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更新日:2025/07/24
AIプロボノワーカー募集:食品ロス削減 をAI活用で実現!実証実験参加者求む!!
TPC
2025年08月11日に応募受付を再開予定です。
この募集の受入企業「TPC」をフォローして、
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基本情報

食品ロス削減を目指すスーパーマーケットのAI自動化プロジェクト。値札印刷、価格設定、データ分析等の業務をPython・AIで効率化し、日本初のAIドリブンスーパー実現を目指すプロボノワーカー募集中!
活動テーマ | |
---|---|
活動場所 | |
必要経費 |
無料 |
活動日 |
1週間~1ヶ月間 基本的に、本業の業務以外の時間で取り組んでいただきます。 |
募集対象 |
私たちが求める方 |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
AIプロボノワーカー募集:食品ロス削減 × AI自動化の社会実験に参加しませんか? 私たちについて
**iiMaquet(アイアイマーケット)**は、2018年に事業を開始した、普通のスーパーマーケットではなく、やむなく廃棄になってしまう食品達を救い上げ、もう一度光を当てる事業を行っています。
日本の消費者の目は大変厳しく、「賞味期限が近い」「少し形が悪い」「一部傷んでいる」等の理由で、まだまだ食べられるのに、やむなく廃棄になってしまう食品達が大変たくさんあるのです。私達は、それらを、もう一度、販売して、有効に活用する活動を行っています。
店舗名の由来は「うまいものは宵に食え」という格言から。今が食べ頃の食品(imaque)を、IT技術(it)でつなぐという願いを込めて、iiMaquet と名づけました。
業務の内容は、毎日トラックにて、回収して、値札を貼って、店頭に並べて、有人レジで販売するというもので、大半の仕事は、アナログ労働です。
取り扱い品目は、野菜、果物、お菓子、冷蔵品、冷凍品、肉、魚、パン、カット野菜、カットフルーツと多岐にわたっています。
中でも、お肉・魚、パン、カット野菜、カットフルーツは、当日消費期限の商品を当日仕入れるという大変タイトで稀な業務運営を行っています。
募集の背景私たちは現在、**「AIドリブンスーパーマーケット」**への進化を目指しています。
さらに、ダイナミックプライシングを目指し、冷蔵品は賞味期限ごとに棚にいれる、賞味期限ごとに割引率を変えるといった取り組みや、当日消費期限の商品は、時間ごとに割引率を変えて売り切るといった大変アグレッシブな取り組みを手作業で行っております。
少ないスタッフでフル稼働で業務を行っていますが、現状なかなか思うような結果には至っていません。
知識がないまま、工夫をして、アナログで取り組んでいますが手がまわらない状況です。一部値札作成をエクセルのマクロで効率化をはかっていますが、ほとんどはアナログのままで、まだまだ自動化、効率化をはかりたいと考えています。
以下の業務を自動化、省力化をはかりたく、今回の募集に至りました:
- 値札の自動印刷システムの構築
- 販売価格の自動更新・価格メンテナンス
- 特売品の登録・告知の自動化(LINE配信含む)
- スマレジAPIを使った商品登録・データ取得
- 売上や在庫のデータ分析
- 顧客行動分析とマーケティング自動化
- 日時に応じたダイナミックプライシングの実現
- AIを活用した需要予測システム
これらの自動化、省力化を実現して、スタッフが本来行わないといけない、業務(接客やロス削減の努力等)に力を注げるように、したいと考えています。
そこで、**AIやPythonなどの技術に明るく、社会貢献にも関心のある「AIプロボノワーカー」**を募集します。
あなたにお願いしたいこと次のような業務の自動化・改善に、自由なアイデアとスキルでご協力いただきたいです:
Phase 1: 基本業務の自動化
- 値札の自動印刷システムの構築
- 販売価格の自動更新・価格メンテナンス
- 特売品の登録・告知の自動化(LINE配信含む)
- スマレジAPIを使った商品登録・データ取得
Phase 2: データドリブン運営
- 売上や在庫のデータ分析
- 公式LINE配信の自動化・最適化
- 顧客行動分析とマーケティング自動化
Phase 3: 次世代機能の実装
- 日時に応じたダイナミックプライシングの導入
- AIを活用した需要予測システム
- 業務提案・RPA開発
必須要件
- プロボノ活動を理解し、責任感を持って進めてくれること
- 他のメンバーと協力し合いながら活動を進められること
- 何らかのソフトウェア開発経験があること
- AIでのコーディングを日常的に使っている方
- 月20時間以上の活動にコミットできること
働き方
- フルリモートOK(オンラインでの打ち合わせ中心)
- 長期・短期どちらも歓迎
こんな方を歓迎します(歓迎要件)
- AI技術に精通した方
- Pythonの開発経験がある方
- ChatGPT APIや各種AI APIの活用経験がある方
- JavaScript/TypeScriptでの開発経験がある方
- Power Automate DesktopなどのRPAツール経験者
- Selenium、Google Apps Scriptなどの自動化ツール経験者
- API連携やデータベース操作の経験がある方
- データ分析・機械学習の実装経験がある方
- Web開発(フロントエンド・バックエンド)の経験がある方
- クラウドサービス(AWS、Azure、GCP等)の利用経験がある方
- 社会課題解決に関心がある方
- 新しい技術にチャレンジしたい方
参加者の特典
店舗ボランティアスタッフと同様に、活動いただいた時間分のiiMaquetで販売している食品や商品をお持ち帰りいただけます(オンラインの場合は配送対応)。
あなたが得られるもの実践的な経験
- **「社会課題×テクノロジー」**という実践的なプロジェクト経験
- スーパーの業務自動化という実務に直結したAI活用のリアルな現場体験
- 食品ロス削減という社会貢献の実感と、お客様から感謝される喜び
スキルアップとキャリア形成
- 最新AI技術の実践機会
- スキルを活かして履歴書にも書ける実績作りが可能
- 小規模チームでの裁量の大きい環境
- 成果が直接見えるやりがいのある環境
コミュニティとのつながり
- 多様な年齢層(大学生〜60代)のボランティアスタッフとの交流
- 主婦・社会人・学生が活躍する温かい雰囲気のチーム
- 食品ロス削減という共通の目標を持つ仲間との出会い
1年後には、現在の店舗を大きく発展させて、日本初の本格的なAIドリブンスーパーマーケットを実現することを目指しています。
このプロジェクトは、単なる効率化ではありません。AIと人間が共存し、社会課題解決と技術革新を両立させる新しいスーパーマーケットのモデルを創造する挑戦です。
応募についてこんな方からのご連絡をお待ちしています
- 少しでも「面白そう」「手伝ってみたい」と思った方
- 技術で社会を良くしたいと考えている方
- 食品ロス問題に関心がある方
- AI・プログラミングスキルを実践で活かしたい方
応募方法
気軽にお問い合わせください!まずはオンライン面談で、プロジェクトの詳細をお話しし、あなたのスキルや関心に合った活動内容を一緒に考えましょう。
未来のスーパーを、AIで一緒に育てましょう。
企業情報
代表者 |
山中 善昭 |
---|---|
設立年 |
2005年 |
法人格 |
株式会社・有限会社・合同会社 |
TPCの企業活動理念
活動への想い 54歳、関西からの挑戦 - 食品ロス削減への道のり
16年間の百貨店員から起業家へ
私は16年間、百貨店で働いていました。その後、インターネットで中古本販売を始め、家電品、食品と取扱品目を拡大。売上も利益も順調に伸び、**「本で世の中に恩返しをしたい」**という想いから、ネパールや東日本大震災時の避難所13カ所に図書館を寄贈する活動を始めました。
しかし、経営が悪化し、倒産の危機に。どうにか倒産は回避したものの、社会貢献活動ができなくなり、悶々とした日々を過ごしていました。
運命の出会い - 2018年10月、人生をかけた決断
そんな時に出会ったのが**「食品ロス」**でした。
2018年10月、私は54歳で関西から単身東京に出てきました。
目標はひとつ。「食品ロス削減」を事業として成功させることでした。
「企業が利益の一部を社会に還元するCSR活動も大切だけれど、事業そのものを社会問題の解決につなげることもできるのではないか。食品ロス削減がビジネスとして成り立つなら、理想の仕事だ」
そう確信していました。しかし、現実は想像をはるかに超える厳しいものでした。
地獄のような始まり - 6-7割廃棄の現実
最初の半年間は、まさに地獄でした。
2トントラックで朝から晩まで走り回り、廃棄前の野菜・果物を買い集め、飲食店を一軒一軒回る行商のような毎日。
毎日、買い取った分の6~7割を捨てる日々が続きました。
お金を払って野菜や果物を買って、大半を捨てる。ただの廃棄の肩代わりで、何の生産的なこともない状況。食品ロス削減のはずが、自分自身が大量廃棄の元凶になっているという矛盾。
「垂れ流し業者」認定の危機
そして、ついに最悪の事態が起こりました。
行政から「垂れ流し業者」としての烙印を押される直前まで追い込まれたのです。
社会問題解決の事業をやっているつもりが、不良業者の烙印の危機に遭遇。これまでの人生で経験したことのない屈辱と絶望でした。
なんとか認定は免れましたが、本当にラッキーでしたとしか言いようがありません。
2度目の倒産の危機と同時に、社会的な信用まで失いかけた最悪の状況。あの頃の絶望感は、今でも忘れることができません。
小さな光 - マルシェでの手応え
そんな中、とあるカフェのオーナーさんが中庭を貸してくださいました。お友達を集めて、小さなマルシェのような販売会を開催。
その時初めて、入荷分の半分くらいが売れました。
完売とは程遠い状況でしたが、お客様が野菜を手に取り、「ありがとう」と言ってくださる瞬間の喜び。あの時の感動が、今日まで続ける原動力となっています。
ボランティアの原点 - 最初の「手伝いましょうか?」
実は、ボランティアスタッフの制度は、偶然から生まれました。
マルシェを一人で運営していた時、通りかかった方が「手伝いましょうか?」と声をかけてくださったのです。
手伝っていただいたお礼に野菜を持って帰ってもらったのが、ボランティア制度の始まりでした。
善意から始まった助け合いの精神が、今の活動の根底にあります。
コロナ禍での九死に一生
店舗での販売に切り替えた直後、コロナが勃発しました。
もし飲食店向けの行商を続けていたら、取引先の飲食店はすべて閉店していたでしょう。最悪の事態になっていたと思います。
ところが、逆にコロナ禍で外出を控える中、近所で安く食材を購入できる私たちの店舗に、たくさんのお客様にご来店いただけるようになりました。
まさに九死に一生を得た出来事でした。このようなラッキーに助けられて今があります。
看板のない小さな店舗から - 214円の初売上
野菜・果物の外での販売は夏場に限界がありました。約10坪の小さな店舗を借り、ついに念願の店舗営業をスタート。
看板もありませんでした(今もありませんが)。
店内にコンテナを並べ、道に出てお客様を呼び込む日々。最初のお客様に214円売り上げた時の嬉しさは、今でも鮮明に覚えています。「ここは何の店ですか?」と興味を持って入ってきてくださったお客様。
初日は、合計18人の新しいお客様に買っていただくことができました。これで、店舗での販売に自信がついたのです。
口コミで少しずつお客様が増え、売れ残りが減っていく実感。夏には冷蔵庫を導入し、冷蔵品も扱えるようになりました。
現在も続く挑戦 - 終わりなき戦い
物量の増加とともに、現在の店舗に移転。しかし、食品ロス削減の事業化は想像以上に困難です。
- 入荷が全くない日
- 大量すぎて処理しきれない日
- 予想外の商品構成
- 季節や天候による変動
目指している「廃棄0」は、まだ実現できていません。
毎日が試行錯誤の連続。増えたり減ったり、成功したり失敗したりの繰り返しです。経営的にも決して楽ではなく、常に綱渡りの状態が続いています。
それでも、この事業を続ける理由があります。
なぜ続けるのか - 人生をかけた使命
なぜこんなに大変な事業を続けるのか?
16年間の百貨店員時代、インターネット事業での成功と挫折、社会貢献活動への想い、2度の倒産危機...これまでの全ての経験が、この事業につながっています。
54歳で人生をかけて始めたこの挑戦は、単なるビジネスではありません。事業そのものが社会問題の解決になるという理想を追い求める人生の集大成なのです。
一つ一つの商品に込められた生産者の想い、そして捨てられるはずだった食品が誰かの笑顔につながる瞬間。これを知っているから続けられるのです。
派手さはありません。毎日の地道な作業の積み重ねです。
ラベルを貼り替える作業、冷蔵庫から商品を出す作業、レジでの接客。
でも、その一つ一つが確実に食品ロス削減につながっています。
ボランティアの皆様へ - 共に歩む仲間として
この6年間の経験で学んだことがあります。
継続こそが、最も大きな力になるということです。
一日だけの善意よりも、一週間に一度でも継続的に参加してくださる方の力の方が、はるかに大きな成果を生みます。
実際、当初マルシェを一人で運営していた時、「手伝いましょうか?」と声をかけてくださった方からボランティア制度が始まりました。手伝っていただいたお礼に野菜を持って帰ってもらったのがきっかけです。
善意から始まった助け合いの精神が、今の活動の根底にあります。
華やかな活動ではありません。時には体力的にも大変です。
でも、あなたの継続的な参加が、確実に社会を変えています。
私が54歳で人生をかけて始めたこの挑戦。一人では限界があります。
私たちと一緒に、食品ロス削減という壮大な目標に向かって、地道に歩み続けていただける方をお待ちしています。
あなたの力が、本当に必要なのです。
代表 山中善昭
2018年から食品ロス削減事業に従事
「廃棄0」の実現を目指して日々挑戦中