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更新日:2016/02/11

KISSIN’HEART 東北 第8陣 バレンタインお菓子作り

PVO『Kissin’heart 東北』
  • 活動場所

    宮城 (石巻市)

  • 募集対象

    社会人 / 大学生・専門学生

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基本情報

宮城県石巻市の仮設住宅にて お菓子作りと交流会

活動テーマ
活動場所

石巻市

必要経費

参加費(交通費)1万円 。食事、入浴費は各自負担。

注目ポイント
  • 3年以上、石巻市でボランティア活動してきた人脈を活かし、地域密着型で市民とふれあうことができます。
  • 震災遺構の視察や被災した市民の方から直接 話を伺う時間をスケジュールに組み込みます
募集対象
  • 社会人
  • 大学生・専門学生
  • 東日本大震災の被災地を自分の目でみたい方。
    被災地に生活する生の声を聞きたい方。
    子供やお年寄りなどに笑顔と希望を届けたい方など

    募集人数

    5名

    特徴

    募集詳細

    体験談・雰囲気

    このボランティアの体験談

    私は今回初めてボランティアに参加しました。

    震災があった時、テレビで東北の被害を知っても同じ日本だとはあまり思えず、何となく辛いなぁ、可哀想だなぁと他人事のように思っただけでした。

    世界で苦しむ人々の番組を見ていても動けないのとは違い、ボランティアに行こうと思えばすぐに行ける場所であるにも関わらず、行きませんでした。

    4年たった今なんて、震災があったことすら忘れていることが多い日々を過ごしていました。

    しかし、震災から今もなおずっとボランティア活動をしている友人の話を聞き、ハッとしました。

    孤独死が増えており、ボランティアは減るばかり、忘れ去られようとしている今こそ再びボランティアが必要だということ、友人が行っている活動の様子と被災地の人々の様子を聞き、初めて被災地を身近に感じました。

    ボランティアに誘っていただき、初めて行こうと思いました。

    行くと決めてからは、どうしたらいいのだろうか?楽しい企画をしているけれど、被災地の方の前で明るくしていいのだろうか?どんな言葉をかけたら良いのだろうか?何が出来るだろうか?傷つけてしまったらどうしよう。などという不安ばかりでした。

    ボランティア当日、まずは被災地を見て回りました。

    何度もボランティアに来ている方々はだいぶ復旧が進んでいると話していたけれど、思った以上に被害の爪痕が残っていると感じました。

    大川小学校は、鉄骨がむき出しになり、太いコンクリートの柱が折れ、天井や壁、全てがボロボロに破壊されており、津波の恐ろしさや津波の様子が目に浮かぶように伝わってきました。

    『すべてを飲み飲む』という言葉がふさわしい状態でした。

    それから仮設住宅に行きました。

    仮設住宅を見た第一印象は物置でした。

    狭いプレハブで周りはコンクリート、花は家の前に少しプレートで置けるだけで周りに生える場所もなく、殺風景でした。

    隣の家の音は筒抜けで、大声で話すことも出来ない、決して居心地がいいとは言えない場所でした。

    しかし、私達が企画したイベントに顔を出す住民の方々の表情は笑顔で、「ありがとう」「ご苦労様」「素敵ですね」などの言葉をかけて下さいました。

    ボランティアが来ることを楽しみにしている方が多いようでした。

    足の悪いお年寄りの方も、ゆっくりゆっくりと足を運んで下さり、ご飯を美味しい美味しいと言って食べてくれたり、色々な話をしてくれました。

    住民同士で気遣う姿も見られました。

    子ども達はそれぞれ好きな遊びややりたいことを見つけ、友達同士で元気にはしゃぐ姿を見せてくれました。

    ボランティアに対してすぐに甘える子どももいれば、大人との関わり方がわからないような、甘えたいけれど難しいといった姿を見せる子どももいました。

    「見て見て!」「何か手伝うよ!」などと言って大人に褒められることを望んでいる子どもが多いように感じました。

    子ども同士で幼児を可愛がる姿も見られ、自分が優しくされたい分、小さい子どもに優しくしているようにも感じられました。

    子どもを持つお母さんは、少し申し訳なさそうな顔をしながらも、お母さん同士で交流をしたり子どもの楽しそうな姿を見て嬉しそうでした。

    子ども達も大人の方も夢ややりたいことを話して下さり、前を向いて生きているんだなぁと思い、嬉しい気持ちになりました。

    一方、男の人の参加率が低いことや、子どもが思い切りはしゃいだり甘えたりすることを我慢していること、仮設住宅の生活に対する苦しい気持ちを話して下さる方がいることなどの問題も見えてきました。

    楽しい活動の時ではない日常では、もっと苦しい思いや寂しい思いをしているのだろうと感じました。

    仮設住宅を出る方も増え、残されていくという気持ちも恐ろしいものだろうと感じました。

    しかし、ボランティアにおもてなしをすることを楽しみにしていたり、ボランティアの方を息子のように思って話をするのを楽しみにしていたり、ボランティアの行ったイベントがきっかけで住民同士が繋がったり、ボランティアの存在は大きいものでした。

    不自由な生活の中で、大きな悲しみを抱えながら、それでも明るく生きようとする被災地の方と触れ合い、本来の人間の幸せというものに触れたように思い、人間として大切な生き方を改めて考えさせられました。

    元気を、笑顔を、希望を与えたいと思っていましたが、すべてを被災地の方にいただきました。

    それはきっと、互いに思っていることで、本当に助け合い、支え合い、幸せを分け合っているのだと感じました。

    心から、本当に行って良かったです。

    おそらく、行く前の私と同じように思っている人は多いと思います。

    時間がなくて行けないという人も多いと思います。

    しかし、行って良かったと思わない人はいないと私は思います。

    どう感じたっていいんです。

    どんな気持ちでもいいんです。

    助けなければいけないなんてことはありません。

    ただ触れ合うだけで幸せを感じあえるんです。

    不思議なものです。

    そんな体験を是非多くの方にしていただきたいと思います。

    心と心が繋がる暖かさを感じていただきたい、そう強く思えるボランティアとなりました。


    大学3年 初参加者

    特徴
    雰囲気

    団体情報

    PVO『Kissin’heart 東北』

    代表者

    橋本欣明

    設立年

    2015年

    法人格

    任意団体

    PVO『Kissin’heart 東北』の団体活動内容

    宮城県石巻市の津波浸水地区の湊町、開成仮設住宅にて5年以上ボランティア活動してきました。

    同時に震災遺構視察、語り部さんによる講話も積極的に活動時間に組み込んできました。

    3・11慰霊祭や夏祭り、クリスマス会など主催し、ラジオや新聞などメディア掲載多数あります。

    越谷竜巻や鬼怒川氾濫支援を初め、台風15号被災地である千葉県の鋸南町、19号被災地栃木県佐野市にてボランティア活動。

    現在は、能登半島支援を継続中


    話を聴いて共感するだけでも立派なボランティア!


    『1分1秒でも早く元の生活へ』

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