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更新日:2025/11/10

「休むこと」をどう守る? 若者を孤立させないためにどんな地域社会をつくるか

特定非営利活動法人 かものはしプロジェクト
  • 開催場所

    京都 京都市[下京区四条通室町東入函谷鉾町京都経済センター], 京都

  • 必要経費

    無料

  • 募集対象

    社会人 / 大学生・専門学生 / 高校生 / シニア

  • 開催日

    2025年11月22日(土), 22日(土)

基本情報

京都市ユースサービス協会と共に、若者の居場所「おりおりのいえ」2周年記念イベントを開催します。これまでの歩みや支える人々の想い、今後の展望、寄付で支えられる活動の現状を共に考えます。

活動テーマ
開催場所
必要経費

無料

開催日
  • 2025年11月22日(土)
  • 2025年11月22日(土)

10:00-11:30
希望者のみのオプション企画 12:00-13:00

募集対象
  • 社会人
  • 大学生・専門学生
  • 高校生
  • シニア
  • ・若者支援や居場所づくりに関心のある方
    ・京都で“まちの家”のような場づくりに関わりたい方
    ・「休むこと」や「孤立を防ぐ地域づくり」を考えたい方
    ・寄付・協賛という形で応援を検討している方

    募集人数

    45名

    特徴

    募集詳細

    「おりおりのいえ」に来る若者の背景は多岐に渡ります。青少年活動センターで元々繋がっていた若者や、児童養護施設、他の施設からの紹介のほかにも、自ら検索して居場所を見つけ、予約をしてやってくる若者も増えているといいます。

    「誰かに話してみよう」「相談してもいいかも」と思えるようになった背景には、大人や支援者へとの関わりの中から、信頼が少しずつ回復していることも。時代の変化とともに、若者たちの「助けを求める力」も確かに変わり始めているのかもしれません。

    だからこそ、その変化を現場から見つめてきたスタッフとともに、そんな若者を支えるために、地域に暮らすわたしたちがこれから"休める社会"をどう育てていけるかを、みなさんと一緒に考える時間にできればと思います。

    体験談・雰囲気

    特徴

    法人情報

    特定非営利活動法人 かものはしプロジェクト

    “子どもの虐待や貧困「なんとかしたい」を大きな力に変えていく”

    ※ 認定npo法人とは、所轄庁により公益性を認められており、一般のNPO法人にはない「税制優遇」が適用されています。

    代表者

    理事長 青木 健太

    設立年

    2002年

    法人格

    認定NPO法人

    かものはしプロジェクトの法人活動理念

    【だれもが、尊厳を大切にし、大切にされている世界を育む】


    「子どもが売られない世界をつくる」をミッションに掲げ、活動を開始して約20年。人身売買の現場と向き合い続けたこと、被害者や最貧困層の女性たちにライフスキルやリーダーシップを身につけてもらう活動を行ってきたこと、仲間同士の葛藤や自身への疑い・無力感を体験したこと。その中で自分たちが大切にしてきた・していきたいものを考えたとき、「尊厳」という言葉に行き着きました。このいちばんの本質=「尊厳を大切にしあう」を新たな理念として、子どもの虐待、貧困、人身売買といった、世の中の様々な不条理にアプローチをしていきます。

    かものはしプロジェクトの法人活動内容


    2002年にかものはしプロジェクトが設立されてから、「子どもが売られない世界をつくる」をミッションとして、カンボジア、インド、日本で活動を続けてまいりました。

    そして、2022年6月に、ミッションを「だれもが、尊厳を大切にし、大切にされている世界を育む」に変更し、新しい出発を切っています。


    「子どもの人身売買」も「虐待」も「貧困」も、それらをとりまく様々な社会の状況と結びついていて、シンプルな解決方法はありません。虐待をとってみても、たんに虐待する人をつかまえればいいという話ではありません。大切にされない子どもの隣りには、他者を大切にすることが難しい親(大人たち)がいる。そうさせてしまう社会の仕組みがある。それらすべてに、包括的に目を向けなければ、うわべだけの、もしくは一時的な解決にしかなりません。


    私たちは、どんなに難しくとも「本質」に向き合い、根本的な解決につながることに取り組んでいきます。そして、「尊厳」を大切にしあう、強くやさしい社会を目指していきます。

    取り組む社会課題:『児童虐待』

    「児童虐待」の問題の現状  2023/10/30更新

    児童虐待の相談対応件数は年々増え続け、2020年以降は年間20万件を超えています。虐待は身体的、心理的なダメージを子どもに与え、その影響から将来にもわたって対人関係に難しさが生じたり、日常生活に支障が出たりすることも少なくないと言います。児童虐待は、20万件の先にいる一人一人の子どもの人生を大きく変えうる、人の「尊厳」に深く関わる問題です。

    「児童虐待」の問題が発生する原因や抱える課題  2023/10/30更新

    事業立案にあたり虐待の発生原因を調べると、一つの原因があるわけではなく、複数の要因が複合的かつ重層的に絡み合っていることがわかりました。虐待に至りやすいリスク要因として、若年妊娠や親の精神疾患、子どもの障害や育てにくさ、ひとり親家庭、経済的困窮などがあり、これらが互いに影響し合っています。しかし、リスク要因があれば虐待が発生するわけではありません。


    結局のところ一体何が虐待を引き起こすのか、課題を構造化しようと繰り返し試みた結果、合理的に解釈できる問題ではない、という考えに至りました。


    虐待事例から被害を受けた子どもの心情を想像すると、言葉になりません。同時に、虐待に至ってしまった親の背景を知っていくと胸をえぐられるような気分になります。その人がこの社会の中で消え入りそうになりながら生きてきた痛みや悲しみが、感じられるからです。「自分は誰からも気づかれない存在」と透明人間になる感覚や、「私ばかり大変なのに誰も助けてくれない」と世界が敵に見える感覚が私にも時折あります。それらが激しく増幅したような、いたたまれない感覚を覚えるのです。

    「児童虐待」の問題の解決策  2023/10/30更新

    虐待は決して肯定されるものではありません。でも、その人が認められたり大切にされたりしなかったことの先にその行為があるのではないか、児童虐待は「人との関わりの中で大切にされ合うこと」つまり「つながり」の欠如によって起きてしまう、構造的問題なのではないか、という仮説にたどり着きました。


    こんなに深刻な問題に、そしてそれによって苦しんでいる一人一人に固有の経験や背景がある中で、こんなにシンプルな仮説を提示することに、抵抗感も恐れもあります。ただ、何かを信じてみないと、進みだせない気がしたのです。私たちはこの4年間、当事者や現場で活動する人々から話を聞き、複数のプロジェクトを実施し、解を見つけようとチームでもがき続けてきました。そしてようやくたどり着いたこの仮説は、人が本来もっている優しさや温かさを根底で信じている私たちらしいものでした。だからこそ、信じてみよう。私たちは、昨年の秋に「社会の中に豊かなつながりを育むことにより、児童虐待が発生しにくく、虐待を受けた人が回復しやすくなる社会を目指す」ことを事業方針としました。


    そして、たくさんの支援者からこの問題をなんとかしたいという思いを預かっている私たちが、多くの先人たちが努力を重ね続けているこの領域で果たすべき役割は、既にある多くの力を10倍にも100倍にもしていくことだと考えました。まずは地域での事業を進め、中長期的には他地域にその学びを普及していくことや、政策に反映させ全国に波及させることを目指します。

    活動実績

    2002年
    カンボジア

    2002年

    (2002年~2018年)

    活動当初、世界の中でも「子どもが売られる問題」が多かったカンボジアにて、主に、

    ・子どもを買う人を適切に逮捕し罰することができる仕組みをつくるための警察支援

    ・家が貧しい女性に仕事を提供するための工房運営

    ・売られてしまうリスクの高い子どもを守るための孤児院の支援

    を行っていました。

    2012年
    インド

    2012年

    (2012年~)

    カンボジアで問題解決を続けてきたかものはしは、インドでの「性的搾取を目的とした人身売買」をなくすために、サバイバー(人身売買被害者)が自分の人生を取り戻すための「サバイバーに寄り添う」活動と、人身売買ビジネスが成り立たないような「社会の仕組みをつくる」活動の2つを現地パートナーと共同しながら行っています。

    2019年
    日本

    2019年

    (2019年~)

    活動の中心であるインドに加え、日本での児童虐待などの「子どもを取り巻く不条理をなくすため」の活動を行っています。

    具体的には、①現場での取り組み、②地域エコシステムに関わる取り組み、③全国ネットワーク・政策に関わる取り組みを活動の柱にすえ、「誰もが生まれてきて良かったと思える社会を共につくる」ことを目指します。

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