店街の事を相談していた中川君から「駒川商店街の何かのヒントになるかもね」と声を掛けてもらい、実際、会場となる京セラドーム大阪で「関西コレクション」を見せてもらいました。

会場に入った瞬間から、身体全身に伝わってくる熱気と声援に大きな刺激をもらいました。

そして、若者のパワーって本当に凄いと実感させてもらいました。

関西コレクション翌日、直ぐに中川君の所へ相談に行き、関西コレクションの感想を伝え、駒川商店街でファッションショーをしたいと直談判しました。

【挑戦に対する障壁】

それから、関西コレクションが行っているイベントに足繁く通い、ファッションショーを自分なりに学ばせてもらいました。

また、商店街のメンバーにも、若者のパワーを実感してもらいたいと思い、何度も一緒に参加させてもらいました。

正直、当初「駒川商店街でファッションショーをしたい」と伝えた所、誰ひとり賛成するメンバーはいませんでした。

反対とまではいきませんが、頭の中が「？」だったのだと思います。

しかし「澤内がそこまで言うなら」と、一人、また一人と、ファッションショーを一緒に見に行ってくれるメンバー増え、駒川商店街でのファッションショー実施も現実味が帯びてきました。

【ファッションショー開催に向けて】

「駒川ランウェイ」と銘打ったファッションショーを実施する。

そう告知してからは、怒涛の日々で、開催に向けた準備が続きました。

楽屋？ヘア・メイク？衣装？

ファッションショーを表から見ていては分からない事前準備に戸惑いましたが、駒川ランウェイ実行委員会メンバーと力を合わせ、商店街の皆さんにも協力頂き、何とか当日を迎えることが出来ました。

【第一回駒川ランウェイ開催】

第一回「駒川ランウェイ」では「関西コレクション」さんだけでなく、駒川商店街をホームタウンとする「セレッソ大阪」さんにも協力頂きました。

「関西コレクション」さんからは、道端アンジェリカさんに出演頂けるように話をしてもらい、スペシャルゲストとして出演して頂きました。

また、関西コレクション所属モデル・ダンサーの皆さんにもステージ出演をして頂きました。

「セレッソ大阪」さんは、オフィシャルグッツを提供頂き、華やかなステージをチームカラーのピンクで彩って頂きました。

また、出演者の中からセレッソ大阪の公式イメージモデル「セレッソ大阪応援ナビゲーター」を選出して頂きました。

他にも、参加型コンテンツとして「駒川商店街ステージ」を実施。

商店街の店主が、お店のユニフォーム姿でファッションショーに出演し、来場者の皆さんと大変盛り上がりました。

1,500名程の皆さまに来場頂き、その様子を「NHK」にも取材して頂き、駒川商店街の新たな取り組みとして番組内で紹介して頂きました。

【新たな風を吹かせたい】

2016年7月10日「第一回駒川ランウェイ」では、駒川商店街に新しい風が吹いたと思っています。

そして、商店街でもその実績を評価頂き、今年は37年間続いている「駒川まつり」の中で、実施出来る運びとなりました。

「第38回大駒川まつり」と題して、今年はその風を、駒川商店街の活性化と復興の追い風にしたいと思っています。

【プロジェクトへの協力のお願い】

今回のプロジェクトは「第38回大駒川まつり」で実施する「駒川ランウェイ」でのボランティアスタッフの協力をお願いしたいと思っています。

第二回目となる今回の「駒川ランウェイ」は、今後も継続出来るかどうかの大切なタイミングであると思っています。

大阪発祥のプロスポーツチーム「セレッソ大阪」

大阪発祥のファッションショー「関西コレクション」

そして、古き良き対面販売が自慢の「駒川商店街」

スポーツ、ファッションという新しい文化と、古き良き商店街という文化が融合し、駒川商店街にしか出来ない「駒川ランウェイ」を創り出したいと思っています。

「駒川ランウェイ」は、モデルやダンサーの華麗なショーをお楽しみ頂くだけでなく、駒川商店街の新たな未来に繋がる「新たな道」であると考えています。

「第二回駒川ランウェイ」を、駒川商店街に来て頂くきっかけにして、最盛期の賑わいを取り戻したい。

そして、成功事例を創り上げ、人口減少や来客減少に苦しむ全国の商店街などへも、希望の光としてお伝えできるようなればと思っています。

駒川商店街に新たな風を！

更なる活気を！

お客様に笑顔を！

駒川商店街に新たな賑わいを取り戻し、次世代へ引き継ぐ者としての責任と覚悟を持って挑む所存で御座います。

駒川商店街を助けて下さい。

そして、未来に続く、新しい道を創らせて下さい。

みなさんのお力をお貸しください！

よろしくお願い致します。