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更新日:2025/05/23
【農業×リフォーム】森の中の空き家をみんなの居場所にするボランティア
一般社団法人ZERO loneliness
基本情報
【農業×リフォーム】森の中の空き家をみんなの居場所にするボランティア
活動テーマ | |
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活動場所 | |
必要経費 |
無料 基本的には、最寄り駅(JR志賀)での集合をお願いしています。 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:月1回からOK 活動頻度:週0~2回 |
注目ポイント |
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募集対象 |
人数:10人(上限) 一緒に活動する人の年齢層について
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募集人数 |
0名 |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
活動詳細
・農業ボランティア
日本ではまだ栽培が進んでいないペカンは、樹齢1000年の木です。ペカンの森をつくるためにペカンの種植えからは始めています。専門家の指導のもと農業を行なっていきます。ペカン以外にも様々な野菜や果物を畑で栽培します。
・空き家リフォーム
森の中にある空き家の壁紙を変えたり、床を剥がしたり、床をはったり、物を片付けたりします。みんなが集まって楽しく過ごすことを想像しながら、みんなで安全に作業を進めていきます。
・ニワトリ小屋作成
比内地鶏、烏骨鶏などを育てるための小屋を作成します。孵卵器でかえったひよこから育てています。元気に育ってくれることを願い、獣害に備えて丈夫な小屋をつくります。
・BBQ場の設置
子どもたち、地域の方々をお招きするためにバーベキュー場を設置します。ピザ窯やベンチなども自作し、リラックスできる空間にしていきます。
・その他
薪ストーブで暖をとったり、ボランティアの空き時間に琵琶湖に足を運んだり、自分たちもバーベキューを楽しんだり、雪が積もったら雪だるまを作ったり、星が綺麗な夜はうっかり活動地に宿泊したり、楽しく活動を行なっています✨
活動の経緯
一般社団法人チームパッション代表理事の西村勉さんが「ペカンの森」の活動を強い想いをもって始めました。私たちはその想い、活動に共感し、本活動を進めています。
西村さんが「ペカンの森」の活動をきっかけは、西村さんご自身の原体験にあります。高校時代、不登校と引きこもりを経験し、近所の植木屋さんとの出会いが社会復帰の契機となりました。しかし、同じように悩んでいた友人を救えなかったという深い後悔と無力感。それが、西村さんの活動の原動力になっています。
西村さんは研究者として、長年にわたり、環境要因と人の心身の健康との関係を研究してきました。気象や宇宙天気、社会の空気感といった多様な「見えない環境」が、うつ病や自殺リスクに影響することを、科学的に明らかにしてきたのです。こうした研究の中で、辿り着いたテーマが「孤独」でした。現在は、孤独な人を早期に発見するためのAI技術の開発も進めています。
そして、西村さんは、早期に孤独を発見した人に対して、「居場所」と「自己実現」を同時に提供する場を創り出そうと考えました。
2021年、西村さんは京都の山間部にある古民家を購入します。きっかけは、娘さんが学校に通えなくなったことでした。子どもが気分転換できる場所をつくりたい——そんなシンプルな願いから始まりました。もともと農業が好きだった西村は、長寿命かつ高収益で知られる「ピーカンナッツ(ペカン)」に着目し、1,000年続く「居場所」を支える収益モデルとして、その栽培を始めます。
そして奇跡的に、大学時代の旧友であり、国内でも数少ないペカンの専門家である近藤友大先生との再会が実現。専門家の協力のもと、「ペカンの森」プロジェクトは本格始動しました。
「ペカンの森」は、単なる農園ではありません。孤独を抱える人々が集い、ボランティアとして農作業やリフォームに関わることで、"誰かの役に立っている"という実感を得て、自尊心を取り戻す場所です。
さらにこの場所は、さまざまな意味をもった「かえる」の可能性を持つ場所でもあります。
- 生き方に行き詰まった人が、「帰る」場所
- 都会的な暮らしから離れ、本来の自分に「立ち返る」場所
- ペカンの森をつくることで、荒れた地が自然に「還る」場所
- ニワトリを育て、「飼える」「孵る」場所
- 新たな生き方や価値観に出会い、自分を「変える」場所
- 森で育てた薪や花を手に入れられる、「買える」場
このように、「かえる」という言葉には、人生の再出発を象徴する多くの意味が込められています。「ペカンの森」は、そんな「かえる」場所として、すべての人に開かれた存在でありたいと願っています。
また、ペカンの森では、昭和30年代のような暮らし——鶏を飼い、畑を耕し、自然とともに生きる半自給自足的な生活も実践しています。現代の社会に適応しにくいと感じている方にとっても、「こんな生き方があるんだ」と知ることは、生きづらさの緩和につながります。会社や学校といった社会システムに依存しなくても生きていける——そんな選択肢があることを知るだけで、心が少し軽くなる人もいるはずです。
活動の前後にはアンケートを実施し、「孤独感」「幸福感」「自尊心」の変化を可視化。AIによる孤独感の検出技術と連動させ、社会的インパクトの科学的な証明にも挑戦しています。
ある参加者の高校生は、片道3時間かけて通いながら「ここが私の居場所」と語りました。その言葉に、西村さんは「もう後悔しなくていい」と涙したといいます。
「一番救われたのは、実は自分だった。」
「かえる」場所としてのペカンの森は、"後悔"から始まり、"共感"によって育まれ、今や多くの人の"希望"をつなぐ森へと成長しつつあります。孤独をなくすために、人と自然とテクノロジーが手を取り合う——「ペカンの森」は、そんな未来価値創造の最前線です。
過去から現在、そして未来
汗をかきながら、自然と触れ合いながら、楽しみながら、私たちと一緒にいろんな活動をしましょう!
あなたの勇気ある一歩をお待ちしています😌 その一歩があらたな未来を作り出します。
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
大学生A:
自然の中で、割と長い時間いるっていうのが日常的にはほぼなくて、その時にスマホとかの時間が減ったなって思った。居場所に、いろいろ面白いものがそこら中にあって。スマホを全然使わなくても幸せにいれれるみたいなところがあった。スマホをあまり使わない環境だからこそ、コミュニケーションが取りやすかった。多分前よりも絶対自己肯定感があった感じはある。
大学生B:
いろいろ新鮮なことに関われて、新しいことができるのが楽しい。いろんな方と交流できて、自分が体験していない話を聞けてすごく刺激を受けた。居場所があるよって言ってくれる場所があるっていうのを自分が知れたことも、寄り添ってくれる方たちがいるんやなっていうのは、結構嬉しい。いろんな生き方っがあるんやなっていうのが印象的でした。
高校生A:
今の自分自身について考える時間というか、自分と対話する時間は圧倒的に増えたように感じいる。自分を知っていくことって楽しいなって前以上に思うようになった。自分よりも長く生きてる人が多いので、会話する中で考える時の視点や仕方等がお手本になる。参加する前と後では、自分の周りにあるお手本の量が多くなったと思う。学校だけがその世界のすべてじゃない、学校に行けなくなってしまっても楽しく生きる方法とか、道はあるんだよっていうのを感じた。
特徴 | |
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雰囲気 | |
男女比 |
男性:40%、女性:60% |
法人情報
代表者 |
山口頂 |
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設立年 |
2024年 |
法人格 |
一般社団法人 |
ZERO lonelinessの法人活動理念
代表者(代表理事) | 山口 頂 株式会社Planetary Wellness共同創業者&代表取締役 Ph D |
私たちは、西村さんの想いに共感し、社会的孤立・孤独に悩む人たちを支えるための活動を行っています。
ペカンの森や居場所、AI技術を活用することで様々な気づきを提供し、ひいては孤独ゼロ社会の実現を目指しています。
ZERO lonelinessの法人活動内容
●使われなくなった畑を「ペカンの森」に!
私たちは、ペカンの森をつくっています。 これにより、畑の再生だけでなく、収穫したナッツを販売して地域の居場所を持続可能にすることができます。
●空き家をリフォームし、居場所づくり
「学校に行きづらい」「家にこもりがち」という人たちのために、古民家を改装して居場所をつくります。
学校以外でも学んだり、人と関わったりできる場所を増やすことで、孤独を感じにくい社会を目指します。
●「ものづくり」や「農業体験」ができる学びの場
農業、養鶏、木工、陶芸などの体験イベントを開催し、実際に手を動かして学ぶ場を提供します。
さまざまな世代が交流しながら学び合うことで、新しいつながりを生み出します。
●AIを活用した「孤独を見つける技術」の開発
「孤独や孤立に悩む人」を早期に発見するために、言葉の使い方から気持ちを推定するAIを開発しています。
AIを活用することで、さみしい気持ちを持つ人を早く見つけ、適切な支援につなげることが可能になります。
●ボランティアと協力し、活動を全国に広げる
ボランティアの方々と協力して、これらの活動をより多くの地域に広げています。
「孤独ゼロ社会」を実現するために、全国展開を目指しています!
※一般社団法人チームパッションと連携して活動しています。