基本情報
名古屋市瑞穂区・南区をメインに障がい児への水泳指導を行っています。年間48回、きょうしつカレンダーに則り、知的障がい児・身体障がい児・難病児・きょうだい児への水泳指導をしています。
活動テーマ | |
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活動場所 | |
必要経費 |
無料 活動場所までの交通費・駐車場代・プール入場料はご負担ください。 |
所属期間/頻度 |
活動頻度:月2回~週1回 ◎頻度 |
注目ポイント |
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募集対象 |
◎必須条件 一緒に活動する人の年齢層について
子どもたちもいろんな年代、いろんな個性を持っている子がいます。 |
募集人数 |
5名 |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
募集の経緯
最初は大人2人、子ども1人の小さな教室でした。そこから、少しずつ子どもが増える中で、障がいの程度によって障がい児の水泳教室すらも追い出されてしまう子や距離的な問題から名東区にある障害者スポーツセンターへ通えない子がいることを知りました。
いるかきょうしつでは、重度知的障がいでも、半身麻痺で歩けなくても、障がい児や難病児のきょうだい児でも、子どもたちが楽しく過ごせることが一番です。
しかしながら、そのためには、大人1人で子ども2人または子ども1人が安全に行える限度であること理解しています。
そして、そこへ保護者の方に入っていただかずにできる方法を考えたとき、やはり多くのボランティアさんの力が必要だとの結論となりました。
※いるかきょうしつでは、保護者の方が1時間でも休める時間を取って欲しいとの想いから、保護者の方は入水していません。
ボランティアさんに、お願いしたい事
ボランティアさんにお願いしたい事と銘打っていますが、私たちもボランティアです。しかしながら、来ていただいてご自身のしたいように活動されることは困ります。
そのため、以下のことをお願いしたいです。
①絶対に手も足も口も出さない
例え、子どもたちがあなたの意に子どもたちが沿わなかったとしても、絶対に、叩く、蹴る、踏む、つねる、怒鳴る行為は行わないでください。一度でもそういった行動があった場合には、ボランティアを辞めていただきます。
子どもたちの多くは、話したくても話せない子です。お話しできても、思っていることを口にすることができません。大人にされた嫌だったことを保護者の方に伝えることも難しいです。
また、あなたの行動を子どもたちは口にできないとき、腹が立った時、子どもたちが手を上げることがあります。つねることもあります。それでも、手も足も口も出してはいけません。
頑張ることができたとき、泳ぎ切れたときにはたくさん褒めてください。子どもたちと信頼関係を結び行っていくことしかできない活動です。まずはこの点を必ず守ってください。
②横に広がらず順番を守って行ってください
活動の場所は公共施設。そして、子どもたちが今もその先も利用するのも公共施設。その中で、周りの人と共生していけるように指導しています。そのため、練習中は横に広がらず順番を守って一列になって周りの人にぶつからないようにサポートしてください。
また、いつも一定の気持ちではないため、どうしてもできない時には無理にやらせず、力で押さえつけず、先輩ボランティアさんに助けを求めてください。
③お手洗いに一緒に行く
練習の途中、子どもたちはお手洗いに行きます。
その際、周りに声掛けをしてから子どもと一緒にお手洗いへ行ってください。
④お着換えの様子を見る
練習前、練習後、子どもたちの中には自分でお着換えができるように練習し頑張っている子もいます。
そのため、お着換えの見守りをお願いします。
(保護者の方には、お着換えと送迎に関してはお願いしてありますが、自分でお着換えできる子に関してはボランティア側で見守りをお願いします。)
⑤出席ノートに今日頑張ったことを記載する
いるかきょうしつでは、頑張ったことを記載し、子どもたちにシールを貼ってもらったらレッスン終了です。
そのノートに子どもたちの頑張ったことを記載してください。
障がい児との交流は、信頼関係でしか成り立ちません。子どもたちはきちんと大人のことを見抜いてきます。
そして、お話はできなくても、私たちの話していることは伝わっていることがほとんどです。
そういった点を理解し、配慮しながら、楽しいプールの時間を現在、過ごしています。
体験談・雰囲気
特徴 | |
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雰囲気 | |
男女比 |
男性:30%、女性:70% |
団体情報
法人格 |
任意団体 |
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いるかきょうしつの団体活動理念
障がい児にも、楽しい水泳を。
愛知県内には、少ないながらも障がい児への水泳指導をしている団体があります。
しかしながら、今でも障がい児や障がい者へ対して強い口調で暴言を吐いたり、水中で足を踏んだり、ビート板を投げたりする教室も0ではありません。
しかし、そうした"厳しい指導"があっても、愛知県から知的障がいのパラリンピック選手は出場していません。
私たちいるかきょうしつでは、障がいを持っていても、病気を持っていても、ひとりの人として尊重したい。
そして、プールを嫌いにならず生涯スポーツとしてずっと続けて欲しい。そう心から思っています。
生涯スポーツとして続けるために。
いるかきょうしつでは、水泳指導以上に大切にしていることがあります。
障がいを持っていてもずっと大好きなプールを大好きなままでいて欲しいことから、プール利用者の皆さんと共生していけるよう、プールのルールを守って使うことも指導しています。
・プールサイドは走らないこと
・プールへ飛び込まないこと
・お手洗いはトイレですること
・時間が来たらプールから上がること
健常者であれば当たり前のことでも、そうでないこともあります。
しかし、そういったことがひとつづつできるようになると、他にもいろんなことができるようになります。
バタ足や背浮き、平泳ぎのキック、ワニさん・・・など。
そういった小さな成長を一緒に楽しめたら嬉しいなと思っています。
その先も。
そういった指導もしていく中で、輝く才能を発揮する子もいます。
そういった才能も摘むことなく伸ばしていくことができるよう、パラリンピック等ももちろん視野に入れながら活動しています。
無理に行うのではなく、楽しい活動の中で、その子その子の得意を見つけ、伸ばしていく活動をしています。